「フローズン・リバー」

FROZEN RIVER　　　2008年

＜ストーリー＞
カナダとの国境の町

ぼろっちいトレーラーハウスで暮らすレイは、
新しいハウスの手付け金を支払うが、夫が残金を持って蒸発

残された車で彼の出入りしそうなところを探すが
見つかったのは、車だけ

しかも、居留地（先住民）に住む娘ライラが盗んだと言う

彼女はその車で不法入国の手引きをしていた
中国人、中東、カナダ人etc.



支払いの期日が迫り、お金の工面に困ったレイは、行き詰って片棒を担ぐことに

フローズンリバーを夜中に往き帰る

幾度か成功しここで終わりに、と思うときバレて・・・

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いつバリバリっていうか見てるほうはヒヤヒヤものでしたアセアセ
零下数十度ってめっさ凍る

レイにはふたりの息子
ライラには引き裂かれたベビーがいて
ふたりの母性がおたがい共感できて、

最後はそうか

途中、息詰まって救いようがないようですが
おわりはフムフム、って


ハッピーもの続きでちょっとガクンとシリアス

しんどくないときに見たほうが良いかも

ショーン・ペン「Uターン」

オリヴァー・ストーン監督と言えば「プラトーン」のイメージが強いんですけど

これは出てる人物は少ないし（ただ、よく見ると名優さんがいっぱい）、
といって人間のエゴをここまで掘り下げるかって

「Uターン」　　
U TURN　　　1997年



＜ストーリー＞
マフィアに指を切られ、追われているボビー（ショーン・ペン）は、
ラスベガスに向かう途中、アリゾナの砂漠の真ん中で車が故障する

修理のために分かれ道をスペリアという町の方へ
～町の入り口には「Uターン可」（よそ者は引き返せの意味）と書いてあったけど～

運よく修理屋を見つけて車を預け、のどの渇きを潤すためにレストランへ行くが
その前に、
美人のグレイス（ジェニファー・ロペス）を目にし、ふたりは彼女の家へ

レモネードを飲もうとしたところへ夫が帰宅
あわてて、町に戻り、

飲み物を買いにグローサリーショップへ
するとそこへ強盗が、
女店主が銃で撃退するが、カバンに入れてた大金も銃弾に当たって粉々に
彼の所持金は手持ちだけになってしまう

どうしようもなく、早く町を出たいボビーは車屋に戻るが
修理代をふっかけられ、払えない

そんなとき、グレイスの夫ジェイクが彼女の保険金目当てに殺人を依頼する

あと一息のところで、今度は妻から夫を殺して欲しいと頼まれ
家の床下にある大金を目当てに裏口から忍び込む・・・・・


負の連鎖が最後は破滅の道へと進む

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誰の言うことも信じられないけど
お金が必要なボビー
安請け合いもはなはだしいが、それが次のアクシデントと続いて

町で声をかけられたいかがわしい盲目のインディアン系先住民
彼の言うことが、善から悪へと転落することを示唆していたのも
人間のもってる明暗だってことか

最後はここまで行くか、的な終わり方で、
ちょっとイラ感はありますが
ショーン・ペンの
ちょっと頼りなさげも良くって

ハッピー続きの映画の後だったんで、面白かったですね

リブ・タイラーもほんのワンシーン出てて
男と女のチンピラも、へぇ～って思うようなふたりだったし

わたしはなんかお得感ありましたけど
～まあCS放送だったから・・～

「13 ラブ 30 」と「のら猫の日記」

「ダイアナの選択」とこの２本続けて女性映画です
けっこう、みんな

「13 ラブ 30 （サーティン・ラブ・サーティ）」
13 GOING ON 30　　2004年


＜ストーリー＞
13歳の誕生日を迎えたジェナは、イケてる女子グループに入りたいけど入れない

友人マットからもらったドールハウスの魔法で
目覚めると、望みどおりの大手雑誌キャリアウーマンになってる

13歳から30歳までの記憶がないジェナは
マットを探し出して事情を聞くが・・・

ジェナ・・ジェニファー・ガーナー
マット・・マーク・ラファロ

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楽しい映画でしたね13歳の時に夢中だったダンスが「スリラー」とかそりゃぁ20年近く経ってるもんナ(笑)

