そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

段位認定チャレンジその7 試験

2016年05月30日 | 段位認定


 結局、金曜日は練習せず、5月は22日の講習会1回きりでした。

しかし、講師の模範打ちと自分の模擬打ちの録画をほぼ、毎日観て、イメージトレーニングをしたので、実際の試験当日に

四つ出しの初めから巻き棒を使うことと、生舟に入れるときの所作については教えて頂いた様に修正することとしました。

また、気温と湿度が高くなりそうなので、44~45%の加水率をおおよその目安とすることにしました。

 

5月28日、船橋の嫁の実家に久しぶりに顔を出し、義父と「正雪 純米大吟醸」180mml、「正雪 純米吟醸」180mmlを二人で飲んでこの日の前祝としました。

痛風の発症以来、アルコールを絶っていたため、以前は5合くらいは飲めたのに、1合でも結構ハイテンションで盛り上がりました。

でも、明日のことを考えて、9時には風呂に入って、就寝しました。

 

5月29日(日)7時に起床、朝飯をいただいて、7時30分いざ出陣!!

途中、コンビニで昼飯の弁当を購入し、8時30分会場に到着。

勝手がわからず、うろうろしながら、更衣室を発見し正装に着替えて、9時に受付、9時30分から開会式です。

井月庵の受験予定は14:10開始なので、開会式を終えると、待ち時間となります。同行いただいた妻が、一緒に居てくれるかと期待しましたが

「そんなに待てない!!」と一蹴 帰ってしまいました。

一人なんとなく、不安な気持ちでそわそわ。

更に、開会式で「今日は遠方からの受験者もいます。(井月庵のこと)落ちたら、わざわざ来たかいが無いから。」とお話し頂き、プレッシャーがかかります。

二段の方の試験を見学したり、ビデオ録画したりしていましたが、40分の制限時間が迫ると受験者は一様に慌ただしく、見ている方も疲れます。

とても3回も見ていられない(見てるだけで疲れて、精神衰弱してしまう)ので、2階の畳の部屋で「仕掛け人藤枝梅安」さいとうたかを(マンガです)を読んで精神統一。

おにぎりとサンドイッチで早めの昼食を済ませ、荷物を試験会場に搬入して本日3回目(初段1回目)を上の空で見ていました。

 

いよいよ、井月庵の番、「本日、最後の試験です。頑張ってください」とのお言葉に益々そわそわ。正直、開始して、水回し・こねを終えて手を洗っている時も「何か忘れモンしてるような気分」

丸出しを55cm~60cmまで思い切って出して、本のしを簡単にしようと反って手こずったり、のしでも気が急いて、2回もシワを伸してしまいました。

切りも余り揃いませんでしたが、まあ、何とか40分の制限時間に、片付けまで終了。 「ひやー、どうにか終わった!!」が正直な感想。

 

結果は、「初段認定」されました。!!ああ~よかった。 こんな日記書いていてダメだったらマジへこむ。

 

閉会式に合わせて、嫁が会場に来てくれました。

日頃の行いが悪いので、冷たくされても仕方ないです。来ていただけるだけマシです。嫁の実家でもう一泊したかったのですが(祝い酒を飲む)、「私は明日仕事!」とこれまた一蹴。仕方なく、静岡の自宅まで車を走らせました。

でも、帰りの運転は嫁さんがしてくれたので、井月庵は、試験後の興奮冷めやらず、助手席で、あーでもない。こーでもないと試験を振り返ってひとり話し続けました。

静岡から、千葉まで受験しに行った熱意を買われて、「ご褒美点」を貰えたことと、練習会で、懇切丁寧にアドバイスをいただいた千葉手打ち蕎麦の会の皆さん、スタッフだけでなく、受験者の皆さんも気さくに接していただけたこともあり、井月庵も合格できたと思います。本当にありがとうございました。

 

「現在の、自分の技能を客観的に見て頂こう」と始めた段位認定チャレンジですが、チャレンジを通じて、更に技能アップも図れたと感じましたし、知らない土地で、知らな人とも気軽に打ち解けることができて、「こういうのも楽しい!」と思うようになりました。

「三段くらいまで行けたらいいなー」などと勝手に。来年も続けて見ようかな。

 

ご褒美に、「千葉県名産 落花生の詰め合わせ!!」を頂くことも出来ました。やった~

 

9時に帰宅して、冷蔵の奥に隠しておいた、取って置きの日本酒で、ひとり祝杯をあげました。

 

一合だけだけど。

このお酒は、祝い事にはもってこい。というか、ハレの日でなと飲めない特別な華やかな香りと味わい。

ひとりしんみり飲むには向いてないけど、ひとりでウキウキ飲むにはいいかも。

「ほんとに、千葉手打ちそばの会のスタッフ、受験者の皆さんに会えて良かったなぁ~」

 

月曜は、嫁に言わずに有休を取っていたので、笑点の録画を見たり、昨日の試験の自撮り見たり、採点表から、井月庵の弱点を読み取ったりしてのんびり。

井月庵は「水回し」と「のし」が余り良くないようです。特にのしは「ぎりぎりセーフ」

イケルと思っていた切りも「まあ、何とか」

ヨサゲなのは「こね」、「準備」、「片付け」、「総合評価」には「遥々来たね」が加味されていると思いますが、麺の並べ方アドバイスが効いているみたい。

 

「水回し」と「のし」なんて、重要中の重要! それが、イマイチとは・・・ああ、まだまだ「蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々」は続きそうです。


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