磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

二十三時的-NEWS23 diary 2000-2002-

2010年05月16日 | 読書日記など
『二十三時的-NEWS23 diary 2000-2002-』
   金平茂紀・著/スイッチ・パブリッシング2002年

オノ・ヨーコのインタビューがあるので手にした本です。



「プロローグ」 下「」引用。

「-略-インターネットという情報空間で、業務日誌のようなメモを書き残すことを思い立ったのは、TVニュースという仕事に長年関わってきてた末に、こころのどこかにぽっかりとあいた空洞を埋める方途を探し求めていた矢先だった。二○○○年の九月頃、僕がモスクワ駐在時代に制作していたテレビのニュース・ストーリー(「世紀末モスクワを行く」)に共感していただいたNFさんと再会する機会があった。その場でのことだ、僕が関わってきたニュース番組「筑紫哲哉ニュース23」のデスクという立場からみた一種の「定点観測」をネット空間で書き続けようという話がまとまったのは。-略-」

『ジョン・レノン・アンソロジー』というCDセット発売、オノ・ヨーコが来日。

日本のヘルメット……。下「」引用。

「オノ -略-それでその、マジソン・スクエア・ガーデンの、その、コンサートってものは、まあ、革命のコンサートっていうふうに思っていましたから。で、やはりその、日本のヘルメットをね、かぶってることがね、すごくなんか、あたくしたちにとっては意味があったわけですよ。-略-」

権威に反対するのにも時代の流れが……。下「」引用。

「金平 -略-六○年代のロンドンっていうのは、ある種の権威に対する反発っていうんですかね、そういう空気がみなぎっていたというお話しを書かれてますですね。ところがね、そのう、ヨーコさんとジョン・レノンが会われて、いろんな行動を共にするにしたがって、一番権威に反発しているはずのロンドン社会っていうのが、一種、逆の動きをみせますですよね。外部からの圧力とか圧迫っていうような書かれ方をされていましたけれども。-略-」

愛と平和……。下「」引用。

「オノ まあ、というよりも、ヴェトナム戦争というものが、結局あたくしたちが、愛と平和というものを信じて、そしてそれからみた場合に、まるでほんとにその、あたくしたちの一番嫌だと思っていることが起こっているような感じでございましたね。-略-」

湾岸戦争の時に、BBC放送で「Imagine」とか「Give Peace a Chance」は放送自粛されたという。
日本でいう有害図書規制みたいな扱いを受けたという金平……。

影響力があったジョン&ヨーコ。下「」引用。

「金平 フーバー(FBI長官)とかね、当時の、そういう人間が出てきて、つまり影響力、ジョン・レノンさんとオノ・ヨーコさんがやっていることについての影響力について、これは軽んじてはいけないこと、これはかなり警戒しなければいけないんだと、できれば国外追放したいんだっていうような。」

地下運動的なことはしていないというヨーコ。

ジョンの精神や魂……。下「」引用。

「オノ あたくしはそう思っておりません。だからそれはなんて言うのかしら、あのう、ジョンのね、精神とか魂というのは、今が一番、みんなが感じていることで、そして「Imagine」の歌もね、「Imagine」の歌が生れた時点よりも、ずっと今のほうが皆さんご存知ですし、みんなの心の中にあるんじゃないかと思いますね。で、あのう、「Happy Christmas, War is over」というクリスマスの歌を作る、「もしあなたたちが望むなら戦いは終わる」と、そういうクリスマスの歌なんですね。で、それは、ジョンが逝ってから、死んでしまってから、毎年クリスマスには、どこのラジオでも、まあ、流してくれるということになって。だからみんなもそれは、そういう意味で、なんていうかしら、だんだんわかってきて、今わかってきてくれているんじゃないかと思うんです。」

「ドラゴン・レディ」って言われた時は、イヤだったというヨーコ。

精神……。下「」引用。

「オノ 歌い継がれても、歌い継がれなくても、その精神が生きていってね、そしてもう人がイマジンなんて言葉は忘れたけれども、「Imagine」で歌われたことがもう、世界の現実になってるんだっていうことになれば、わたしはもうそれで幸せです。」







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【絵本】つっきれ下駄とズック

2010年05月16日 | 読書日記など
『つっきれ下駄とズック』
   鶴文乃・文/はしもとわたん・画/サンパウロ1995年

--「ガタガタ医院」には、いろんな外国の人がやってくるという。
字の多いモノクロの絵本といっていいのでしようか?



