内村特殊法務事務所、ただいま営業中

免許取消の回避&軽減、つまり免許停止にしたり処分無しにすることに関しては日本一を標榜しています。

ピンホールを射抜くのだよ!

2011年11月11日 | 交通違反
その昔、名作漫画シティーハンターの主人公冴羽りょうが
一発目が貫通した穴めがけて2発目以降を正確に射ち抜くワンホールショットというのがありました。
高精度の銃を使えば現実でも可能だそうです。

弓道には『継ぎ矢』という現象があります。
一本目の矢の真後ろから刺さって一直線に繋がってしまうことです。

どちらも精緻な積み重ねの上になら実現可能な現象です。

そしてF1などのレーシングマシンはちょっとしたことでトラブルを起こして止まってしまいます
それは高次元でバランシングされているほど少しのズレで取り返しが付かなくなってしまうのです。

つまり
針の穴を射抜くような正確な攻撃をするには
打ち出す土台がより精密でなければならないという事です。

さて
今回の意見の聴取、
御依頼者様の免許取消歴という重大要素を聞かされていなかったため、
職務上の秘密の部分もあるので詳しくは書けませんが
こちらの主張のいろんな部分が微妙にずれる仕様になってしまっているのです。
一ヶ所や二ヶ所じゃありません。
全体に霜降り上に危険ポイントが散らばってる感じです。

聴聞官とのやり取りは
気分はロシアンルーレットです

内心「そこ・・・気づくなよ」と思う部分もありますが
気づかれたならそれ用のフォローを入れて、
気づいているがこっちには言わないのか、
あるいは気づいていないのか、
少しずらして気付かせるのがいいのか
完全スルーの方がいいのか
聴聞官の心理を読みながら
軽減の楔を打ち込んでいくわけです。

今回のやり取りで綱渡りだったのは
本来1年間の免許取消を180日の免許停止に軽減する事が目的だったわけです。

しかし現場で、前提条件となる『目的』の部分が
3年間の免許取消をまるっきりナシにすることに変わりました。

流用と融合と分割と刷新と添加と転化
ちなみに『変更』は使いません。
聴聞官によってもベストな選択は変わります。

自画自賛ですが
今回の聴取の成功は僕以外には不可能だったと思います。

そして聴取も終了、
2時間ほどの休憩の後
処分が言い渡されます。

待っている間、ご依頼者様は努めて明るく振舞おうとしますが
やはり緊張感が見て取れます。

やがて休憩後
事務作業に当たっていた警察官が長机を並べ初めました。
「これより処分通知書をお渡しします」
およそ40人ほどいた待合室に緊張がほとばしります

ちなみに
軽減や処分内容の変更がある場合は
最初か最後に呼ばれる事が多いです(例外もあります)

一人、また一人を呼ばれてはうなだれていきます。
いつもながら恐ろしい光景です

僕らはまだ呼ばれません。

そうこうしているうちに
あんなにたくさんいたほかの処分対象者も
とうとう残り2人になりました。

まず一人の方が別室に呼ばれました。

その5分後くらい
僕らも別室に呼ばれました。

結果は

今日の免許取消は一旦ストップ、
で、もう一度審議しますとのこと
ひとまず今この場での免許取消はナシになりました。

もう一度の審議後にいい結果が出るように
じつはまだ出来る事があるのです

「聴聞官は何か言ってた?」と気になりましたら
「休憩後は基本的には聴聞官には会えません。ただ帰るときに警察官から『いい腕してるね』と言われました
と答えますので、

↓に応援の一票よろしくお願いします
人気ブログランキングへ人気blogランキングへ

内村特殊法務事務所・新HP
http://www.seiki-office.com/


内村特殊法務事務所
http://homepage2.nifty.com/guth/