レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

改作BADEND8「変な仮面3」

2009-04-23 22:10:14 | 小説
改作BADEND8「変な仮面3」

 改作BADEND8「変な仮面2」に続きます。

 「木太郎くん、
あの仮面本当にトイレにあったの」
 もとこはしつこく訊く。
 「僕は本当にウンコはしてないですよ」と
 木太郎は違う疑いをかけられていると
思ってそう答える。
 「そう」と
 もとこは考え込む。
 「ということは、オオシマが」
 「先生、オオシマさんがどうしたんですか」と
 おちたが訊いた瞬間、
 もとめの顔は青ざめていた。
 おちたが振り返ると、
そこには斧を持ったオオシマが立っていた。
 「やめなさい。オオシマ」と
 もとこは言うが、
 オオシマはもとめに近寄る。
 もとめはその瞬間逃げたが、
オオシマはもとめを追いかける。
 そして、玄関から外へ出たもとめの後を
オオシマは追っていった。
 「先生、どうなってるんですか」
 「木太郎くん、あの仮面は憎しみの仮面というのよ、
あの仮面を一度被ると、
憎い人間を殺すまで我には返らないの」と
 もとこは冷静に言ったように見えたが、
アスカと永久にはもとこの目は笑っているように見えた。

 その後、2階のアユメの部屋で
アユメの惨殺死体とヒトメの自殺した死体が、
 そして、屋敷の近くの原っぱでは、
同じく惨殺されたもとめと自殺したオオシマの死体が、
それぞれ発見された。
(終)


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