アートマンは英知を研ぎ澄ませることと、純粋な心でつかむことが出来る。
ではどのようにして心をきれいにするのであろうか?
それは、例えばおなかがすいているからといって悪い食べ物、つまり世俗的なものでおなかを満たすより、良い食べ物、つまり神のことを思うことで空腹を満たすことである。
英知も、何が一時的で、何が永遠なものかを識別することによって研ぎ澄ませることが出来る。
あなたの思いを神の御名と御姿に集中させてみよう。
そうすればあなたは、純粋で永遠なものとずっと一緒だったと気づき、そこから喜びを引き出されることができるであろう。
このような理由で私はナマスマラナという霊的修行の重要性にこだわっているのです。SSSvol5p9
ポニョ:さあ、今日は愛の物語シリーズの19回目です。今日は、帰依者の神へと向かう一途で純真な心のみが帰依者を目的地に導くというエピソードを幾つかお送りしますね。それでは、まず最初は、洗濯代を節約してババに喜んでもらった少年のお話です。
ポニョ:こんな話を聞いたことがある。ある小学生が、サイババスーパースペシャルホスピタルを建設するという話を聞き、自分も少しは役に立ちたいなと思い、洗濯物を洗濯屋さんに出さずに自分で洗ったりして、欲しいものを買わなかったりして、少しずつお金を貯め、遂に100ルピーも貯めることが出来たんや。そして、ババに手紙を書き、その封筒の中に100ルピー紙幣を入れてババに手渡したんや。ババはその手紙を何時ものようにその子の手紙も取られて、他のたくさんの受け取られた手紙と一緒に、ご自分の部屋に戻って行かれてドアを閉められたんや。普通は、ババがご自分の部屋に戻られてドアを閉められると、もうしばらくの間出て来られないので、みんなは立ち上がって、朝食に行くためにゾロゾロ歩き始めたんや。すると突然、すごい勢いでババの部屋の扉が開き、満面に笑みを浮かべたババが、ちょっとみんな、聞いて欲しい。私はこの手紙を今受け取ったばかりなんだけれど、こんな事が書いてある。今から私が読むから、聞くんだよ。と言って大きな声で読み始められたんや。その手紙にはこんな事が書いてあった。
親愛なるババ様。僕はババ様が、大きな病院を困っている人々の為に建てられるというニュースを聞きました。僕の家は貧しくてお金も余り無いのですが、毎日少しずつ洗濯代やお小遣いを貯めました。外国の金持ちの人が大金を寄付されたと聞きました。そのお金に比べると、僕が貯めたお金はほんの僅かの額しかありません。でもババ様が、病院の為にほんの少しの額ですが、この僕が貯めたお金を使って下さることをお願いします。
ポニョ:ババはこの手紙をどこに行くにも一緒に持って行かれ、事あるごとに人々に読んで聞かされたんや。
ヨシオ:ええ話やな。誰がどれだけの大金を寄付したかなんてどっちでもええんや。ババはその人がどれくらい自己犠牲を払ってその金を寄付したかを見られるんや。どんな霊性修行者でも三つの段階を通って神の元に歩んで行くんや。一つ目は、「神様、私はあなたを信じています。」という段階で、神様がいるって分かったらこんな気持ちを誰でも持つやろ。二つ目は「私はあなたの召使いです。」という段階で、神様の側にいつもいたいので、神様、私はあなたのものです。あなたに仕えます。奉仕します。という気持ちを持つんや。三つ目は、「神様は私でした。私と神様は一つでした。」という段階に進むんや。
ポニョ:この小学生は、既に二つ目の段階にいてるんやろな。この年齢にして既にもうこのような段階に達し、ババをこれだけ喜ばせることが出来る手紙を書けるって、すごいピュアなハートを持っているな。神への愛で星やんみたいに心はいっぱいなんやろな。本当に生まれながらにして聖者みたいな子供やぜよ。
ヨシオ:聖者でさえ、先づ「私はあなたの召使いです」から始めるのにな。
神は愛の化身です。
神は、神の愛によって全人類を守護しています。
皆さんに愛がありさえすれば、それで十分です。
そうすれば、皆さん全員が一つに結ばれるでしょう。
言葉や行動によってお互いの間に距離を作るべきではありません。
