サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

愛の物語シリーズ9️⃣やっと見つけたの巻

2015-10-07 00:00:32 | 日記
完璧な帰依者はこの世にいますが、彼らはその帰依心を心の中にだけ秘めています。
時折、その帰依心が表に現れ出てくることがあると、世間の人達は、彼らを精神異常者だと思うのです。
スワミは彼らにインタヴューを与えませんが、彼らは、喜びに溢れた人生を送っています。CWSSBJp193

ポニョ:今まで、ババのお話をいろいろとして来たけれど、本当に神の化身の周りにはすごいドラマがあるよな。

ヨシオ:帰依者たちの神への信仰心の物語は、この世で一番美しい花より香しく、綺麗なんや。だから、そこには人の心の琴線に触れるドラマが生まれるんや。

ポニョ:神と帰依者の美しいドラマか…。おいらは、今までに知った記事の中で感動した記事は、やはり、昔は僻地だったプッタパルティまでわざわざ神を探しにやって来た帰依者たちの話が好きやぜよ。今日は、そのような帰依者の話を二本お届けしますね。

“心から神を信じるとはどういうことでしょう。
それは神に向かう一筋の愛の流れです。
愛がはかないものに流れているなら、信じる心とは言えません。
それは執着の姿でしかありません。
愛が永遠の存在に向かって流れていくことが、神を信じる心です。
信じる心は「私は神の僕」という気持ちから始まります。
そのあとで、自分は神そのものだと思う段階に進みます。
そうなれば、「私は神だ。神と私はひとつ。」という言葉があふれ出てくるでしょう。SGc8

ある日、バジャンを始めようとしている時に、こんなこともありました。
外である女性が、何処かに水を飲めるところがありますか、と聞いて来たので、川の方を指差すとそのまま行ってしまいました。
そして、しばらくすると川から戻って来て礼拝堂の中を覗かれたのです。そこには、どういうわけかババが立たれたまま、鍋のふちを噛んでいました。
それを、見た途端その女性は、「オー私のヤティラジャ、ヤティラジャがいる。」と悲鳴を上げたのです。
そして、気を失ってしまいました。
しばらくして、気がつくと「あなた様は、私の心を盗まれた盗っ人です。今まで、どこにおられたんでしょうか?」と言ってサイババさんを掴みました。
ババは、つい立ての後ろにお隠れになりました。その女性は、追いかけようとしましたが、ババを見失ってしまいました。そして、またクリシュナ、クリシュナと叫びながら気を失ったのです。
ババは、つい立てから、すぐに出て来られて水を顔にかけ、ヴィブティを額に塗られました。
そして、周りにいた女性たちに、うちわで扇ぐように指示されました。
その後、すぐに気を取り戻しましたが、ババの方へ走って行く途中でまた気を失ったのです。
その女性のご主人はとても怒って、祭壇にある神像の霊的なパワーがこのような影響を、自分の奥さんに及ぼしていると勘違いして奥さんに怒鳴りました。
サイババさんは、そうではないとご主人に言いました。
その夜から朝にかけて、その女性は一睡もしませんでした。ある帰依者がその女性に、一体どういうことになっているんでしょうか。と聞くと、その女性は、あそこにいらっしゃるのは、クリシュナ神、ご自身なのですよ。と言いました。
翌日、サイババさんはご主人を呼ばれてこう言いました。「あなたの奥さんは、この生が最後の生なのですよ。奥さんは、あと十五日間しか生き延びられません。あなたが出来ることは、その間、奥さんの邪魔をしない事です。」と言われました。
後で分かった事なんですが、その女性は、女神アンダールを十二年間、礼拝していて女神様にクリシュナ神を見たいとずっとお願いしていたのでした。

“神と一度の人生だけで帰融出来るかどうかは、その人の信仰の程度によります。
しかしなぜあなたはアトマ シャクシャートカへの欲望があるのですか?(訳注:先ほどの女性が体験した至福)
それは、あなたにたった五分間だけ至福をもたらすだけです。
それにその経験のあと、あなたの身体は21日間しか生き延びる事が出来ません。
あなたの時間を、いつも瞑想とバジャンに費やしているほうがよいのです。P,304 ANDI”

