『はじめての坂本龍馬 ちくまプリマー新書 125』
斎藤孝・著/筑摩書房2010年
龍馬のいいところだけをあげられている感じがします……。
タイトルで「はじめて」というので「入門」的なものかと思いましたが、人生訓という感じがしました……。
「日本の構造を変えた人」、坂本龍馬。
--しかし、龍馬の思ったとおりには変わらなかっただろうなあ~とボクは思う。
今でも……。下「」引用。
「いまでも日本が外圧にさらされると、同じような考えを持つ人が出てきます。外国人は怖いから、日本人だけでやっていこうという人もいるし、外国人を受け入れるのはやめようとか、外国人の税金を高くして日本から追い出そうとか、外国人の指紋を取って締めつけを厳しくしようという人たちもいます。」
たしかにいますね……。それで日本が豊かになったかといえば、住みづらくなり、かつ危険になったとしか思えません。
龍馬は見据えていた。下「」引用。
「しかし、外圧にあぶられてたぎってしまっている人たちには、なかなかそれが見えません。龍馬はその中で、しっかりと未来を見据えることができる人だったのです。」
海舟から……。下「」引用。
「そして能力主義をとるアメリカ社会にふれ、日本が狭い身分社会にしばられている限り、アメリカやヨーロッパの国々のように強くはなれないと幕府に進言するのです。
勝海舟に会って、その話を聞いた龍馬は、日本の矛盾を一気に理解できたはずです。なぜなら、龍馬自身が郷士という低い身分にあって、その矛盾を一身に感じていたからです。」
見ようとしないと見えない差別は今でもありますね……。外国人は「見えない檻」が日本にはあるといっていますね……。その檻を破ろうとしたのが龍馬だったようにも思える……。
新選組はその檻で、人間をやめて獣になってしまった……。
自分を捨てた人間。下「」引用。
「自分を捨てた人間は強さを持ちます。西郷隆盛も「自分を捨てた人間は、手に負えない。だから大きなことが成せるのだ」と言っていますし、坂本龍馬もそういう考えを持っていました。」
無私といえば吉田松陰でしょうね……。
今では、利己的な欲望は捨てず、理性や良心をすてて偉くなった人が多すぎますね……。
相手にも利益を考えたのか……。下「」引用。
「これは私の想像ですが、龍馬と春嶽と自分の間に相互の利益を提示して、WINWINの関係ができるような提案をしたのではないかと思います。すべての交渉事は、自分だけの利益ではなく、相手にも利益になるようなオプションが必要です。」
著者はトヨタでセミナーを引き受けたという。
もくじ
目次
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斎藤孝・著/筑摩書房2010年
龍馬のいいところだけをあげられている感じがします……。
タイトルで「はじめて」というので「入門」的なものかと思いましたが、人生訓という感じがしました……。
「日本の構造を変えた人」、坂本龍馬。
--しかし、龍馬の思ったとおりには変わらなかっただろうなあ~とボクは思う。
今でも……。下「」引用。
「いまでも日本が外圧にさらされると、同じような考えを持つ人が出てきます。外国人は怖いから、日本人だけでやっていこうという人もいるし、外国人を受け入れるのはやめようとか、外国人の税金を高くして日本から追い出そうとか、外国人の指紋を取って締めつけを厳しくしようという人たちもいます。」
たしかにいますね……。それで日本が豊かになったかといえば、住みづらくなり、かつ危険になったとしか思えません。
龍馬は見据えていた。下「」引用。
「しかし、外圧にあぶられてたぎってしまっている人たちには、なかなかそれが見えません。龍馬はその中で、しっかりと未来を見据えることができる人だったのです。」
海舟から……。下「」引用。
「そして能力主義をとるアメリカ社会にふれ、日本が狭い身分社会にしばられている限り、アメリカやヨーロッパの国々のように強くはなれないと幕府に進言するのです。
勝海舟に会って、その話を聞いた龍馬は、日本の矛盾を一気に理解できたはずです。なぜなら、龍馬自身が郷士という低い身分にあって、その矛盾を一身に感じていたからです。」
見ようとしないと見えない差別は今でもありますね……。外国人は「見えない檻」が日本にはあるといっていますね……。その檻を破ろうとしたのが龍馬だったようにも思える……。
新選組はその檻で、人間をやめて獣になってしまった……。
自分を捨てた人間。下「」引用。
「自分を捨てた人間は強さを持ちます。西郷隆盛も「自分を捨てた人間は、手に負えない。だから大きなことが成せるのだ」と言っていますし、坂本龍馬もそういう考えを持っていました。」
無私といえば吉田松陰でしょうね……。
今では、利己的な欲望は捨てず、理性や良心をすてて偉くなった人が多すぎますね……。
相手にも利益を考えたのか……。下「」引用。
「これは私の想像ですが、龍馬と春嶽と自分の間に相互の利益を提示して、WINWINの関係ができるような提案をしたのではないかと思います。すべての交渉事は、自分だけの利益ではなく、相手にも利益になるようなオプションが必要です。」
著者はトヨタでセミナーを引き受けたという。
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原爆神話に加担した一部のキリスト教聖職者。
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【プロテスタントと阿片】
1 中国革命の起点
■ドイツ■
ヒトラー独裁下のジャーナリストたち
岩波ブックレットNO.55 荒れ野の40年
■日本■
【日本基督教団】
からくり民主主義
変わっていくこの国で-戦争期を生きたキリスト者たち-
【日本キリスト教婦人矯風会】
フェミニズムと朝鮮
もくじ
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