goo blog サービス終了のお知らせ 

Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

遊星王子

2018年07月10日 | 書籍・映画・音楽
先日からの話題で「遊星王子」熱が再燃してしまった。そこで堪らずBlu-rayソフトを購入してしまう。「遊星王子」との出会いは30年前、TV大阪の深夜放送に遡る。番組編成の気まぐれか、TV創成期、昭和30~40年代のTV特撮番組をやけくその様に深夜枠で放送していた時期があった。当時はTV放送が実験的に24時間放送を試みていた時代。それまでは深夜2-3時頃には各局とも放送を終了していた。しかし深夜枠はスポンサーもつかず、実験的に環境ビデオを流したり大長編映画「ナポレオン」をかけたりと各局とも好き勝手していて面白い時期でもあった。しかし、それらお洒落な映像、実験放送を蹴散らして眠気を吹っ飛ばすパワーで遊星王子は大阪ローカルエリアに向けひっそり放送された(厳密にいえば各局の24時間放送とは関係ない)。1958年の本放送から実に30年ぶりの80年代に日の目を見たことになる。これは貴重とVHSテープに欠かさず録画を続けていた。最近になって久しぶりに観返してみたくなったが今となっては当時のVHSは気楽に再生できる環境になく、また、大切なテープライブラリの一部は借りパクされたまま手元に戻ってはこなかった。今回購入したディスクには第一話から第十一話までが収められていた。「遊星王子」の醍醐味は何といっても第一部「遊星王子編」といわれる1話完結シリーズに凝縮されている。つまりこのディスク1枚に遊星王子のエッセンス全てが盛り込まれているともいえる。また、TV大阪の再放送ではカットされていた「プロローグ」も収録されており、遊星王子が地球に来たお間抜けな経緯が説明されていた。ざっと説明すると200年前、地球偵察に来た王子は慣れない地球に円盤操縦を誤り木曽山中に墜落。木曽のダム工事の発破振動で目を覚ます(200年間気を失っていたらしい)。地球の悪を滅ぼすとの決意のもと銀座の靴磨きとなり情報収集に励む。遊星王子が立ち向かう対象は野球賭博やギャングといった街のチンピラが対象のよう。Blu-rayの高画質で観る遊星王子は、やはり期待を裏切らなかった。脚本、ストーリー展開、アクション、セリフに役者の表情や立ち振る舞い。合成エフェクトにSE、ジングル、キャメラに至るどれもこれも信じられないクオリティー。どこから突っ込んでいいのやら。「なんだかお母さん頭が痛くなってきたわ」(マグマ大使 第一話より)。再放送当時、一緒に熱狂した大学時代の親友にもBlu-rayソフトをもう一枚買ってしまった。まあ、そういうことです。
遊星王子さわり

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 京都市青少年科学センター | トップ | 四条大橋 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

書籍・映画・音楽」カテゴリの最新記事