ポニョ:どのようにして、インド古代のサンスクリット語のお祈りであるヴェーダが、お袋さんの認知症に効いたんやろか?
ヨシオ:霊的な観点から見ると、人の身体は実は三つあると言われているんや。それらは、肉体、霊体、神体があるけれど、その中でも神体が本当の自分で、アートマンとも呼ばれていて常に神的エネルギーを放射しているんや。肉体は、誰でも知っているように、母親のお腹の中で形成されているやろ。でも、6000年前にいたヴィヤーサという聖者は、遺伝子操作によってたくさんのツボの中で受精卵を培養し、百人の兄弟を作ったことがあるんやで。
ポニョ:昔の試験管ベビーは壺の中で作ったんや。
ヨシオ:でも産まれたのは全員男やったんや。どうしてそんな事ができるかって言うと、ヴィヤーサは、男女の産み分ける霊的な秘密を霊眼によって知っていたんや。その秘密を今回、出血大サービスで公開しましょう。
ポニョ:出血大サービスって、あんたはいつまで経っても天神橋筋商店街から抜けられないんやな。
ヨシオ:ヴィヤーサは、それをガルーダプラーナという本にしたためたんや。というわけで、少し内容を紹介すると。
先ずは、受胎の秘密から。
二ヶ月間お父さんの精子の中で過ごした霊体は、受精後更に十ヶ月をお母さんのお腹の中で過ごし計十二ヶ月かかって、この世界に生まれ変わってくるんや。しかし、お母さんのお腹の中での、最初の五ヶ月はゼリーの塊みたいなもので霊体はまだ意識は持ち合わせていないんや。それゆえ、本当に大事な胎教は、妊娠五ヶ月目を過ぎてからなんや。その時に、ホラームービーを見たり、パチンコ屋などの悪いバイブレーションのところに出入りしたり、人の悪口を言ったりすると、生まれてくる子供に影響するんや。
皆さんが悪いことのために感覚を使えば、皆さんに生まれる子供たちも悪い心を持つようになります。
ですから、悪いものを見ず、悪いことを聞かず、悪いことを語らないようにしなさい。
昔の人々は、身ごもっている婦人が悪いものを見たり聞いたりしないように、注意を払っていました。
彼らは妊婦に、神の神聖な物語を話して聞かせ、良いものを食べさせ、善い知らせだけを伝えるようにしていました。
彼らがそうしたのは、母親が善い感情を持っていれば、生まれてくる子供もまた善い心を持つようになることがわかっていたからです。
両親が犯した罪は、間違いなく子供たちにも影響を与えます。5/7/01
不道徳な映画を見ることは性格形成の上で悪影響を及ぼします。
お母さんのお腹の中に入っている赤ん坊にも影響を与えるのです。
不幸なことに、生まれたての赤ちゃんやお母さんの子宮の中にいる赤ん坊にも悪い想念が影響し、そしてその赤ん坊が大きくなると、そのときに受けた悪い想念が増大してもっと邪悪な人間となってしまうのです。
青い山の夏の薔薇p103
ヨシオ:先ほど、霊体は十二ヶ月かかってこの世界にくると言ったけれど、特別な場合を除いて、人が死んだ時も同じように十二ヶ月かかって霊の世界に戻って行くんや。
ポニョ:それって肉体を脱ぎ捨てた霊は、その人のことを思うと、すぐに光より早くその人のもとに行けるのと一緒やぜよ。つまり霊は時間や場所に制約されないんやろな。
ヨシオ:だって霊体の構成物は、人の想念の力と基本的に同じなんや。
想念はきわめて強い力を持ちます。想念はその人の死後も存続続けます。それゆえ心に悪い想念を抱かぬことが大切です。24/5/90
受精が最初の生理日から数えて七日以内の場合、利己的な低いレベルの霊が宿ると言われておる。この場合、男女どちらが生まれるか分からないんや。
さて、8日目以降やけれど、8日目に受精すると男の子が、9日目は女の子という様に、偶数日は男の子が、奇数日に受精すると女の子が生まれて来るとガルーダプラーナで述べられているんや。
ヨシオ:ヴィヤーサは、この創造の秘密を知っていたので、百人の男の子をつくれたんや。鋭い人なら気が付いていると思うけれど、これでは女の子の方が出生率が少し低くなるんや。でも、それは出生後の死亡率が男の子の方が高い為なんや。
ポニョ:それって上手くできているよな。でも双子の場合はどうなるんやろうか?
