踏青_徒然日記

徒然なるままに日暮しキーボードに向かいてよしなしごとを...

菊枯れる

2006年12月14日 | 俳句
菊枯るるふくいくたる香持ちしまま

<この俳句の作句意図>
枯園の片隅に最後まで残っていた菊が枯れ始めた。近寄ればまだしっかりと残る菊の香にわずかな枯草のかをり、
ふと想うのは、かのシラノドベルジュラックが最後のときに〝これだけは天国まで持ってゆくのだ”と言った男爵帽の羽飾りである。
この菊も、最後の最後まで気高さを失いたくないのだろう・・・
コメント
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