サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

生命って何だ?

2017-06-03 16:00:36 | 日記
「私は肉体ではない。私のものなど何もない」――これが皆さんが知るべきことです。
「私はだれか?」と自らに問いなさい。
皆さんは「私は『私』である」という回答を得るでしょう。
この真理を理解し、体験したなら、だれも皆さんを苦しめることはできません。
自分はただの人間にすぎず、神と自分は別個のものだ――という二元論的な感覚に浸っている限り、苦しみから逃れることはできません。
私とあなたは別のものである――という感覚は、皆さんが作り出したものです。
「私」と「あなた」が結合すると、「私たち」になります。
けれども「私たち」+「神」は、不変なる「神」となるのみです。
「私」と「あなた」は常に変化し続けます。25/12/03

ポニョ:ずっと前にあんたが霊的な道を歩み始めたきっかけについて話してくれたよな。アメリカの黒人の女性がガンになって亡くなったんやけれど、その時にガン検査したその女性の細胞が研究所で培養されていて、その女性が亡くなった後もまだ、その女性のものやったガン細胞だけは生きているって。それがきっかけで生命って一体何かなって考えさせられたんやろ。

ヨシオ:そんな話をしたよな。随分前の話やな。俺がまだ二十代の頃やった。俺の嫁さんが妊娠して日々、お腹が大きくなっていくのを見ていると、一体嫁さんのお腹の中の子はどこからやって来たんかなって疑問に思い始めたんや。それで生命って何かなという素朴な疑問を解決しようとしていろんな本を読み始めたんや。その中の一冊の本の中に、1951年に、ヘンリエッタ・ラックスというひとりの女性ががんで亡くなられたんやけれど、彼女の体から採取されたガン細胞はその後も生き続け、「HeLa(ヒーラ)細胞」と呼ばれて、世界中の研究者によって培養され、ポリオワクチンの開発を含む、さまざまな医療的発見に利用されているんや。そして驚くべき事に、その増殖された細胞の量は今までの累計で20トンもあるんやで。

ポニョ:20トンってすごいよな。人の体は50キロとして、その400倍もの重さの細胞が増殖されたんか。それってビックリこくよな。どこからそんな増殖出来るエネルギーが来るんやろうか。

ヨシオ:俺はその本を読んで頭の中が疑問だらけになったんや。それまで何も考えずに生きて来たけれど、それ以来生きるって何かなとか、死ぬって何かなとか、人は死んだらどうなるのとか数え切れないくらいの疑問が出て来たな。そして南アフリカだったかな、心臓移植に何度も成功した医者がいて、新聞を賑わしていたんや。そして心臓を提供した人の遺族は、私の娘の心臓がまだ生きているといって喜んでいたのが印象的やったな。また心臓を提供された人も、あなたの娘さんは私の中でまだ生き続けていますなんてコメントをしてたな。

ポニョ:知っているぜよ。その話は。その外科医は黒人の心臓だけを取って白人の患者に移植するんや。だから人種差別だと言って批判されていたぜよ。

ヨシオ:南アフリカでは貧富の差が激しいからな。金持ちはほとんど白人やしな。それでもし、その女性の心臓に意識があったとしたら、その人には二つの意識があるって事になるやろ。

ポニョ:それってややこしいぜよ。最近、横浜の近くで双頭の蛇が見つかったんや。でも頭脳が二つで胴体は一つなので上手く動けないから、ほっといたら死んでしまうって言ってたぜよ。

ヨシオ:でもババさんのアシュラムの礼拝堂の裏に、いくつか頭があるペットを飼われていたで。いつもお一人でマンディールの裏に行かれるから何をされているのかなと思って付けて行くと、なんと蛇に餌をやっておられたんや。それも幾つか頭がある蛇や。その蛇が穴から出て来て餌をもらうと、ハワイアンダンスのようにクネクネと踊って、ブキやけれど可愛い蛇やったとヴィジャヤさんが言ってたな。

ポニョ:あゝ覚えているぜよ。そのエピソードの事は。何百年も生きている長生きしてる多頭蛇やろ。それでその蛇の一つ一つの頭には、綺麗な宝石が付いていたんや。

ヨシオ:そんな話やったな。話を戻すと、俺はそういうふうにして臓器を一つ一つ他の人と入れ替えたら、どの時点でその人がその人でなくなるというか、その人が他の人と入れ替わるんじゃないかなという疑問を持ったんや。

