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【感謝のおたんじょうびLive】

2007-05-04 | ・Live



4月30日。横浜・STORMY MONDAYで行われる、
マック清水の生誕を祝う、
「小川美潮 MACおたんじょうーライヴ」に、

セーボーもついでにおたんじょうびするから来なさい。

と、Liveの2日前に突然マック清水から連絡が来た。

ついでにセーボーのおたんじょうびするから来なさい。
というフレーズで、Liveの誘いを受けたのは初めてだった。

だからよくわからずどーしたものかとしている間もなく、
とにかく、俺(マック)だけでなく、セーボーもおたんじょうびするから、
唄うのかって?とーぜんだろ、おたんじょうびだぞ、まじゃとにかく
来たら1曲唄いなさい、とりあえず1曲、で、何、何唄う?...早く決めなさい、
ほれ何でもいーから、早くきめ、えなに、ホームアゲン?
って何だっけ、あーあー、なんてったっけ、あの女な、あーキャロルキングな、
アイツな、もーいーババーだろーアイツ、ババーの曲ジジーが唄うんか、
でなんだそのあのババーのソレ、そータペストリーな、あれに入ってるやつな、
美潮しってる?あしってる、持ってる?タペストリー?おー!
セーボー美潮しってるって、って当たり前だろって?
知らないわけないだろってか、おーそーかそーだなキャロルキングだもんな、
キャロルキング知らない美潮ってシュールだなー、あり得ないか、
よしわかった!じゃソレやんのな、ソレ唄うのな、はいはい、
そんじゃえーバンドのみんなにそー言っとくから、あそーだ当日リハやるから、
セーボーもリハやるから、5時半でいーや、じゃ待ってるから。

とゆー見事なマック清水の嵐のような攻撃に、
何も逆らう事も出来ずのままマックに洗脳されたように、私は、その日、
いきなり、リハから参加する、やる気満々のゲスト出演歌手になっていた。

ココだけのハナシ。

実はさ、俺ヒトのバンドのLiveで、ゲスト出演して唄うのって、
基本的に苦手でさー。
何か、そうゆう時の俺は、どうしてればいーのだろーかわからない。

まー、ここ最近、まったくLiveやってなく、なれてないというのもあるんだろうけど、
なこといおーが、その時はとうぜん俺は歌手だから、ステージのセンターで唄うわけだから、
飛び入りで登場して、それだけでかなりもー図々しー野郎だなー、
とか自分で自分をそんなふーに思っちゃったりしちゃうんだもんよ。

自分のLiveだったらそんな事1つも思わないけど、こうゆうゲスト出演して唄う時の自分とゆーのは、
ホントのところ、まず、そのステージでも客席でも、どんな態度でいたりすればいいのか、
どんな感じでいれば、バンドの邪魔にならず迷惑にならず、その空間の中で、
イー感じの全体の中の1人としてその仲間としてとけ込める事が出来るんだろーか?
とか考えちゃう俺。

まして、私は友人が少なく、正直、ここ最近、ぞくぞくかぞく以外のバンドで、そんなふうに唄った事もなく、
いくら昔馴染みの美潮とマック清水のいるバンドでも、その他バンドメンバーの半分以上は初対面だし、
Ma*Toはミキサーだし(笑)、しかも、いきなり俺までたんじょーびを祝うから1曲唄うなんて、
そんな図々しーゲストこの世にいるのか?

貴様それでも歌手か!

と言われそうでも、事実そーゆーふーになってしまうんだから仕方ない。
そんな中でもそんな事もバレずなほどに私はそんな時でもなんだかんだ
その場の人たちにずーっといー感じで唄いおどりコナセてわいたんだから。
だけど、いっつもそーゆー時の私は、まずもってそーゆー感じの中であることが多い。

しかし。である。

この日のLiveは、そんな私のビジョンを裏切るほどに引き裂くほどの、
ぞんなやらしー心配も不安も恐怖のこれっぽっちもまったく必要ない、
それわそれわ私にとって、思わず涙こぼれ落ちるほどの、
とてもとても素敵なもんだったんだスわ。

それは、そのバンドだけでなく、そのお客さんもその店の人も、とにかく
その日その場にいたすべての人たちが、あまりにも素敵だった。

あんなに優しくあたたかく迎えられるとは思っていませんでした!
すいやせん!

でまたココだけの話だがな、実はな、
唄ってて、嬉しくて、こみ上げてきそうになってしまってまいった。

でもそのまま、私はその優しさにおもいっきし甘え、Live終えても、
帰らずずーっとその店ではしゃぎまくっていたんだけど。

今、こーやって思い返すと、けっこーハズい。

な自分のことばっかもーいーわけで、なにしろ、
本当に良いLiveだったし、良いバンドだったし、良いお客さん、良いお店だったし、
その中にいられただけでも、とても幸福だった。

久しぶりにみる美潮は、「歌い手」として貫禄が滲み出てきてて、
そのますますの存在感は、Liveをみながら、大したもんだなー、やっぱ女はすんげーなー、
と感激させられるほど、しっかり美空ひばりだったし(笑)。
でも、美潮のそんな姿をみれて、同じ「歌い手」として、とにかく、
とてもとてもラッキーだった。
この日の体験は、今の自分にとって、とてもとても新鮮で、
とてもとても大きな意味のあるものだったから。

マックよ。呼んでくれてありがとな。
その俺への有無もいわさずな強引なる見事な攻撃、誘い、その深く強い優しさ、
おめーも大したもんだわ。

そしてこの日のさらなる収穫。

自分のやろうとしてることが、はっきり見えてきた。
自分のやりたいことが、はっきり見えてきた。

自分のLiveのための。

それは要望どうり期待どうりの姿ではないかもしれないけど、
動き出してる。今自分の中で。はっきりと。


ステージ上でもらった可愛い花束は、今も枯れずに俺の部屋でエロい。



Photograph + offer = トーサツ・王・ヤーホソ