大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

刃物 2本

2020-02-01 18:11:25 | Weblog
今日は久し振りに町田天満宮骨董市にやって来た。 快晴でそれ程寒く無い様だ。 骨董屋のおじさんは、天満宮の敷地境界フェンスの外に立っていた。 そんな所で何してるのと声を掛けた。 すると中に入って来て境内は禁煙なので外に出て煙草を吸っていたそうだ。  火の用心の越した事は無いが 店番はどうするの。 さてガラクタ箱の中からこの刃物を買って来た。 2本で150円だった。 まあ少しまけてくれたんだろう。

さてこれは何に使う物だろうか。 私は知らない。 左は幅15ミリ 右は幅10ミリで 幅に併せて握りの部分も変えて作って有る。 刃先は両刃になっている。 刃先以外は何かテープを巻いて有る様だ。 エッジで手を切らない為だろうか。 それ程使った物では無い。 或は皮切り包丁の替わりに使ったのかも知れない。十分調べて無いが 銘やマークの様な物は無いと思う。 これから少し研いで使って見よう。 多分全鋼の刃物だろうと思う。 似た物は以前にも入手しているかも知れない。 皮切りなら 革細工をやっている友達に進呈しても良いかなと思っている。 

その後巻いて有るテープを剥して見ると丸に吉光 の銘が刻印されていた。 やはり使い方は良く判らないが 紙を切ったり、彫刻でもしたしりする時に使う物かな。 (2020/2/2)

この刃物について女房に聞くと、これはボタンホールの穴を開けて周りをかがる為の布に切れ目を入れる為の物だろうと言う。なるほどねー。納得だ。
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0035 一枚刃平鉋 銘 松栄 (六分)

2020-02-01 17:57:08 | Weblog
さて先日からいじって居たこの松栄鉋は一応台も整備して 試し削りして見た。 結構良く削れる鉋の様だ。 しかし台の調整が十分では無く 人に見せられる削り屑では無いのが残念だ。 今回 有ったはずの裏刃が行方不明なので 一枚刃鉋に直した。 刃口も5ミリ位開いていたのでそれは詰めた。 台の狂いも削って直した。刃口が台に対して直角で無いので それも直した。 この台の上端真中辺りに 瓢箪 東京のマークが刻印して有った。 写真では判らないだろう。 刃はかなり台にもぐり込んで調整がやりずらい状態だ。 取敢えず切れ味は悪くないと確認できたので これで良い。 また引出に戻して保管する事になる予定。 刃はもう使い切ったと思われる程度短くなっているので、 恐らく台も 最初の物では無いだろうと思う。 そうすると台は何処から持って来た物だろうか。 
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