大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0473 一枚刃平鉋 銘 丸義 鈴木屋

2013-08-05 09:14:12 | Weblog
富岡八幡宮境内を一回りして帰り、参道脇の業者から、この鉋を買った。 小鉋を見て居ると 業者が安くするから、二丁持って行けと言う。 そこで千円で二丁買って来た。 これはその一丁だ。 台には 札幌市 マルヨシ工具発売元 丸義 鈴木屋調整 とゴム印で押して有る。 丸義と言う屋号の 道具屋さんが 自分のお店 鈴木屋の名前で 鉋を発売している物の様だ。 丸義について何も情報は持って無いが、はるばる 北海道からこの鉋は流れて来たのかと思い、珍しいので買ってしまった。 見ると刃幅55ミリの比較的小型鉋で、ホームセンターで売ってる日曜大工向けかとも思うが 道具屋が自分のお店の名前を付けて売るから、ある程度しっかりした品質だろうと考えて買って見た。 台頭と台尻木口に白い紙が貼り付けてあった。 台尻には 岩倉と書いて有るから これが多分前の持主の名前かも知れない。 刃の頭は槌で打たれて鉄がめくれているから 案外と柔らかな地金が使って有るようだ。 多少使って有るが まだそれ程減って無いと思う。 全体に それ程古い物では無いだろう。 刃は大切れに研いで有り 二段研ぎして有った。 研ぎ直して 台を直して少し使って見た。 案外と良く切れた。 研ぎ味はねばこい感じなので 余り期待して無かったが、やっぱり日曜大工向けでは無くて、プロの使う道具として作られた物だろう。 鈴木屋は今も札幌に有るかどうか知らないが、いずれ機会が有れば調べて見たい。  

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