『おりょう-龍馬の愛した女-』
大内美予子・著/新人物往来社1978年
これも、小説ですね……。
料理ができないおりょう……。下「」引用。
「龍馬は、かつぶしはないかと言った。かつぶしぐらいはある……だいたい、おきみが、ここに居れば、もう一品、二品、間に合わせでも何とか格好をつけただろうが、おりょうには、そういう才覚が備わっていないのだ。
龍馬は、削箱を足にはさんで、実に上手にたくさんかつぶしを削り、おりょうに流し許のねぎを刻ませて味噌と混ぜ、すり鉢に塗りつけて炭火の上で焼いた。
こんどは、実に香ばしい、いい匂いがただよい、おりょうまで、自分の空腹を思い出させられたくらいだった。-略-」
契りおした仲じゃと、獄舎に入れられたおりょうの父の面会へ行く龍馬。
しかし獄卒は面会を許さず、金を役人にわたし、餅代にしてくれ、余ったら獄の中の人に分けてくれと龍馬……。金を渡すのは、友達が泥棒で捕まって知ったという。
江戸へ送られるのは死罪、京に残された者は死罪まではいかないという風説があったという。
井伊大老暗殺される……。
--井伊の安政の大獄で吉田松陰、橋本左内などは死罪に、りようの父・楢崎将作も死んだ……。
借りた家は格安だったという。それは、家族が次々と死んで、家族が全部なくなったから、誰も借りようとしないからだという龍馬……。
NA156 坂本龍馬妻お龍実家楢崎家跡
楢崎龍
もくじ
目次
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大内美予子・著/新人物往来社1978年
これも、小説ですね……。
料理ができないおりょう……。下「」引用。
「龍馬は、かつぶしはないかと言った。かつぶしぐらいはある……だいたい、おきみが、ここに居れば、もう一品、二品、間に合わせでも何とか格好をつけただろうが、おりょうには、そういう才覚が備わっていないのだ。
龍馬は、削箱を足にはさんで、実に上手にたくさんかつぶしを削り、おりょうに流し許のねぎを刻ませて味噌と混ぜ、すり鉢に塗りつけて炭火の上で焼いた。
こんどは、実に香ばしい、いい匂いがただよい、おりょうまで、自分の空腹を思い出させられたくらいだった。-略-」
契りおした仲じゃと、獄舎に入れられたおりょうの父の面会へ行く龍馬。
しかし獄卒は面会を許さず、金を役人にわたし、餅代にしてくれ、余ったら獄の中の人に分けてくれと龍馬……。金を渡すのは、友達が泥棒で捕まって知ったという。
江戸へ送られるのは死罪、京に残された者は死罪まではいかないという風説があったという。
井伊大老暗殺される……。
--井伊の安政の大獄で吉田松陰、橋本左内などは死罪に、りようの父・楢崎将作も死んだ……。
借りた家は格安だったという。それは、家族が次々と死んで、家族が全部なくなったから、誰も借りようとしないからだという龍馬……。
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楢崎龍
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