すべての人を愛によって自分の近くに引き寄せなさい。
そうすれば、あなた方は皆、神のそばにいられるようになるでしょう。
あなたが愛を込めて他の人を見るなら、神も愛を込めてあなたを見ます。
どんな状況に置かれたとしても、決して怒りや嫉妬、偽善や虚栄を示してはなりません。
他の人に怒りや憎しみをもって接してはなりません。
あなたの愛を感じることによって、他の人々の中の愛も増大します。
あなたが他の人に愛をもって接すれば、その人もあなたに愛を示すでしょう。
これに対して、もし怒りを示すなら、その人もあなたに怒った態度をとるでしょう。27/1/07
ポニョ:その子供は前世で聖者やったと言ってたけれど、そういう前世が聖者やったら、この生ではとても神様に近い人生を歩めるんやろな。
ヨシオ:近過ぎて、若い時に神様に融合してしまう場合が多いよな。
こんな話を聞いた事がある。お母さんが三人の子供を抱えて、働きながら育て上げられたんや。息子さんをはじめ、子供達はお母さんの助けをしたりして、とてもええ子ばかりやったんや。息子さんは、マドラス大学を首席で卒業し、バンガロールに就職が決まったんや。お母さんはとても喜んで、息子さんにバンガロールに旅立つ前に、家の守り神を祀ってある神社に行き、そこで安全祈願をしてもらうように言ったんや。それで、息子さんは意気揚々と出掛けたんやけれど、何日待っても帰って来なかったんや。お母さんが心配していたら、ある日新聞に、息子の写真を見つけたんや。その写真の記事を読むと、息子はその寺院の聖なる池に溺れ、身元不明死体として処理されたと書いてあったんや。お母さんはそのニュースを知ってとても悲しみ、家で泣きながら落ち込んでいたら、その日の夜にババが夢に現れて、アシュラムに家族を連れて来るように言ったんや。
それで急いで行くと、ババがインタビューに呼んでくれたんや。インタビューでババは、息子さんは、神様と融合したから心配しなくても良いと言われたんやけれど、お母さんは納得しなかったんや。それでババは、お母さんにババの手のひらを向けると、そこに息子の最後の行動が、スマホの画面に映る動画にようにして見ることが出来たんや。そのヴィジョンは、息子がその聖なる池の階段で足を踏み外し、池の中に落ちて溺れる様子が映っていたんや。周りにいた人達は、すぐに息子を引き上げて、人工呼吸をしたんやけれど、息を吹き返さなかったんや。でも、その息子の死体から蓮の花の形をした炎が出現し、それが宙を舞って寺院の一番奥に安置してある神の彫像の御足に融合したんや。そして、その神の彫像は、まるで命が吹き込まれたように、生き返り、その顔が突然サイババさんの顔に変化したんや。
お母さんは、その神聖なヴィジョンを見て驚愕し、全てを悟ったんや。サイババさんは、そんなお母さんにこう言ったんや。「お前の息子は、前世であの寺院に十二年間もの長い間、神と融合することを願って苦行を続けて来たんだよ。そして、その神聖な池の階段に座り、その池の中で神と融合する事を、神に願い続けていたんだ。彼の祈りは叶えられて、今彼は、私の中にいるから安心しなさい。」と。
今日、蟻を見つけて殺しても何とも思わないのに、神様の像を見ればその像に向かって拝んでいる人達がいます。
言っていることとやっていることがまるで違うというのが、現代人の特徴です。
その結果、人は、神様に近づくよりも、邪悪な人になりつつあるのです。
それに対して、ギーターは心と言葉と行為を結びつけるのが本当の人間らしさだと教えています。それが出来れば神様のような人になれるでしょう。
神を深く信じ、すべての生き物の中にただ一つの神を見るようにして下さい。
愛を大きく拡げていくのです。
愛は、皆さんが神である印であり、すべての生き物の中に神がいる証です。
すべての人を愛と真心の目で見て下さい。
そんなふうに人とふれあうことが出来なければ、どんな修行も無駄になります。
神様をあがめながら自分の身近な人を傷つけていては、最高の目標に達することは出来ません。SGc27
ではどのようにして心をきれいにするのであろうか?
