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ノブレス・オブリージュ

2011年11月07日 | 雑談
先日
知人の弁護士と話す機会がありました。

初めに言っておかないといけないことは
僕はこの弁護士のことを嫌っているわけではなく
きちんと評価していますし、仲もいいです。
なので話しているときは笑顔ですよ

こいつはいわゆる人権派弁護士というやつです。
法テラスの絡みだとか、国選弁護士だとか
社会的弱者の裁判なんかを積極的に受け持っています。

ただそういう人はえてしてお金がありません。

弁護士費用を分割払いにしてあげたり
持ち出しになることも珍しくないとか、

ですが、
「弱い人たちのためにこそ弁護士は動かないといけない」と熱っぽく語ります。

いい話だと思います。

でもね
ある依頼者は借金苦でヤミ金への対応を依頼したそうです。
ヤミ金が家に来た時のために、僕も一回同席したことがあります。

依頼者は借金まみれでどうしようもない状態だったそうです。
弁護士費用は後払いでしたが
結局もらっていなかったそうです。
僕が出張費用などを請求した時も立て替え払いしてくれました。

その依頼者が本当にヤミ金苦から解放してもらった代金さえ困るほどの惨状だったのでしょうか?
冷たいようですが僕はそうは思いません。

さて
この男、
人間としては良いと思います。

ですが経営者としてはどうでしょう?

僕の事務所はよく『良心的な価格設定ですね』と言われますが
決して自分の生活を削ってまでご奉仕しているわけではありません。
もちろん、できる限りの低価格で最高のサービスを提供しようという気持ちはあります。
ですが同時に『これ以上は下げられない』というラインも存在します。

なぜ彼がそういう事務所経営ができるかといえば
家が先祖代々からのものすごい金持ちだからです。

つまり自分で稼ぐ必要がない、生活が破たんする心配がないからです。
そして稼いでいないにもかかわらず社会奉仕活動にも熱心です。

彼は『立場に応じた責任がある、生活の心配がないなら弱い人を支えるのは義務だ』という考え方の持ち主です。
ヨーロッパ系の貴族的な思考回路ですね。

話しているときには「お前どんだけ上から目線なんだよ(笑)」とか
「金持ちの娯楽か?」と茶化しますが

ノブレス・オブリージュ=立場に伴う責任
という考え方は確かに必要だと思います。

余ってる金なら社会のために還元することも必要ですし、
どうしても身動きの取れない人のために
社会から支えてもらってる金持ちが自分の身銭を切るのも
恩恵を還元するという意味では大切だと思います。

上から目線なのはあると思いますが
それで助かっている人がいるのもまた事実です。

気に食う食わないじゃなく
社会的に必要な思考であることは確かなんじゃないでしょうか?

ちなみに立場に基づく責任として僕の場合は
自分にしか助けられない人を助けるため、自分にしかない能力を駆使しているのです。

「お前の事務所はそういうことはしないのか?」
と聞かれれば
「金持ちでないので無理です
と答えますので
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