
2019年 CS
<あらすじ>
ある夏の日、青田に囲まれたY字路で少女誘拐事件が起こる。
事件は解決されないまま、直前まで被害者と一緒にいた親友・紡は心に深い傷を負う。
それから12年後、かつてと同じY字路で再び少女が行方不明になり、町営住宅で暮らす孤独な男・豪士が犯人として疑われる。
追い詰められた豪士は街へと逃れ、そこである行動に出る。
さらに1年後、Y字路に続く限界集落で愛犬と暮らす養蜂家の善次郎は、村おこし事業を巡る話のこじれから村八分にされてしまう。
追い込まれた善次郎は、ある事件を起こす。~映画.comより
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※ネタバレあります
題名からして、ちょっと危ない恋愛ものかと想像してて
全く違ってミステリアスストーリー
豪士(タケシ・綾野剛)は、母親がアジア系で日本になじめなくて差別受けてて、息子も内向的で、屈折した性格、
生きづらさを感じてて
事件が起きて、私見ですが、犯人は別に居るんやろ、って
彼は、追い詰められて焼身自殺します ~それでも、いや、ぬれぎぬやろ~
次に連続殺人事件が起きて、
都会から、妻を亡くしてひとり暮らしだった善次郎(佐藤浩市)が戻ってきて養蜂を始め、
限界集落の村おこしに向けて動き出そうと、
町の長老たちは賛成したのに、結果怒りを浴びて村八分
唯一共に居てくれた愛犬レオ(シェパード種)だけが温もりを与えてくれてて、
長老が来た時にレオが噛んじゃって、出歩くことを禁止されて、やっぱり追い詰められて
なんともツラい話
1.罪
2.罰
3.人
って、パートがあるんですけど
結局人って孤独になるとやりきれなく、生きる意味も見いだせなく、自滅して・・
「村」のイメージが・・・
緑豊かな空気のきれいな田園風景と、真逆で
みんな、「楽園」を求めて彷徨うやなあ、って
本質的に悪い人はいなくて、環境、人間関係・・・ですね
監督が瀬々敬久:「悪人」「ロクヨン」(未見)、「糸」「春に散る」「ラーゲリより愛を込めて」・・
原作が吉田修一:「悪人」「怒り」・・
行方不明になった少女の友だち役が、杉咲花、
ずっと、なんで自分だけ生きてるんやろ、と思っててしんどい人生
事件はたくさんの人を巻き込むんやね
深刻な作品でした
いっぱい、問題提起された感じです
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