無邪気な30歳のジェニファーがカワイイ

　　　　　　
そして、
「のら猫の日記」
MANNY & LO　　1996年



＜ストーリー＞
マニー（スカーレット・ヨハンセン）は姉のローとふたり、車に寝泊りするノラ猫のような生活
食べるものが必要になると組んで万引き
転々とするうち、ローは妊娠
知識のない二人はベビー洋品店で働いていたエレーンを誘拐する

ところが、彼女は匿われているうち同情し、
協力的になっていく

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10才のこども心が素直でええよ
それと、エレーンのキレイな気持ちもええわ

２本とも幸せになる映画でした

「ダイアナの選択」

今まで見た映画で何が一番好き？って聞かれるようになってから
（～本当は「ウェスト・サイド・ストーリー」、でも余りにも古すぎるんでテヘッ～）

最近では「スター・ウオーズ」って答える
それでも、初めの作品はもう30年以上も前になる

衝撃的で面白かった印象が・・

で、シリーズ中、唯一映画館で見た「スター・ウオーズ　シスの復讐」
ダース・ベイダー誕生の秘話でした

ヘイデン・クリステンセン、やっぱりキレイ、
好きなんだけど、あんまり活躍してなくて・・

「海辺の家」「ニュースの天才」おススメです

さて、
「ダイアナの選択」です
THE LIFE BEFORE HER EYES 　 2008年

＜ストーリー＞


高校生のダイアナは気ままな生活を送っていた
でも、まじめなモーリーンと友だちになり
いつもふたりは一緒

この日もふたりがトイレでおしゃべりしていると、
外からマシンガンの銃声が
そして銃を手にしたクラスメートが入ってきて
「ひとりだけ殺す」
と脅される

ふたりの答は・・・

結婚し、子供ももうけ、しあわせな家庭のなかで
ダイアナは、トラウマに悩まされている



あの時の選択は正しかったのか？
その意味がずっとつきまとって・・・

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いやあ見事です
最後まで見ても、はあ？？？って、騙されちゃいました

90、91、92、三婆

数十年も行ってなかった花園町あたり
ナビを駆使して、クネクネ、やったー！到着

母の友人ふたりをピックアップして松原まで
ふたりともとっても元気や

シャバ（m(__)m）に居るのと居ないのと・・・

思いの外早く着いたのに、母は
「遅かったなあ」、って待ってたみたい

大親友のおばあちゃんＫは、はじめっから泣きモードに入ってて
おおおぅ・・・

しばらく３人で話してたけど、様子を見に行ったら
「Kさんは？」ってKさんに聞いてる

ビックリやで

母「なんやあんたちょっと顔変わったで」
Ｋ「なにゆうてん、さっきから喋ってるやんか」
母「よう似てるけど、Ｍさんかな、とおもてたわ」
Ｋ「よう言わんわ」
母「ちょっとほっそりして、髪の毛も真っ白になったさかい、あれ？って思ってたんや」

２年ぶりに会ったふたりだったけど
もうわたしゃ、おいおい！

ただ、もうひとりのおツレさんはすぐにわかったらしい
と言うのも、
「あんたちっちゃいからな」

「こどもの日」の三大婆の楽しい１日でしたわちゃんちゃん

三浦しをん・著「まほろ駅前多田便利軒」

三浦しをんはわたしには２作目

１作目は「風が強く吹いている」

まほろは多分まほろば、あるいはまほらのことかな？
って、後述の解説・鴻巣友季子さんは書いてるけど

その意味は
～住みやすいすばらしい土地を表す古語～
らしい

でも、この駅の表側と裏側はずい分と様子が違って
裏側は自称コロンビア人の娼婦がいたりする

題名にもなってる多田は何でも屋

ペットの一時預かりから、代理でのお見舞い、こどもの塾の送り迎え、片付け、
果てはヤバイことまでに首を突っ込む

行天とは高校の同級生、
偶然出会い多田の居候となって仕事の手伝いをする

　　　　　

