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坂本竜馬その偽りと真実-なぜ、暗殺されなければならなかったのか-

2010年01月31日 | 読書日記など
『坂本竜馬その偽りと真実-なぜ、暗殺されなければならなかったのか- 静山社文庫 Aほ1-1』
   星亮一・著/静山社2009年

この本で目新しかったのは、龍馬と小松帯刀との関係ですね。
--この二人なら、意見はあうだろうなあーと思いました……。



坂本家は、長男の分家だった……。下「」引用。

「しかも龍馬の生家は、長男が継いだ分家だけに本家と同格だった。龍馬のものおじしない態度は、こうしたこことと無縁ではない。」

龍馬の姉・乙女が来ると、男たちは道をあけた。

息子を遊学させるために山林を売った岩崎弥太郎の父。下「」引用。

「地下浪人にとって息子を江戸に遊学させることは大変だった。父は父祖出来の山林を売却し、これに宛てた。」

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司祭・沢辺琢磨……。下「」引用。

「龍馬は琢磨を逃亡させた。琢磨はなんと蝦夷地まで逃れ、沢辺琢磨を名乗り、ロシア正教のニコライの下でハリストス正教会の設立に加わり、司祭になる。」

板垣退助……。下「」引用。

「板垣の生家は三百石を支給された馬廻約の家柄だった。家老、中老に次ぐ上士である。龍馬や半平太とは家格が違っていた。
 その割には狭量で極端に潔癖な男だった。手を洗う際に手桶一杯の水を使い、旅するときは、箸と茶碗を持参した。
「とてもつきあいかねる」
 龍馬は、好きになれなかった。」

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井筒屋の娘だったお龍。下「」引用。

「お龍は京都西陣有機織物匠・井筒屋の娘で、少女時代に京都の医師で公家の中川宮家侍医(じい)・楢崎将作の屋敷の行儀見習いに上がった。その才気を見込まれて養女になった。
 楢崎は安政の大獄で連座して獄死したため、お龍は養母と義理の妹や弟を抱えて苦労し、働いているときに龍馬と知り合った。」

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小松も西郷と同様……。下「」引用。

「西郷は若い頃、農民をいかに処遇し、国を富ませるかを実地で学んだ人物だったが、小松も同じだった。肝付家や小松家は領主であり、領内には戦国時代から続く家臣や農民がいた。」

「小松も龍馬も反倒幕派」 下「」引用。

「-略-小松の考えは、西郷や大久保とは若干、ニュアンスが異なっていた。
 小松は長州と密約を交わす一方で、一橋慶喜とも昵懇(じっこん)の付き合いをしていた。」

龍馬の暗殺と小松の失脚、関連ありか?

坂本家記念館長・森健志郎館長(元高知新聞)。下「」引用。

「会津が龍馬を殺したと言われていますが、どうも納得できないのです。あの時点では、龍馬も幕府も含めた新生日本を考えていた。その龍馬を会津藩主が殺せと言うのだろうか。どうも納得しにくいのです-略-私は薩摩が龍馬を暗殺したと考えています。黒幕は西郷隆盛、実行犯は中村半次郎でしょう」
 と、森さんの歯切れのいい感想を述べた。」










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