それは、例えばおなかがすいているからといって悪い食べ物、つまり世俗的なものでおなかを満たすより、良い食べ物、つまり神のことを思うことで空腹を満たすことである。
英知も、何が一時的で、何が永遠なものかを識別することによって研ぎ澄ませることが出来る。
あなたの思いを神の御名と御姿に集中させてみよう。
そうすればあなたは、純粋で永遠なものとずっと一緒だったと気づき、そこから喜びを引き出されることができるであろう。
このような理由で私はナマスマラナという霊的修行の重要性にこだわっているのです。SSSvol5p9
ポニョ:さあ、今日は愛の物語シリーズの19回目です。今日は、帰依者の神へと向かう一途で純真な心のみが帰依者を目的地に導くというエピソードを幾つかお送りしますね。それでは、まず最初は、洗濯代を節約してババに喜んでもらった少年のお話です。
ポニョ:こんな話を聞いたことがある。ある小学生が、サイババスーパースペシャルホスピタルを建設するという話を聞き、自分も少しは役に立ちたいなと思い、洗濯物を洗濯屋さんに出さずに自分で洗ったりして、欲しいものを買わなかったりして、少しずつお金を貯め、遂に100ルピーも貯めることが出来たんや。そして、ババに手紙を書き、その封筒の中に100ルピー紙幣を入れてババに手渡したんや。ババはその手紙を何時ものようにその子の手紙も取られて、他のたくさんの受け取られた手紙と一緒に、ご自分の部屋に戻って行かれてドアを閉められたんや。普通は、ババがご自分の部屋に戻られてドアを閉められると、もうしばらくの間出て来られないので、みんなは立ち上がって、朝食に行くためにゾロゾロ歩き始めたんや。すると突然、すごい勢いでババの部屋の扉が開き、満面に笑みを浮かべたババが、ちょっとみんな、聞いて欲しい。私はこの手紙を今受け取ったばかりなんだけれど、こんな事が書いてある。今から私が読むから、聞くんだよ。と言って大きな声で読み始められたんや。その手紙にはこんな事が書いてあった。
親愛なるババ様。僕はババ様が、大きな病院を困っている人々の為に建てられるというニュースを聞きました。僕の家は貧しくてお金も余り無いのですが、毎日少しずつ洗濯代やお小遣いを貯めました。外国の金持ちの人が大金を寄付されたと聞きました。そのお金に比べると、僕が貯めたお金はほんの僅かの額しかありません。でもババ様が、病院の為にほんの少しの額ですが、この僕が貯めたお金を使って下さることをお願いします。
ポニョ:ババはこの手紙をどこに行くにも一緒に持って行かれ、事あるごとに人々に読んで聞かされたんや。
ヨシオ:ええ話やな。誰がどれだけの大金を寄付したかなんてどっちでもええんや。ババはその人がどれくらい自己犠牲を払ってその金を寄付したかを見られるんや。どんな霊性修行者でも三つの段階を通って神の元に歩んで行くんや。一つ目は、「神様、私はあなたを信じています。」という段階で、神様がいるって分かったらこんな気持ちを誰でも持つやろ。二つ目は「私はあなたの召使いです。」という段階で、神様の側にいつもいたいので、神様、私はあなたのものです。あなたに仕えます。奉仕します。という気持ちを持つんや。三つ目は、「神様は私でした。私と神様は一つでした。」という段階に進むんや。
ポニョ:この小学生は、既に二つ目の段階にいてるんやろな。この年齢にして既にもうこのような段階に達し、ババをこれだけ喜ばせることが出来る手紙を書けるって、すごいピュアなハートを持っているな。神への愛で星やんみたいに心はいっぱいなんやろな。本当に生まれながらにして聖者みたいな子供やぜよ。
ヨシオ:聖者でさえ、先づ「私はあなたの召使いです」から始めるのにな。
神は愛の化身です。
神は、神の愛によって全人類を守護しています。
皆さんに愛がありさえすれば、それで十分です。
そうすれば、皆さん全員が一つに結ばれるでしょう。
言葉や行動によってお互いの間に距離を作るべきではありません。
すべての人を愛によって自分の近くに引き寄せなさい。
