磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

アンパンマンが生まれた理由

2010年05月14日 | 読書日記など
NHK プレミアム8 2009年12月10日

アンパンマンが生まれた理由


2008年7月、アンパンマン放送20周年パーティ。

巨大なアンパンマンのゴンドラにのって登場する、やなせたかし。

元祖は人間がアンパンマンをやっていた。かっこ悪いヒーロー。

そして、アンパンの顔のアンパンマンへ。

評判がわるかった初期。気味が悪い。



勇ましい話をかけといわれたという。

ひもじい人を助けるためには、犠牲にならないといけないという……。

……暴力によって解決したかのようにみせかけるのが正義なのだろうか?

やなせは語る。「電車で喫煙を注意するとなぐられる」

しかし、なぐっているのはアンパンマンでは?

--陸軍に入隊したやなせ。



戦争中、食べられないということが我慢できなかったという。

中国の民衆を助けるためだと思っていたが、戦後は悪いことばかりしている……。日本軍は負けたので、悪いことになったように語るやなせ。しかし、全否定はできないだろう……。だが、すべての軍隊は戦争になれば、虐殺が仕事……。

正義とは食べられるようにすること……と、彼は感じたようだ……。

スーパーマンは、ふだん新聞記者をやっていて空をとぶなんて、嘘っぽい! とやなせ。

……それに比べて、アンパンマンはリアルなのだろうか?

シリアスな内容で不人気だったアンパンマン。

--幼稚園で、ボロボロの絵本があった。それが「アンパンマン」だったという。


「手のひらを太陽に」作詞。




太陽ではなく、懐中電灯に手をかざしたというが、歌にならないので太陽にしたという。

月刊誌『詩とメルヘン』創刊



優秀な弟、戦死……。
骨壷には木が一片あっただけだという……。







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【絵本】くろくんとふしぎなともだち 絵本・こどものひろば

2010年05月14日 | 読書日記など
『くろくんとふしぎなともだち 絵本・こどものひろば』
   なかやみわ・作絵/童心社2004年

やはり、くろくんは、クレヨンですね。



その電車は、なんにでもなれるネンドだって……。

クレヨンがいろいろ、おえかきをしますよ。

おもしろいねえ~♪





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【絵本】ともだち バーニンガムのちいさいえほん 6

2010年05月14日 | 読書日記など
『ともだち バーニンガムのちいさいえほん 6』
   ジョン・バーニンガム(作)/
     谷川俊太郎(訳)/富山房1976年

ふかみどりの服をきた男の子が、アーサー。
左の黄色っぽい服をきた男の子のともだち……。



でも、いいときばかりじゃない……。

だけど、アーサーがいちばんのともだちという……。

「困ったときが本当の友」

こういう古いことわざもありますね……。






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こころは原子爆弾-その巨大なパワーを有効に使う方法-

2010年05月14日 | 読書日記など
『こころは原子爆弾-その巨大なパワーを有効に使う方法-』
   アルボムッレ・スマナサーラ(著)/国書刊行会2001年

原子爆弾などと書かれてありますが、単なる比喩だそうです。
--この本は外国の仏教の本といっていいかと思います。
原子爆弾に反する本でもないし、それを止めるようなどという仏教精神は書かれてありません……。



たとえですね……。下「」引用。

「世の中は最も危ういものは“こころ”です。“こころ”は原子爆弾のようなものです。その“こころ”を清らかに保ち、暴走して不幸に陥らないように簡単に守る方法があります。」

しかし、原子爆弾に関する知識はほとんどない人のようです。

こわくないそうです……。下「」引用。

「現在、世の中でもっとも怖い兵器といえば核兵器でしょうね。原子爆弾はとてつもなく危険な殺人兵器ですが、原子爆弾そのものはそこにあるからといって、べつに怖いものではありません。だれかがそれを発射なり点火なりして使ったときはじめて、想像を絶するような災難が起こるのです。さらに、その災難は子どもから孫の代にいたるまで、何年も何十年もつづけて人びとを苦しめるのです。」

原子爆弾から放射能が出ているのに、こわくないそうです。

さらに、開発だけで、何十万の人が殺されているというのに、怖くないのでしょうか?