ある日、プッタパルティに二人の学生がマドラスからやって来ました。
というのも、サイババさんが彼らの夢に現れて、プッタパルティに神の化身として降臨しているという事を伝えたからなのでした。
彼らが到着した時はもう夜になっていて、外は真っ暗でした。でも、ババに会う前に身体をきれいにした方が良いとアドバイスを受け、チットラヴァティ川に沐浴に行きました。
チットラヴァティ川で洗いましょう

でも、外は真っ暗なので右も左も分からない状態だったのですが、突然、足首に鈴や宝石を着けた子供が歩いているような足音が聞こえました。
そして、その足音について行くと川に出たのです。そして、彼らが川で水浴びをしたり、服を洗っている間、その小さな友達は、その辺りを飛び回って遊んでいるようでした。

そして、彼らが水浴びが終わると、再び、足首に付いている宝石などの音を鳴らしながら、礼拝堂に彼らを案内しました。そうです。その小さい子供は、クリシュナだったのでした。
礼拝堂では、ババが彼らの到着を待っていました。
彼らが礼拝堂に入り、ババを見つけるや否や、泣きながらババに走り寄って行き、ババに抱き付きました。
ババは、微笑みながら立ち上がられました。
それを見ていた人々は一体何が起こったのか、さっぱり理解出来ませんでした。

ババはしっかり抱きついたままの彼らの手から自由になろうと、もがいておられたんですが、とてもきつく抱きついていたので、そこから逃れることが出来ずにいました。
そして、一人の学生がババに向かって泣きながらこう言いました。
「あなた様は私たちの心を盗られた盗人です。どこにおられるのかと思ったら、こんなところに隠れておられたんですか。今のあなた様は、シヴァ神のように見受けられます。
でも、その尊厳ある風格はラーマ神のようでもありますが、召されている服だけを見ますとクリシュナ神のようにもお見受けすることが出来ます。
あなた様のことを私たちは一体どのようにお呼びすれば良いのでしょうか?
クリシュナ神よ。人の姿を取られて私どもはとても嬉しゅうございます。」
そして唖然としていてそれを見ていた人々の方を振り返り、その学生は自らの頬に伝わる涙を拭こうともせずにこう言いました。
「この方は、クリシュナ神でおられるのだぞ。彼から離れてはいけない。この機会を逃すことなく、あなた達がこの世に生まれた目的を果たすのだ。私はこの方の事をとてもよく知っておるのだ。」
それを聞いて、そこにいた全ての人々は泣きはじめました。
ババだけは、いたずらっぽい笑顏を浮かべながらこう言われました。
「この男はただの気狂い男なのに、どうしてこんな奴の話を聞いてみんな泣いているんだい。」実はその日ババは、皆に今日二人の偉大な神の帰依者がやって来るという事を明かしておられたのでした。
しばらくの間ババは彼らを慰められました。そして彼らが落ち着きを取り戻した後、ババと三人で一つのお皿で食事をし、ババの部屋に三人で仲良く消えて行かれたのです。

思いのすべてに愛を込めてください。そうすれば自然に心に真理が現れます。
すべての行為に愛を込めてください。
そうすればどんな行為にも自然に正義が現れます。
気持ちのすべてに愛を込めてください。
そうなれば、限りない平安を味わえます。
理解のすべてに愛を込めてください。
そうすれば誰をもにくむことも無く傷つけることも無いでしょう。
愛は心の平安を支えています。
愛は真理の生まれるところです。愛は正義と非暴力のよりどころです。
だからババはいつも「愛は神であり、神は愛だ」と。
帰依の道の教えで何より大切なのは愛を育み実践することです。
愛を実践すれば広く大きな心を持つことになるでしょう。
そうやって内にある偉大なものを磨いていくのです。SGc8