そうすれば、あなた方は皆、神のそばにいられるようになるでしょう。
あなたが愛を込めて他の人を見るなら、神も愛を込めてあなたを見ます。
どんな状況に置かれたとしても、決して怒りや嫉妬、偽善や虚栄を示してはなりません。
他の人に怒りや憎しみをもって接してはなりません。
あなたの愛を感じることによって、他の人々の中の愛も増大します。
あなたが他の人に愛をもって接すれば、その人もあなたに愛を示すでしょう。
これに対して、もし怒りを示すなら、その人もあなたに怒った態度をとるでしょう。27/1/07
ポニョ:その子供は前世で聖者やったと言ってたけれど、そういう前世が聖者やったら、この生ではとても神様に近い人生を歩めるんやろな。
ヨシオ:近過ぎて、若い時に神様に融合してしまう場合が多いよな。
こんな話を聞いた事がある。お母さんが三人の子供を抱えて、働きながら育て上げられたんや。息子さんをはじめ、子供達はお母さんの助けをしたりして、とてもええ子ばかりやったんや。息子さんは、マドラス大学を首席で卒業し、バンガロールに就職が決まったんや。お母さんはとても喜んで、息子さんにバンガロールに旅立つ前に、家の守り神を祀ってある神社に行き、そこで安全祈願をしてもらうように言ったんや。それで、息子さんは意気揚々と出掛けたんやけれど、何日待っても帰って来なかったんや。お母さんが心配していたら、ある日新聞に、息子の写真を見つけたんや。その写真の記事を読むと、息子はその寺院の聖なる池に溺れ、身元不明死体として処理されたと書いてあったんや。お母さんはそのニュースを知ってとても悲しみ、家で泣きながら落ち込んでいたら、その日の夜にババが夢に現れて、アシュラムに家族を連れて来るように言ったんや。
それで急いで行くと、ババがインタビューに呼んでくれたんや。インタビューでババは、息子さんは、神様と融合したから心配しなくても良いと言われたんやけれど、お母さんは納得しなかったんや。それでババは、お母さんにババの手のひらを向けると、そこに息子の最後の行動が、スマホの画面に映る動画にようにして見ることが出来たんや。そのヴィジョンは、息子がその聖なる池の階段で足を踏み外し、池の中に落ちて溺れる様子が映っていたんや。周りにいた人達は、すぐに息子を引き上げて、人工呼吸をしたんやけれど、息を吹き返さなかったんや。でも、その息子の死体から蓮の花の形をした炎が出現し、それが宙を舞って寺院の一番奥に安置してある神の彫像の御足に融合したんや。そして、その神の彫像は、まるで命が吹き込まれたように、生き返り、その顔が突然サイババさんの顔に変化したんや。
お母さんは、その神聖なヴィジョンを見て驚愕し、全てを悟ったんや。サイババさんは、そんなお母さんにこう言ったんや。「お前の息子は、前世であの寺院に十二年間もの長い間、神と融合することを願って苦行を続けて来たんだよ。そして、その神聖な池の階段に座り、その池の中で神と融合する事を、神に願い続けていたんだ。彼の祈りは叶えられて、今彼は、私の中にいるから安心しなさい。」と。
今日、蟻を見つけて殺しても何とも思わないのに、神様の像を見ればその像に向かって拝んでいる人達がいます。
言っていることとやっていることがまるで違うというのが、現代人の特徴です。
その結果、人は、神様に近づくよりも、邪悪な人になりつつあるのです。
それに対して、ギーターは心と言葉と行為を結びつけるのが本当の人間らしさだと教えています。それが出来れば神様のような人になれるでしょう。
神を深く信じ、すべての生き物の中にただ一つの神を見るようにして下さい。
愛を大きく拡げていくのです。
愛は、皆さんが神である印であり、すべての生き物の中に神がいる証です。
すべての人を愛と真心の目で見て下さい。
そんなふうに人とふれあうことが出来なければ、どんな修行も無駄になります。
神様をあがめながら自分の身近な人を傷つけていては、最高の目標に達することは出来ません。SGc27