そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

段位認定チャレンジその3 そば打ちの大きさ

2016年04月18日 | 段位認定

以前は、1回に1kgから1.25kgのそば打ちをしていましたが、段位認定チャレンジのために昨年の12月から700gのみのそば打ちです。

拙い経験上から申しますと量が少ないと麺の長さを確保するために注意をしなければいけません。

200gとか300gでは、地延しから手で四角に伸す方が適当と考えます。

さて、700gの場合、地延し、丸延し、四つだし、本延し、畳みの各段階で厚さと大きさの関係を事前に決めて置けば、見切りも早くなると考えました。

エクセルで作成したものです

試験要項には「8枚だたみでも12枚だたみでも麺の長さが確保されていればどうでもいいよ」と書いてありますが、

そこは日本人、8枚、12枚と言う数字が書いてあると、そのどちらかという選択肢しかないように考えてしまいます。でも

700gを8枚だたみにすると、下の欄の通り、80cmにのしても20cmにしかなりません。

と、いう事は700gの場合は6枚だたみが適当と考えます。

 

さて、各段階の大きさですが、どこかで急激に厚さが変化すると、調整に手間取ると思いますので、出来る限り緩やかな厚さ変化を考えて票を作成しました。

地延しで40cm、丸出しで53cm、四つだしで斜長75cmを目論んでそば打ちをしてみました。

実際にやってみると、

700gで40cmの地延しはとても薄く思い、実際には30cmで丸出しに移りました。

丸出しも50cmで四つだしに移行しました。

四つだしを行って、斜長71cmとなる予定でしたが、5回転がしたのがイケなかったのか、結果的に80cmになっていました。

麺棒の長さが、90cmと110cmにしていますから、巻のしのどの段階で110cmの巻棒を使うかのタイミングは打つ量によって決定されると考えます。

肉分けして、一辺が64cm・・・結果的には計画通りになります。量が少なければ、厚さ調整も楽なので、幅出しして72cmにしました。

感覚で伸しますが、コンベックスで測ると計画通りなのが驚きです。

結果的に、本延しで82cmにして、均等に厚さが揃っていれば、これで1.5mmということになります。

計画通りののし寸法のため畳んだサイズも計画どおり。

かみさんに茹でてもらうと、汁が少なくてちょっと残念ですが、今回はサクラエビのつまみ上げが入っているのでまあ良しとしましょう。

1.5mm四方とはいきませんが、こんなもんで許してもらうとして・・

 

計算と実際が整合している様です。

あとは、丸出しを大きくするべきか、四つだしを軽く済ませるか、700gではどちらでもいいというのが答えの様ですが、

1.5kgでは丸出し60cm優先がいいのかもしれません。1kgはどっちだろう。

次回、700gで60cmの丸にして見ようと思います。

 

 

 

 

 

 


段位認定チャレンジその2(ついに申し込むのか!)

2016年04月05日 | 段位認定

全麺協のHPを2月の中から2日おきに確認していたが、一向に試験申し込みの案内が更新されず、5月末に予定されている千葉での案内が解らずじまいでした。

何気に仕事で忙しかったりして、井月庵には不釣り合いな状況の3月を乗り切り、4月に入り「まだかな~」と昨年の他所の申請要綱を見ていてふと思い至ったのが、

「そうだ!各協会組織にもHPがあるんじゃないのか!?」

ということで、早速検索すると、有りました。(*^^)v

申請要綱は3月末にアップされていました。

 

初段位認定チャレンジ、「やめちゃおうかなー」とモチベーションゲージが赤色で点滅して来た時期であり、踏みとどまることができました。

3月は1回しかそば打ちして無いのですが、蕎麦前の肴が春めいて

なまシラス:頂き物のお裾分け。

タケノコ:例年イノシシにいいところは食べられちゃうのだけれど、おかげで竹藪がジャングルになるのを防いでくれてる?日曜日に3時間ほど山に掘りに行きました。いっぱいとれた。「やっぱり旨い!」

サクラエビ:今年は豊漁らしい!昨年の半値。とは言っても高級品。生と茹でを半パック、これまた頂き物のお裾分け。

 

こいつで一杯やりながら、段位認定制度の申し込み用紙を記入して、『よーし、挑戦しましょう』と再燃する

 

練習不足? 息子のドラゴンクエストビルダーズにハマって寝不足。


素人そば打ちの技能チャレンジその1

2016年01月21日 | 段位認定

本やDVD等を参考に自己流でそば打ちをしてきました。

2年前から公民館のそば打ち講習に参加したり、そば祭りを見に行くなどして少しづつそば打ちのネットワークが広がってきました。

今年は、そば打ちの技能が客観的にどの程度なのかを確かめたいと思うようになり「段位認定制度」にチャレンジしてみようと思います。

ということで、まずは「初段」チャレンジ

 

静岡のそば打ち同好会に参加されていて、先だっての駿府匠宿で知己を得たNヶ谷さんのお宅を訪問させていただくことにしました。

非常に熱心に蕎麦打ちに取り組んでおられる方で、先達に受けた恩を返すかのように井月庵にお話くださいました。

朝9時から始まって、結局飯も食わずに、16時まで。

途中、トイレをお借りした以外、二人で打ち場に籠ってご教示いただきました。

不躾の塊の井月庵は、「もう帰りなさい」と言われるまで「大丈夫だろうと」思っていましたが、先生も一向に嫌な顔をされず、ただただ、熱心に質問に答えてくださいました。

17時ごろになって、「じゃあ、700gで打つのを直接ご指導願えませんか?」というとんでもないお願いに、快くOK

いや、内心は「こいつ何時まで居るつもりなんだ」と思っているのでしょうが、おくびにも出さず!!

 

姿勢、所作、そして蕎麦の太さについて念入りにご指導を受けました。

その後、家で2回、検定そば打ちをしてみました。

以下は、井月庵の現時点で、思い至ったことです。

今まで時間にとらわれず、好きなようにだらだらと打っていた蕎麦が、変わってきました。

早く打つという事は、上手に加圧してしっかりのすことであり、雑に打つという事では無いと体感しました。

また、見切りを素早くすることの重要さが必要そうです。

 

素人そば打ち段位認定制度には、ある程度の型があるようですが、型の意味を理解して、実践してみることで第三者の評価を受けるということは、良い悪いは別にして楽しみでもあります。

何とかコンテストとか、自己顕示欲の発露かと鼻白む向きもありましたが、八兵衛の町塚さんが、「なんで手打ちそばをやるか。」

「旨い!って褒めてもらいたいから」と闊達にお話しされるのを聞いたら、「そうだ、もっと素直でもいいんだ」と思い至った次第です。