それだけですまず、そこに原爆がある場合、多くは実験もなされているわけです。

その被害者のこともないようです。

「原子力帝国」というシステムがなければ、この武器を持つこともできないということも理解していないようです。

やはり、くどいようですが、書きます。

「公害と原発のあるところに民主主義はない」

その悪魔の双子、核兵器もまた同様ですね……。

……やはり比喩だそうです。下「」引用。

「今回のお話は、「こころは原子爆弾」という比喩を使って進めてきました。原子爆弾と限定せずに、たんに爆弾と言ってもよかったのですが、こころというものがたった一人の誤りで無数の人類を苦しませ、不幸にしたり、さらに何世代にわたってまで迷惑をかけることもあるということで、爆弾よりも原子爆弾としたほうがピッタリだと考えたのです。」

それなら、どうしてサブタイトルがあるのでしょうかね?

宗教家もただの人間だということが理解できる一冊でした……。

永井隆のエッセイを思い出します。理解してない人たちは、すぐに答えがでるものですね……。

ネットをみていると、そういうことがよくありますね。

--ボクも誰から、そう言われているかもしれませんね……。










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アンパンマンの遺書

2010年05月14日 | 読書日記など
『アンパンマンの遺書』
   やなせたかし・著/岩波書店1995年

表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「1972年、あの不思議なヒーロー、アンパンマンが初めて空を飛ぶ。それから10年後の突然の人気爆発を、だれが予見しただろう。戦中派の作者が70代で迎えた人生最大の華やぎ……
たくまざるユーモアとペーソスに彩られた、四コマ漫画のホップ・ステップ人生--銀座モダンボーイの青春/画家を志す軟弱青年の地獄の軍隊生活/そして、ついに登場するアンパンマン……
手塚治虫、永六輔、いだみたく、宮城まり子さんら、多くの人びととの交流を横糸に、味わい深い人生模様が織り上げられていく。」



アンパンマンがどう育っていったか……。下「」引用。

「-略-ぼくが死ねば、アンパンマンがどういう風にしてぼくの中で育っていって世の中へ出ていったのかが解らなくなる。遺書はぜひ書いておかねばとずーっと思っていたので、これは天が与えてくれるチャンスと思った。-略-」

著者は高知県香美郡香北町在所村で生まれたという。

上海にいた父母……。下「」引用。

「この頃父は、母と結婚して上海にいたから、ぼくも弟も上海で母の胎内に入ったと思うが、出産は母の希望で故郷だった。-略-」

父が死に、養子に出た弟……。

軍装と東京高等工芸学校。下「」引用。

「皇居前で全学生の分列行進があり、制服制帽で参加せよと指示されていたが、われら東京高等工芸学校は、ソフトに背広に軍装、鉄炮かついで参加という珍妙奇怪なスタイルとなった。-略-」

そして、卒業して田辺製薬入社。
ポスターの色校正をしていたという。
漫画を書く。下「」引用。

「園哲哉は、生理用品の漫画を描いていた。そしてこの仕事は入社後、ぼくがひきつぐことになる。」

徴兵、そして入隊……。下「」引用。

「-略-郷里の高知で徴兵検査をうけたが、近眼だったことを除いて何も悪いところがなく、第一乙種で合格して、天に代わり手て不義をうつの歌におくられて入隊した。なんと入隊したのは郷里の高知の聯隊ではなく、九州小倉の野戦重砲隊であった。-略-」

マラリアにかかったという……。
何もしなかった戦争……。下「」引用。

「ぼくは本格的な空襲も知らない。戦争も知らない。前線へ出征して、敵前上陸もやったし、一ヵ月に及ぶ転進作戦にも参加した。
 たしかに三度ばかり弾丸の洗礼も受けたが、戦争をしていたのは別の兵隊で、ぼくは何もしなかった。敵影を見たことがなく、敵に対して実弾を発射したこともたった一度もない。-略-」

正義のための戦いなんてどこにもない。下「」引用。

「-略-日本の戦争は聖戦で、正義の戦いと言われればそのとおりと思っていた。正義のために戦うのだから生命をすてるのも仕方がないと思った。
 しかし、正義のための戦いなんてどこにもないのだ。
 正義はある日突然逆転する。
 正義は信じがたい。
 ぼくは骨身に徹してこのことを知った。これが戦後のぼくの思想の基本になる。」

水木しげるさんと、同様の意見ですよね。
……しかし、アンパンマンは正義じゃないんでしょうかね?

『詩とメルヘン』創刊。--ボクも読者でしたね……。

『青い鳥』のパンの妖精とフランケンシュタインが合体して、アンパンマンになったという。




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