と、これがけっこう面白くって
しかもふたりが肝が据わってて、小気味良い

そして、人情ありで

わたしはGOODです


今、まさに映画やってるけど
読みながら、瑛太と松田龍平、そのまんまって感じやけど
これ、逆キャストだったら面白かったかも

ゴールデンウィークのおでかけは？

最近はお出かけもめっきりと少なくなって
すっかりと「映画オタク」になっちまいました


ゴールデンウィークも通常営業で(^_^;)
日々の勤務（？）は、母が入所している老人保健施設へ

その母の友人ふたりが、あさって訪ねにきてくれることになり、

ひとりは幼いころからの友人でお付き合いは
85年くらい

そのおばあちゃんとは3日にあけず電話する仲

３人はついこの前まで、白發中、と麻雀をやってたダチ

90さいのおばあちゃんたち３人と、おじいちゃんが麻雀してる図って^m^プッ
で、ふたりのおばあちゃんたち、電車で来るって言ってたけど・・

途中もしも、・・・・

結局送り迎えを夫に頼んで行くことに

それがわたしの唯一おでかけかも

「マイ・ビッグ・ファット・ドリーム」

MY LIFE IN RUINS　　2009年
in ruins:①廃墟となって、荒廃した　②（計画、人生などが）だめになった
～そういうことかと、とっても納得(^_^;)～

それと日本題名の、ビッグ・ファット：大げさな、って意味らしいです
fatっていうとすぐ、太っている、みたいなイメージしちゃいますが

＜ストーリー＞
大学教員をクビになったジョージアは、
やむなくギリシャでツアーコンをしている

古代歴史に傾倒する彼女、ついつい客に歴史を熱く語りすぎて
評判が良くない
（ここは教室じゃあねえ(笑)）

この４日間のツアーを最後にやめる決心をしながら
参加した客たちから本当のケフィ（情熱）を知らされていく

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ハッピーな気分

ひげもじゃのドライバーがイケメンに変身していく様子や

妻を亡くしはじめてひとりで参加したアーヴ
（リチャード・ドレイファス・・彼、とってもお腹が・・）

万引き癖のおばあちゃん

離婚したムンムン熟女

足の悪いおじいちゃん夫婦・・・

と、ツアー客はユニークで笑えるメンツが揃って

画面はギリシャの遺跡をまわり、太陽は燦々
行きたくなっちゃいました

映画は楽しくってしあわせになります

「キッズ・オールライト」

梅田のシネ・リーブルで
方向音痴のわたしはいっつもムダに歩いちゃって
今日も、やっぱりガードマンの兄ちゃんに一度確認

焦る～アセアセ・・テクテク

THE KIDS ARE ALL RIGHT
＜ストーリー＞


ドクターのニック（アネット・ベニング）とジュールス（ジュリアン・ムーア）は同性愛者
ふたりの子どもと共にしあわせな家庭生活を一緒に送っていた



ジョニは18歳、もうすぐ大学に
レイザーは15歳

姉弟は、ふたりの精子ドナーを探す



探し当てた父親（？）ポールは、会ってみるとこれがけっこう話のわかる良いおじさん
今まで、ふたりの母親から受けた教育とはまた違った魅力があって、急接近していく
　　
母親たちも物分りの良いフリをするが
ひょんなことから、ポールはジュールスに裏庭のガーデニングを依頼して

そして関係を持ってしまって・・・

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これ同性愛者でなかったら、普通の浮気話なんだけど

このふたり、深い愛情で結ばれて
親子４人一生懸命良い家庭を作ってきた

こどもたちもその思いをよく理解できてて
プライドも高いし、信頼もあって
とっても優秀な家族関係

そんなとこへ侵入者が入り込んで、
今までの生活を揺るがしてしまう

平和だった家庭が、それぞれ価値観が変わっていって

と、けっこうひきつけられましたね
それとセンスが良くって、画面がきれい

アネット・ベニングは家長役で髪の毛もショートで
仕草もマニッシュ

ジュリアン・ムーアは文句を言わず家長に従ってる、
それで、最後は裏切っちゃって、みたいな・・

しっかり者の長女役は、「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカ

最後ちょっとうるるしました