『二十三時的-NEWS23 diary 2000-2002-』
金平茂紀・著/スイッチ・パブリッシング2002年
オノ・ヨーコのインタビューがあるので手にした本です。
「プロローグ」 下「」引用。
「-略-インターネットという情報空間で、業務日誌のようなメモを書き残すことを思い立ったのは、TVニュースという仕事に長年関わってきてた末に、こころのどこかにぽっかりとあいた空洞を埋める方途を探し求めていた矢先だった。二○○○年の九月頃、僕がモスクワ駐在時代に制作していたテレビのニュース・ストーリー(「世紀末モスクワを行く」)に共感していただいたNFさんと再会する機会があった。その場でのことだ、僕が関わってきたニュース番組「筑紫哲哉ニュース23」のデスクという立場からみた一種の「定点観測」をネット空間で書き続けようという話がまとまったのは。-略-」
『ジョン・レノン・アンソロジー』というCDセット発売、オノ・ヨーコが来日。
日本のヘルメット……。下「」引用。
「オノ -略-それでその、マジソン・スクエア・ガーデンの、その、コンサートってものは、まあ、革命のコンサートっていうふうに思っていましたから。で、やはりその、日本のヘルメットをね、かぶってることがね、すごくなんか、あたくしたちにとっては意味があったわけですよ。-略-」
権威に反対するのにも時代の流れが……。下「」引用。
「金平 -略-六○年代のロンドンっていうのは、ある種の権威に対する反発っていうんですかね、そういう空気がみなぎっていたというお話しを書かれてますですね。ところがね、そのう、ヨーコさんとジョン・レノンが会われて、いろんな行動を共にするにしたがって、一番権威に反発しているはずのロンドン社会っていうのが、一種、逆の動きをみせますですよね。外部からの圧力とか圧迫っていうような書かれ方をされていましたけれども。-略-」
愛と平和……。下「」引用。
「オノ まあ、というよりも、ヴェトナム戦争というものが、結局あたくしたちが、愛と平和というものを信じて、そしてそれからみた場合に、まるでほんとにその、あたくしたちの一番嫌だと思っていることが起こっているような感じでございましたね。-略-」
湾岸戦争の時に、BBC放送で「Imagine」とか「Give Peace a Chance」は放送自粛されたという。
日本でいう有害図書規制みたいな扱いを受けたという金平……。
影響力があったジョン&ヨーコ。下「」引用。
「金平 フーバー(FBI長官)とかね、当時の、そういう人間が出てきて、つまり影響力、ジョン・レノンさんとオノ・ヨーコさんがやっていることについての影響力について、これは軽んじてはいけないこと、これはかなり警戒しなければいけないんだと、できれば国外追放したいんだっていうような。」
地下運動的なことはしていないというヨーコ。
ジョンの精神や魂……。下「」引用。
「オノ あたくしはそう思っておりません。だからそれはなんて言うのかしら、あのう、ジョンのね、精神とか魂というのは、今が一番、みんなが感じていることで、そして「Imagine」の歌もね、「Imagine」の歌が生れた時点よりも、ずっと今のほうが皆さんご存知ですし、みんなの心の中にあるんじゃないかと思いますね。で、あのう、「Happy Christmas, War is over」というクリスマスの歌を作る、「もしあなたたちが望むなら戦いは終わる」と、そういうクリスマスの歌なんですね。で、それは、ジョンが逝ってから、死んでしまってから、毎年クリスマスには、どこのラジオでも、まあ、流してくれるということになって。だからみんなもそれは、そういう意味で、なんていうかしら、だんだんわかってきて、今わかってきてくれているんじゃないかと思うんです。」
「ドラゴン・レディ」って言われた時は、イヤだったというヨーコ。
精神……。下「」引用。
「オノ 歌い継がれても、歌い継がれなくても、その精神が生きていってね、そしてもう人がイマジンなんて言葉は忘れたけれども、「Imagine」で歌われたことがもう、世界の現実になってるんだっていうことになれば、わたしはもうそれで幸せです。」
もくじ
目 次