ポニョ:ババさんは、人の体の全ての細胞は七年で入れ代わると言っておられるよな。

ヨシオ:そうやったな。自分が肉体で、しかもそれを構成している細胞であれば、いつの時点で自分が自分で無くなるのかなって考えたんや。

ポニョ:あんたが考えそうな事やぜよ。おいらは昔、おいらは、いつおいらになったのかなって考えた事があったぜよ。だって親父の精子と、おっ母の卵子が結び付いて受精した時においらになったのか、それともお腹の中にいる時に脳みそが発達し、突然ある時点でおいらがおいらと自覚したのか。それともオギャーと泣いて生まれた時なのか。一体いつおいらがおいらになったのかなって考えると寝れなくなってしまうんや。

ヨシオ:それは嘘や。ポニョは布団にもぐり込んだら一分も経たないうちにいびきをかいて寝るやないか。

ポニョ:ハハーそうでした。

ヨシオ:人として生まれて来て基本的な疑問、つまり自分は一体誰なのかというような事を、自分でそれまで一度も考えて来なかった事に気が付いて、愕然とした記憶があるな。

ポニョ:だってそういう人として知らなければいけない基本的な事を、学校では絶対教えてくれないもんな。倫理社会の時間では、ギリシャの哲学者の話やらを先生はしていたけれど、ただの知識として覚えなければいけないだけで、全然自分の頭で考えるような時間じゃなかったぜよ。日本の教育は詰め込み教育で、先生に教えてもらった事を、100%間違えずに答案用紙に書ける生徒が東大に行けるんや。そういう教育で育ったら、自分で考える癖なんて付かないから仕方が無いけれど。

ヨシオ:日本の最高学府を卒業した学生達を見ても、判で押したような、同じような学生を輩出してるもんな。

ポニョ:それって、「金太郎飴のようにどこを切っても同じ顔」っていうんやぜよ。でもその時に、自分は一体誰なのかという疑問を持って探求したからこそ、こうして宇宙の大元の神サイババさんに巡り会えたんやぜよ。良かったでゴンスな。

ヨシオ:その一件以降、このブログで何度も紹介したけれど、エリザベス キュープラロスの近似死体験いわゆる、ニアデス体験の話やらを何度も読み返し、やっと俺は肉体では無いと頭の中で確信出来んや。

心臓麻痺の患者が救急車で運ばれてきた。医師と、看護婦は蘇生のためにあらゆる手段を講じていた。
その甲斐あって、息を吹き返した。そして、自分が、死んでいた間、身体から抜け出した自分が、天井から蘇生のため医師たちが奮闘しているのを見ていた。
そして、それらを息を吹き返してから、医師たちにそっくりそのまま伝えた。
その時、医師がどんな色や柄のネクタイまでしていたかや、看護婦の履いていた靴の色までも覚えていて皆を驚かせた。
というのも、その患者は生まれながらの盲目だったからである。


ポニョ:そういや以前あんたは、時々、魂が体から抜け出す体験をするって言ってたぜよ。そういう体験が、自分は肉体ではなく、その中に宿っている魂だと確信させたんやろな。

ヨシオ:俺がまだ四歳に手が届きそうな頃に、親父が病で亡くなったんや。それ以来俺は優しかった親父が恋しくて、自家中毒という精神的な病気になって何を食べても体が受け付けないんや。それで大きな注射を毎日のようにされて栄養を血液の中に直接入れていたんやけれど、その注射針が異様に大きくて刺す時に痛いんや。俺はその時に注射針を見るのではなく、意識を何処かに持ってそれに集中すれば痛いはずの注射針が痛くなくなったことに気付いたんや。それ以来、自分の意識を体から離す事が出来るようになったんや。でも、最初はそれは突然やって来るんや。でもだんだん自分で意識的に出来るようになったな。今ではルッドラムを唱えている時に意識だけがどこか違う所に行ってしまうな。

ポニョ:おいらもそうやぜよ。ルッドラムを唱えている時に、この後どんな料理を食べようかなとか意識がそっちの方に飛んで行くんや。

誕生も死も幻想が産み出したものです。
この世では毎日、たくさんの生き物が生まれ、死んで行きます。
誕生と死は、時と定めにしたがって起こります。
生まれてから死ぬ までの間、人は肉体に惑わされ、肉体レベルでのさまざまな関係を築きます。
人は自分を肉体と同一視し、「私」や「私のもの」という感情に心を奪われます。
これは重大な過ちです。
肉体が存続している限り、皆さんはだれかしらと関係があります。
ひとたび肉体が朽ち果 てたなら、その関係はどうなりますか? 
真の結びつきは、アートマ(真我、内なる神)のレベルで存在するのであって、肉体のレベルでは存在しません。
生まれる前、だれがだれと関係がありましたか? 
死んだあとはどうなりますか? 
実際には、誕生も死もブフラマー(妄想)の結果 であり、ブフラマー(妄想)のために、皆さんはブラフマー(神)を悟れずにいるのです。
浮き世の網にかかっているために、高潔な原理を理解できずにいるのです。25/12/03