ベトナム難民の子ども・チャ君。下「」引用。

「-略-ぼくのお父さんは、小さな印刷会社に勤めていて、お母さんは「ガタガタ医院」でお手伝いをしているんだ。-略-」

チャ君というのは愛称。本名は「グェン・ディン・ティ」ベトナムの詩人と同じ名前。

ガラスケースに「きたない鼻緒の切れた小さな下駄とズック」が飾られているという。

「ガタガタ医院」の院長はそのズックの思い出を語る。下「」引用。

「一九四五年八月九日にの、長崎は原爆が投下され、なんにもなくなりました。植物も人間も建物も。わたしの兄弟も三人死んで、残ったのは、母とわたしと二つ年上の兄だけでした。父は、フィリピンに行ったきり、帰ってきませんでした。-略-」

「つっきれ下駄」 下「」引用。

「毎日、片道五キロも歩くので、学校の近くまで行くと、よく鼻緒が切れて、片足ははだしになってしまいます。足からは血がにじみ、手には鼻緒の切れた下駄をぶらさげて、あわれなものでした。そんな姿を友だちが見て、「つっきれ下駄、つっきれ下駄!」とはやし立てました。-略-」

ある日、もらったお金をなくして、下駄も切れて泣いていると、靴をくれたという。
その人の子供は、あの原爆の日から帰ってこないという。そして帰ってきたとしても、3年もたっているからはけないだろうからと、くれたという。

くつだけでなく、おばさん手作りのくつ下をくれたという。

その親切なおばさんこそ、住吉とめさん。現在、同居。

亡き母は、息子が幸せになるようにと叔父の家へ養子にだしたという。
そして、長崎へもどり、住吉とめさんと再会。
ズックは先生の心の支えだという。

フィリピンに行った父……。下「」引用。

「わたしの父は、だれにでも温かい心を持った人でしたが、兵士としてフィリピンに行った父は、もしかしたら、フィリピンの人を殺したかもしれません。日ごろ、みなさんの命を助けようと努力しているわたしでも、兵士として戦いに行けば、人を殺すでしょう。
 戦争は、人を人ではなくすわけで、野獣以下にしてしまいます。-略-」






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【絵本】点字どうぶつえん

2010年05月16日 | 読書日記など
『点字どうぶつえん』
   菊地清・絵/同友館2000年

目の見えるこどもたちへの本のようです。
目の見えるぼくには、わかりやすかったです。



凹凸で点字のように、表現されていません。

印刷が、ドミノのように表現されています。

一部、穴があけられています。

その裏のページでは、意味もなく、穴が存在しています……。








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軍艦奉行木村摂津守-近代海軍誕生の陰の立役者-

2010年05月16日 | 読書日記など
『軍艦奉行木村摂津守-近代海軍誕生の陰の立役者- 中公新書1174』
   土居良三・著/中央公論社1994年

表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「浜御殿で生れ育ち、若くして幾多の要職を勤めた木村喜毅は、長崎代表取締並海軍伝習取扱になったことが契機となって軍艦奉行となり、その後も幕府の海軍建設に貢献した。咸臨丸のアメリカ航海では司令官として、また遣米使節副使として優れた外交能力を発揮した。明治政府になっても、その人格・経歴に対する評価は高く、在野から日本の近代海軍建設に力を尽くした。本書は、木村の行動の軌跡をたどりながら、幕末日本の諸相を描く。」



