そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

のし寸法と厚さの関係

2015年06月08日 | そば打ち道具

先日いただいたコメントに、1kgでも65cm~70cmに丸のしする旨を教えていただきました。

そこで井月庵なりに考察することとしました。

井月庵は、「井上 明」さんのそば打ちの本を読んで始めた為、のし工程の確認は、大きさではなく、厚さを優先していました。

具体的には

本延しの目標厚を1.2or1.5mmとして

四つ出しの目標厚は全体2mm

丸のしの目標厚は5mm程度

地延しの目標は8mm程度

という具合です。

 

さて、丸のしの目標厚を5mmとした場合、その直径は・・

R=√4A/π   A= 1.2×G/t G:そば粉の重量(水含まず)、t:厚さmm

から計算すると、1000kgの場合、 直径は57cm ということになります。

 

1000gを65cm~70cmに丸出しするとすると・・その厚さは3.8mm~3.3mm

もちろんこれは、あくまでも、均等なのし厚の場合であり、水の加水量により異なるので、目安という事になりますが。

 

平均3.6mmの円形を2mmの矩形、もしくは正方形に四つだしするとすると、その寸法は一辺80cmになります。

直径67.5cm、厚さ3.6mmを、一辺80cm、厚さ2mmの四角にするということです。

直径57cm、厚さ5mmを一辺80cm、厚さ2mmの四角にするのと比較すると、均等な厚さを素早く得るためには、「丸のしが大きい方が有利である」という事は理解できそうです。

ただし、肉分けに余裕がない分、「上手なひとなら」という事でしょう。

あと、80cm角の斜長は113cmになるため、四つだしの時に、気を付けないとのし板からはみ出ることになります。

のし板が120cmあれば問題ありませんが。

 

というわけで、自分なりに、丸は大きい方が良いけど、のし板や、打ち手の技量でとい解釈とします。

 

 少しまじめに考えてみました。


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