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【小倉百人一首】59:赤染衛門

2014年07月17日 01時19分00秒 | 小倉百人一首
赤染衛門

やすらはで 寝なましものを 小夜更けて かたぶくまでの 月を見しかな

この名前だとわからないが女性である。父は赤染時用という名で官職が右衛門尉だったからこの呼称になっている。
ただし実父は平兼盛といわれ、母の再婚相手が赤染時用となっている。
この赤染衛門は和泉式部紫式部らと同じく藤原彰子に仕えている。

ただ、より有名なのは赤染衛門の夫である大江匡衡。この時代の儒学者の中ではトップクラスの碩学。

【小倉百人一首】58:大弐三位

2014年07月17日 01時12分26秒 | 小倉百人一首
大弐三位

有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする

この名前だと誰だかわからないが紫式部の娘。そして著名な母は本名不明なのに、こちらは賢子という名がわかっている。
大弐という呼称は夫の高科成章の官職・太宰大弐から。三位は自身が従三位だから。ちなみにこれだけの皇位に登ったのは自身が後冷泉の乳母だからである。当時は高貴な貴族は自身で子育てすることはせず、このように女官を乳母にしていた。