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金平茂紀・著/スイッチ・パブリッシング2002年
オノ・ヨーコのインタビューがあるので手にした本です。
「プロローグ」 下「」引用。
「-略-インターネットという情報空間で、業務日誌のようなメモを書き残すことを思い立ったのは、TVニュースという仕事に長年関わってきてた末に、こころのどこかにぽっかりとあいた空洞を埋める方途を探し求めていた矢先だった。二○○○年の九月頃、僕がモスクワ駐在時代に制作していたテレビのニュース・ストーリー(「世紀末モスクワを行く」)に共感していただいたNFさんと再会する機会があった。その場でのことだ、僕が関わってきたニュース番組「筑紫哲哉ニュース23」のデスクという立場からみた一種の「定点観測」をネット空間で書き続けようという話がまとまったのは。-略-」
『ジョン・レノン・アンソロジー』というCDセット発売、オノ・ヨーコが来日。
日本のヘルメット……。下「」引用。
「オノ -略-それでその、マジソン・スクエア・ガーデンの、その、コンサートってものは、まあ、革命のコンサートっていうふうに思っていましたから。で、やはりその、日本のヘルメットをね、かぶってることがね、すごくなんか、あたくしたちにとっては意味があったわけですよ。-略-」
権威に反対するのにも時代の流れが……。下「」引用。
「金平 -略-六○年代のロンドンっていうのは、ある種の権威に対する反発っていうんですかね、そういう空気がみなぎっていたというお話しを書かれてますですね。ところがね、そのう、ヨーコさんとジョン・レノンが会われて、いろんな行動を共にするにしたがって、一番権威に反発しているはずのロンドン社会っていうのが、一種、逆の動きをみせますですよね。外部からの圧力とか圧迫っていうような書かれ方をされていましたけれども。-略-」
愛と平和……。下「」引用。
「オノ まあ、というよりも、ヴェトナム戦争というものが、結局あたくしたちが、愛と平和というものを信じて、そしてそれからみた場合に、まるでほんとにその、あたくしたちの一番嫌だと思っていることが起こっているような感じでございましたね。-略-」
湾岸戦争の時に、BBC放送で「Imagine」とか「Give Peace a Chance」は放送自粛されたという。
日本でいう有害図書規制みたいな扱いを受けたという金平……。
影響力があったジョン&ヨーコ。下「」引用。
「金平 フーバー(FBI長官)とかね、当時の、そういう人間が出てきて、つまり影響力、ジョン・レノンさんとオノ・ヨーコさんがやっていることについての影響力について、これは軽んじてはいけないこと、これはかなり警戒しなければいけないんだと、できれば国外追放したいんだっていうような。」
地下運動的なことはしていないというヨーコ。
ジョンの精神や魂……。下「」引用。
「オノ あたくしはそう思っておりません。だからそれはなんて言うのかしら、あのう、ジョンのね、精神とか魂というのは、今が一番、みんなが感じていることで、そして「Imagine」の歌もね、「Imagine」の歌が生れた時点よりも、ずっと今のほうが皆さんご存知ですし、みんなの心の中にあるんじゃないかと思いますね。で、あのう、「Happy Christmas, War is over」というクリスマスの歌を作る、「もしあなたたちが望むなら戦いは終わる」と、そういうクリスマスの歌なんですね。で、それは、ジョンが逝ってから、死んでしまってから、毎年クリスマスには、どこのラジオでも、まあ、流してくれるということになって。だからみんなもそれは、そういう意味で、なんていうかしら、だんだんわかってきて、今わかってきてくれているんじゃないかと思うんです。」
「ドラゴン・レディ」って言われた時は、イヤだったというヨーコ。
精神……。下「」引用。
「オノ 歌い継がれても、歌い継がれなくても、その精神が生きていってね、そしてもう人がイマジンなんて言葉は忘れたけれども、「Imagine」で歌われたことがもう、世界の現実になってるんだっていうことになれば、わたしはもうそれで幸せです。」
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