著者の曽祖父(長尾幸作)が福沢諭吉とともに木村摂津守の従者となり咸臨丸に乗ったという。

画期的な長崎海軍伝習所。下「」引用。

「幕臣すなわち直参(じきさん)と、大名の家来すなわち陪臣とが同じ場所で教育を受け、生活をともにするということは、当時の幕藩身分制度の下にあっては画期的のことであった。これも永井の英断といわれている。」

「伝習所の実情」 下「」引用。

「木村が専任取締となった当時、伝習所にはオランダ海軍のペルス・ライケン中佐以下二二名の教師団と、多数の生徒がいた。
 まず幕府からは勝麟太郎以下三五名、緒藩からは、佐賀の四八名を筆頭に、薩摩一六名、福岡二八名、萩(長州)一五名、熊本五名、津一二名、福山四名といった人数である。
 この他、通詞や長崎の地場役人数十名が参加していた。幕府第一期生のうちほとんどは永井とともに観光丸に乗組みすでに帰府していた-略-」

「通訳万次郎乗船の根廻し」 下「」引用。

「まず万次郎を通訳に起用することは、木村は初めから考えていて、老中に申し出ていた。しかし万次郎はアメリカで教育を受けた人間だから、アメリカに有利な通訳をするのではないか、といつも疑われる注意人物であったため、いったん却下されたのを再度上申した。-略-」

「辞任、就任の繰り返し」
--勝海舟や大久保一翁だけではないようですね……。

幕臣は39歳病気引退の形で終わり、再び世にでることはなかったが「海軍」との縁は続いたという。

「海軍一家」 下「」引用。

「-略-隠居して芥舟と号してのちは、木村は再び世に出ることなく七二年の生涯を追えた。-略-
 芥舟には成人した二男二女があり、男子のうち浩吉は本職の海軍軍人に、次子の駿吉は東京帝国大学理学部において数学を専攻、アメリカの留学後、無線電信の研究に興味を持ったのが縁で、海軍技師として船舶用無線の実用化に成功、これが日本海海戦完勝の一因となった。
 次女清(せい)(清子とも)も海軍軍人に嫁し、木村家は海軍一家と称してよい状況となった。」

「妙」と勝・福沢を評した木村。下「」引用。

「福沢がこの勧告書を公表する前に予め木村を介して、勝及び榎本に見て貰った。
 勝はこれを見てカラカラと笑って、「天下の福沢先生がこんなにまで勝のことを気にしておられることを知って、おれもそんなに豪いものかと解ったヨ」といった。そのことを木村から聞いた福沢は、「だから勝はもっとやっつけてやりたいのだ」と憤慨したという。
 あり得る話で、福沢は最後の最後まで勝を「やっつけてやりた」かったのである。」

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881 天使のメガネinヒロシマ その251 日本は組織犯罪優遇国家か?

2010年05月16日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


九、タイム・ゼイ・ワラ・チェンジング……




881 天使のメガネinヒロシマ その251
維新オリンピック構想 その64
日本は組織犯罪優遇国家か?


--内閣機密費をなくすといっていたのに、それもなくしていない……。

それは議員たちに配られているらしい……。

ヨネさんがいっていたでござるよ。

外国旅行にいくときなど、高いお金をくれるそうでござるよ。

庶民にとっては、月給以上の高額らしいでござるよ。

マスコミの人たちももらっていたそうでござるね。

これでは、世論操作もいいとこでござるね。

今でも、政権党によいしょしているのは、もらったのでござろうか?

