■1999年 アメリカ 100分
■原題「Stir of Echoes」
■2007.10.21 wowow
■監督 デヴィッド・コープ
■出演
ケヴィン・ベーコン(トム・ウィツキー)
キャスリン・アーブ(マギー・ウィツキー)
イレーナ・ダグラス(リサ)
ザカリー・デヴィッド・コープ(ジェイク・ウィツキー)
ケヴィン・ダン(フランク)
ルシア・ストラス(シェイラ)
コナー・オファレル(ハリー)
《story》
「その叫びに、憑りつかれる」
「彷徨う声が、木霊する」
配線工のトムは、妻と一人息子の三人で、つつましくも幸せな生活を送っていた。ある日、妻の姉から催眠術をかけられ、「精神の扉を開け」と暗示をかけられたのち、一変する。トムは、破壊的な暴力的な幻想を見始めた。そして、自宅のソファーで女の亡霊を見た。トムの息子も、得体の知れない何かと会話していた。ある日、息子のベビーシッターとして来た女が、息子を連れだしたことから、女の姉のサマンサが行方不明になっていることを知る。そして、「掘れ」というメッセージを受け、庭や地下倉庫を掘り始める。ついにサマンサを発見する。彼女は殺され、そこに隠されていた。彼女の死の真相が明らかになっていった。
あっと驚かない結末
シックス・センスのようにはいかなかった。鳥肌が立つような驚きはなかった。そうだろうな、と思いつつ、そうなった。
最初に、サマンサの亡霊がソファーに現れた時は一瞬びっくりした。だから、それ以後の「びっくり」を期待してしまった。何もなかった。あっと驚かない結末なんておもしろくないよ。
「エコーズ」って何だろうと考えた。木霊、反響、死人から発するメッセージの反響かな。ここから出してほしいという訴えなんだろう。たまたま催眠術にかかったトムがいたから、その亡霊の声を聞くことができたけど、私のような鈍感な人間だったらどうするのだろう。何も気づかない、わからない。きっと、いろんな不幸な出来事で気づかせようとしてくるんだろう。それでも気づかずに、私は何て不幸なんだろうと嘆くのだ。
公式サイト「エコーズ」