ヨシオ:男と女の双子が生まれる場合は、時間差で日付けが変わる前後に受精したか、前に述べたように七日目までに受精したと考えられるんや。もちろんヴィヤーサ仙は、遺伝子操作にも長けておったので、XとY遺伝子をうまく組み合わせて、男のみを造ったという可能性もあるけれど。さて、霊体はこの世界に属する全ての生き物の細胞中に、生命の源として存在しており、また、一つひとつの精子の中にも存在しているんや。これは、ウイルスから、数え切れない生きとし生けるものに共通していることなんや。そして性的欲望が湧いてくると、その欲望をもたらした想念の力が霊力となり、精子と結びつき、その精子が一丸となって子宮に突き進んで行って受精が起こるんや。
ポニョ:その精子のうちの一つが自分だったのかなと想像したら笑っちゃうぜよ。
ヨシオ:先ほど紹介した聖仙ヴィヤーサは、性交渉はその家庭に、良い子を授かるための行為であって、性的な快楽を得る為では無いと忠告しておられるんや。性交渉は良い魂を、家族に迎えるための聖なる行為として捉えなければならないと。
ポニョ:しかし、現代ではどこを見ても性欲を刺激するような媒体ばかりで、それに影響されて性器の塊のような人間が歩いているぜよ。
ヨシオ:性器の塊ってどんな人間なんや?とにかく日本は性的モラルが無くなってしまっているよな。第一次大戦前、フランスで主に若者がモラルを失ったので、第一次大戦でフランスが破壊された。とスワミが言われているけれど、現代ではどうなるんやろか。世界中がめちゃくちゃでモラルのある国って一体どこにあるんやろか。
フランスのような当時たいへん豊かな国であっても、第一次世界大戦で敗れました。
何故でしょうか。それは無謀な若者達と、その当時、社会にはびこっていた不道徳のせいです。
今人々の間にそのような傾向が強まっています。
人は「低い欲望を満たすために」生き、働いています。そうではなく、人は「理想」のために生きるべきです。サティヨーパニシャッドp109
ポニョ:性的モラルがある国ね?探すのは難しいやろな。
ヨシオ:話題を元に戻すけれど、現代物理学で存在が証明された素粒子も、実は西洋ではアカシックレコード、と呼ばれているものと同じなんや。
それが、人の思いや、感じたこと、ひいては執着心や、愛憎など私たちが心と呼んでいるものを宇宙的規模の霊体に刻み込むんや。
ポニョ:宇宙的規模の霊体ってヴェーダが教えている神さんを表すサット、チット、アーナンダのうちのチットの事やろ。
ヨシオ:そうなんや。そのチットによって形作られている霊体というものも、基本的には五代元素から成り立っていて、本来は物質なので肉体のように死ぬと間も無く消滅するものもあれば、長い時間をかけて消滅するものも色々あるんや。それが持っておる波動の振動数によって変わってくるんや。ただ、一番微かな波動を持つ霊体、アカーシャは宇宙の全てに満ちていて、究極的には宇宙が消滅する時にはこれらも消滅するけれど、それまでアカシックレコードとしてほぼ永遠に存在し続けて、全ての個霊の記録を保持しているんや。
ポニョ:それってまるで支配層がやっている事と同じやぜよ。誰のメールでも何でも盗み見れるようなものなんや。
ヨシオ:そういう事なんやろな。つまり、アカシックレコードにアクセスすると、ポニョのその時々の考えておることでさえ、全て誰でも見ることができるということや。だから、聖者などはそういうテクニックを使って過去や未来も覗き見れるし、人の思いも全て読み取れるんや。
ポニョ:なるほど。でもそこまでして他の人の事を知りたくないぜよ。
ヨシオ:でもアガスティアの葉のように、後世の人たちの役に立つ場合もあるんや。彼らはまた、ある人の過去生や未来のことを知るのに、その人が普段身につけておるネックレスや指輪や普段使っているスプーンなどを手にすればその持ち主の事が分かるんや。つまりその人の想念が、バイブレーションとしてその物の中に浸透しているのでその波動を感じ取り、それと同じバイブレーションをアカシックレコードの中に見つけて読む事が出来るんや。
ポニョ:他の人の事は知りたくありませんが。
ヨシオ:そしてこのアカーシャがつまり微かな霊体に、今世での人が体験した行為による様々な感情や思い、恨みや執着心などを刻み込むと、来世にそれらを持ち越すような事になってしまい、生まれ変わる原因となり、輪廻の車輪が大きく回り始める事になるんや。それゆえ、今世で為した全ての行為を、良い行為も悪い行為も、神に捧げれば微かな霊体に刻まれないので、輪廻の車輪は動かないんや。
ポニョ:車輪を動かさなくするにはブレーキを付ければおしまいじゃん。
ヨシオ:あのね、車と違うんや。このためには、全ての行為の結果をなに一つ期待せず、行為はするが、後は神任せという態度を取ればええんや。まあ、平たく言えば何事にも影響されずに何が起こっても、自分にとってそれは良い事だと思い、平静さを保ち、神を思いながら、幸せに淡々と生きましょうということや。それが、以前このブログでも紹介したアーナーシャクティヨガの精神なんや。でも残念な事に、今世での行為の結果による様々な想念が、微かな霊体に刻まれているのであれば、次にまた生まれ変わって来なくてはならないんや。
ポニョ:でも、そのようなカルマを持っていても、神に深く帰依すればお袋さんのように、神の恩寵によってその影響を少なくしたり、キャンセルしたりしてもらえるんやろな。
ヨシオ:神に帰依するという意味は、人は霊的な法則を知り、自分がどうしてこのような悪い目にあっているかをカルマの法則をもとに理解し、悔い改めて二度と間違いを犯さないと神に約束し、何があっても神に全てを委ねることなんや。
ポニョ:そういう意味で、サイババさんから見ると偉大な人になるより、良い人になる方が意義があるんやろな。
ヨシオ:と偉そうに言ってるけれど、ポニョは腹が減ったら人に当たり散らしてしまうやないか。
肉体が死ぬと、人が内に持っている宇宙的神聖さが、外にある宇宙の力と一緒になるのだ。
ブリンダヴァンでの夏の慈雨1993p,3