いいでござるね……。でも、ジャーナリズムの死でござるね。

優秀な人たちは、こんな金をもらわぬものと思っていたでござるが、気楽にもらっている人たちがいるようでござるね。

いやいや、優秀な人たちほど、こういうものをもらうのが当たり前だという、モラルが低い人たちが多いのが現実だそうでござるよ。

--それがよく理解できるのは……。堂々と、危険で非経済で、環境にも悪い原子力を、まるで逆のことをいっている人たちもいるでござるね。

しかし、あれほどのミスをだしている高速増殖炉「もんじゅ」のことは、よいしょできないようでござるね。

もし、大きな事故をおこしたら、逃げられるようにしている感じがするでござるよ。

知らんふりしている感じでござるね……。そして大事故になったら、また現場の責任にするんでござろうねえ。あきれたもんでござるよ。

相変わらず、汚いマスコミでござるね。

おいしいめはするが、辛い目はしない。

見事でござるよ。戦争責任もみごとに逃げ切ったでござるよ。

幹事長のように検察に呼ばれることもないでござるよ。

--まじめにやっているジャーナリストたちが気の毒でござるが、こうもひどいと全体がひどいように思われても仕方がないでござるね。

それにしても、JCOの事故はいまだにバケツだったと思っている人たちが多そうでござるね。

バケツなら、臨界するほどの量にならなかったというのに……。

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現場に責任をなすりつけることに見事に成功したでござるね。

官民学者、マスコミ一体でやっているペテンがみごとに成功しているでござるね。

そして、きちんと本も読まないで、適当なことをいって威張っている人がいかに多いかも、よく理解できるでござるね。

せっしゃも人のことを言えぬでござるが、しかし批判するなら読んでおきたいものでござるよ。

まあ、せっしゃにはヨネさんのように、教えてくれる親切な人もいるでござるよ。

--エリートにくらべて、被爆者たちは、地道に努力されているでござるね。

きれいごとではなく、かつての日本人がおこなってしまった戦争責任もきちと背負おうと思っておられる……。

知らないふりで、すりぬけようとする日本の政治家……。

実は、被爆者にたいするものも、水俣病にかんするものも、この手で逃げようとしていたでござるよ。

いろいろ、ひどい手をつかうのが日本の政府……。

政権がかわっても、これはかわらなかったでござるね。

敗訴しても、基準をかえたり、誰にも払わないですむような基準をつくったり、ペテン師のテクニックはすごいものでござるよ。

--それがバブルの時、国には金がないといいつつ、官官接待などでも税金をつかいまくったでござるね。

ノーパンしゃぶしゃぶで大騒ぎしたり、高級ワインは石原慎太郎だけではなかったでござるね。

たぶん、たいして改革もされていないから、新たな手をつかって、外務省なんて、高級ワインを飲んでいる可能性はないとはいえないでござろう……。

--しかし、庶民のする犯罪にはきびしいでござるね。

iPadもアメリカはシムフリーで、どんな通信会社のでも使用できるのに……。

日本では、ソフトバンクのみ……。携帯電話につないで輸入品をつかったら違法と脅すでござるね。

日本は中国よりも、共産主義とは、まさに的確な表現でござるね。

もちろん、官僚・政治屋の癒着・賄賂などは、ほとんどシムフリーどころではなく、つぎつぎに新たな法律をつくっても、抜け道をつくってあって、腐敗フリーでござるね。

小さな政府は福祉や医療、国民の年金……。

政治屋、官僚、企業家、学者、マスコミなどは、世界一の共産主義……。

それでいて、中国へ行けば、死刑になる人がゴロゴロいると、ヨネさんは話していたでござるよ。

石原都知事なんて、中国ならとっくに死刑でしょう、腐敗政治屋として……。その前に、小説家としても、逮捕じゃないかしら?

ヨネさんは嘲笑っていたでござるよ。

--宗教にしても、暴力団と関係があるようでござるよ。







【資料など】

ブラジルに「平和資料館」…長崎の被爆者ら
(読売新聞) - goo ニュース


原爆追悼祈念館が多言語化
(中国新聞) - goo ニュース


NPT会議 核廃絶へ行程表 合意文書素案
議長に提出(西日本新聞) - goo ニュース


島根原発報告書に複数ミス
(中国新聞) - goo ニュース


住民側の上告棄却=JCO事故でPTSD
-最高裁(時事通信) - goo ニュース














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