■2006年 アメリカ 115分
■原題「Saw III」
■2007.10.14 wowow
■監督 ダーレン・リン・バウズマン
■出演
トビン・ベル(ジグソウ)
シャウニー・スミス(アマンダ)
ディナ・メイヤー(ケリー)
アンガス・マクファーデン(ジェフ)
バハー・スーメク(リン・デンロン)
ドニー・ウォールバーグ(エリック・マシューズ)
《story》
「目覚めたら、食肉工場の地下室
扉を開けると、鎖につながれた三人の男女
貯蔵庫には、最愛の息子を、飲酒運転でひき殺した男
には、犯人に軽罪しか与えなかった判事
冷凍室には、ひき逃げを目撃しながら証言しなかった女
さあ、ゲームを始めよう、この3人の運命はお前次第・・・
俺は、息子を殺した人間あたちを処刑するのか?」
小学校の殺人現場。エリックではない。ケリーは一安心したが、その晩拉致され気が付くと地下室だった。そして・・・今までの殺人とは異なる展開。逃げ延びることのない死。ある日、救命病棟の名医リンは、何者かに拉致される。気が付くと、食肉工場の廃屋だった。そこには、ベッドに横たわるジグゾウとアマンダがいた。リンは首に機会をセットされ、ジグゾウの心臓の鼓動と連携し、ジグゾウの心臓が止まるとリンの機械も作動し、リンも死ぬことになる。脳腫瘍で死にかけているジグゾウの延命がリンに科せられた。そして、二人の運命を決めるのはむ一人の男ジェフだった。彼のゲームは、息子を死に追いやった人間を許せるかどうかというものだった。目撃証言しなかった女、軽い判決しか出さなかった判事、そして真面目に働いていた医学生であり息子を事故死させた男。ジェフが、彼らを自分の命をかけて許すことができれば、リンも自由の身となる。しかし、ゲームに勝ち、目の前に現れたジェフは、リンの夫であり、ジグゾウを許せなかったジェフは彼を殺してしまう。ジグゾウは、ジェフのもう一人の娘の命を左右する鍵だったにもかかわらず。
見ていられない場面が増えた
これはホラーではなく、虐待、または拷問の映画だ。いかに人を苦しめて死においやるか、さらに虐待を目の前にして自らそれに関わらせるか、だから余計に悲惨である。ゲームだと言いながら、人が苦しむのを見ている最悪の最低の人間だ。人は誰にでも間違いがあるもの。それを許し合えるところに人間の素晴らしさがある。ジェフは3人も許したではないか。ジグゾウを許せないのは当然。自分を最後のかけに使うなんて卑劣だ。と怒っても仕方ない。元々ジグゾウが正義のためにゲームをしているのではなく、自分が楽しむためにやっているのだから。
見ていられないのは、足を切るシーン。画面には出てこないけど、想像するだけでアウト。手や皮膚を鎖でひっぱられ、引きちぎって外す場面。想像力がたくましいのか、自分自身が痛みで倒れそう。いやな映画だけど、見てしまう。いやな性格。映画館では見れないな。
公式サイト「ソウ3」