お世話になった工務店さんへ

久々の札幌訪問。
昨日は二人で札幌の設計事務所時代にお世話になった工務店さんへ、顔を出しに行きました。

その工務店さんは札幌の南区のはずれに土場を持っていて、
今ではほとんど手に入らない広葉樹の無垢材や古材なども保管し
昔ながらの墨付け・手刻みといった職人技で木造住宅を造るのが得意でした。

工期短縮や生産効率を重視した機械加工（プレカット）と違い、部材を選ぶ事から始まって
加工法の確認、現場での変更や追加打合せなど、小さな事を一つずつ確認し合って築き上げる手技の世界は
大変でしたがとても勉強になりました。

貴重な経験をさせてもらった修行時代。そこで出会った多くの職人さんや業者さん、
お客さんはかけがえの無い財産だし、その人たちのお陰で今があります。


いつかお世話になった人達と、また一緒に仕事が出来るきっかけを作るのが、
今後の自分たちに出来る恩返しだと思っています。
マイペースですが、急がず焦らずコツコツと、がんばっていきます。


写真は全然関係ないけど、コインパーキングで見かけた柿の木。
柿がなるなんて旭川じゃ考えられません。さすが札幌。