そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

乱気流-タービュランス-

2007年10月28日 | アクション


1997年 アメリカ 102分
■原題「Turbulence」
■2007.10.27 wowow
■監督 ロバート・バトラー
■出演
   ローレン・ホリー(テリー・ハロラン)
   レイ・リオッタ(ライアン・ウィーバー)
   ヘクター・エリゾンド(アルド・ハインズ刑事)
   ベン・クロス(ボーエン機長)
   ブレンダン・グリーソン(スタッブス)
   キャサリン・ヒックス(マギー)

 《story》

「緊急事態発生! L.A、上空、操縦不能」
「管制塔は、残されたスチュワーデスに全てを託した」


クリスマスイブ。5人の乗客と2人の殺人犯と4人の護送刑事を乗せた旅客機が、ニューヨークを飛び立った。一人の犯罪者ライアンは無実を主張し紳士的な態度を取り、乗務員のテリーも好感的に感じた。もう一人の犯罪者は見るからに威嚇的だった。彼は、トイレに行き、ついてきた刑事を殺し、銃を奪った。テリーは人質になってしまったが、彼女を救ったのがライアンだった。パイロットの一人は、銃撃戦に巻き込まれて死亡。テリーが操縦室に行ってみると、もう一人のパイロットも乱気流で頭を打ち死んでいた。テリーは管制塔と交信し、自動操縦にセットした。客室では、ライアンが狂気の姿に変貌し、客たちに襲いかかっていた。テリーは、ライアンの本性に気づき、抵抗しながら、旅客機を操縦する。ライアンは、旅客機もろとも死ぬつもりだった。逃げられない空間でのテリーとライアンの戦い。無事に空港に着陸できるのか。

 簡単に犯人に逃げられるなんて
映画としては、楽しめた。空を飛んでいる旅客機の中で、殺人犯と一対一で戦うスリルと同時に、パイロットのいないこの旅客機を着陸させられるかという、綱渡りをするような展開で楽しめた。執拗に旅客機を墜落させようと襲いかかる犯人。最初の、彼女の元に訪れたときは優しい男性だったのに、一変してしまった。護送刑事達のなんとだらしないこと。特に一緒にトイレに入った刑事は、目の前で凶器を手に入れていることに気づかないなんてね。アメリカではこうして民間の飛行機で犯人を護送するんだね。日本ではどうなんだろうか。一緒に乗り合わせたお客たちは災難だね。いくら無事に着陸できても、殺された者たちのことを考えるとハッピーエンドとは言えないね。この映画は、WOWOWの予定表を見て、いつか見たいと思っていた映画だ。ホラーと同じく、アクション、SF、サスペンスなど、五つ星にはならなくとも、見てみたい映画はある。肩の凝らない、余暇を使って何となく見る映画。映画館では見ないだろうなあ。余程お金と時間があるときだけ。そんな映画だ。無事着陸できてよかった。楽しめました。


ブロークバック・マウンテン

2007年10月28日 | 人間/社会派ドラマ


2005年 アメリカ 134分
■原題「BROKEBACK MOUNTAIN」
■2007.10.26 wowow
■監督 アン・リー
■出演
   ヒース・レジャー(イニス・デル・マー)
   ジェイク・ギレンホール(ジャック・ツイスト)
   ミシェル・ウィリアムズ(アルマ)
   アン・ハサウェイ(ラリーン)
   ランディ・クエイド(ジョー)
   リンダ・カーデリーニ(キャシー)
   アンナ・ファリス(ラショーン・マローン)
   スコット・マイケル・キャンベル()
   ケイト・マーラ(アルマ・Jr)

 《story》

「はじまりは、純粋な友情の芽生えからだった」

1963年、イニスとジャックはブロークバック・マウンテンの農牧場の季節労働者として雇われる。ともにキャンプしながら羊の放牧の管理をするのだった。次第に意気投合しはじめ、友情が生まれてくる。そして、ある日自然な形で肉体関係を持ってしまう。二人の関係は、心の中に罪悪感を抱きつつも、キャンプが終わるまで続き、二人は別れ別れとなった。
イニスは、アルマと結婚し、二人の子どもとともに、貧しいながらも慎ましい生活を送っていた。ジャックは、ロデオをきっかけに知り合った農機具販売会社の娘と結婚し、一児をもうけ、金銭面ではゆとりある生活を送っていた。ジャックは、数年ぶりにイニスに手紙を書き、会いにいく。二人は、ブロークバック・マウンテンの自然の中で愛を確かめ合う。イニスは、何度も仕事を休んではジャックと会い、家計は苦しくなっていく。そのことが原因でアルマと別れてしまう。その後も年数回の逢い引きを続ける。イニスは、働かなければ娘達の養育費が払えない胸の内をぶつける。ジャックは、こんなに愛しているのに数回しか会えない苦しみをぶつけるのだった。そして、イニスの元に突然の訃報が・・・。

 あるのかな、こんなことって
よくわからないなあ。好きになることはあるかもしれない。でも、肉体関係って、どなってしまうのか考えてしまう。言葉以上に相手のことが気になったり、好きになったり、それを愛と感じたりすることはあるだろう。会いたくなることもあるだろう。でも、求めてしまうことは想像できない。だから、自分の家庭を壊してまで求めることが理解できない。友人と遊びすぎて家庭を顧みないならまだわかるのだが。
ただ、あの景色は最高だ。二人で羊を追う生活も最高だ。二人の関係も自然な関係だぞって言ってるみたいだけど、なんだかそう思わされているようで、自然の美しさと、禁断の関係は別。雄大な自然にあこがれるし、二人の親友としての関係もうらやましい。ただ、満足を得る関係は、そういうこともあるのかな、としめくくる。男女の関係以上に切ない、とは思えなかった。

 公式サイト「ブロークバック・マウンテン」