磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

空想力

2005年11月26日 | 短編など
--童話作家-- 空想力

「空想力って、どうやったら浮かんでくるんだ」
と、聞かれた。

「う~ん」
と、少し考えて、
「お腹がすいたとき、
白い雲がいろんなものに見えたりするだろう。
あーあーいう時さ」
「わかったわかった」
友達は喜んでいた。

きっと小学生のころを思い出していたのだろう。





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もくじ--童話作家--



【本人評】H君と話していたことです。
ただの会話ですね。あはは……。
何の芸もございません。
こういうの好きなんですよ!


物理・化学から考える環境問題 科学する市民になるために

2005年11月26日 | 読書日記など
『物理・化学から考える環境問題
   科学する市民になるために』
     白鳥紀一・編/藤原書店2004年



僕はどうも化学は苦手で、さらに物理はひどいものです。
しかし、避けてばかりいたら、ますますダメだというので、
挑戦することにしてみました。

環境破壊する動物の筆頭は人類でしょうね。
イースター島も今のようになったのは、
人間が木を伐採しすぎたからだといいます。
でも、美しい島だとも思います。
もちろん、行ったこともありませんが……。(-_-;)

昔読んだ科学の本では、
ウランは地球の創世時には存在しないと書かれてあったのに、
この本では、存在していたと書いてありました。

科学者でもない私はどちらが本当なのか、
理解に苦しみます。どちらも存在した理由が書かれてありません。

司馬遼太郎も史料が間違ってしまえば、
間違えた記載をすることもあるわけです。
しかし、司馬遼太郎は少なかったですし、
司馬遼太郎を批判している人のほうが、
ご存知ないなあーと思うことが多かったです。

原爆開発によって利益をえたデュポン社の名前が
ここでも出てきます。引用します。

「一九七五年にデュポン社のある幹部は「フロンがオゾン層の破壊によって健康に危険を及ぼすと信ずるに足る証拠があれば、われわれとしても問題の化合物の製造を中止する用意はある」と言明した。しかし、まもなく成層圏でフロンおよび(4)式により生ずる一酸化塩素が検出されてローランドからの仮説の正しさが信じられるようになったにもかかわらず、いつ始まりどの程度の規程かもわからない将来の環境上の問題よりも、利益の方が優先される状況は続いた。」


オゾン測定の方法も書かれてありました。

「オゾン濃度の測定にはドブソン分光光度が用いられてきた。これは、太陽光の紫外領域の特定の波長における強度を測定するものである。オゾンは(3)式の化学反応にともなって紫外線を吸収するため、太陽直射光をプリズムで分光し、オゾンにより吸収を受ける二九○ナノメートルよりも短い波長の紫外線強度と、吸収を受けにくい波長に紫外線の強度の比を測定すると、太陽光が大気圏を通過して観測装置に届くまでのオゾンの総量を地表での観測により知ることができる。この原理を応用したのがドブソン分光光度計で、一九二四年に開発されて以来、オゾン層観測の標準機器となっている。」


液体二酸化炭素のことは、まるでSFのように
感じました。

タバコの煙に210Poは、多く含まれているそうです。

環境ホルモンには、「増幅度」というものがあり、
発症もこれによって変化するそうです。




もくじ[環境問題]

D069.あれはママ?

2005年11月26日 | 【小説】 レインボー...
V.あい色の部屋(虹の世界)

D069.あれはママ?





「ママ、あの人はきみのママなの」
「そう、わたしのママよ」

 カールは本当かどうかわからないので「きいてみようよ」とアドバイスした。

「でもー……」
 ユリカはためらった。

「もしかしたら、きみのママじゃないかもしれないじゃないか。もしかしたら……、もしかしたら、のっぺら坊だったり、口が耳もとまでさけていたり……」

「だったら、行きたくないわ」
 ユリカは強く言った。

「きいてみようよ」
 とカールも強く言った。

「でもー……」
 ユリカはためらった。

「もしかしたら、きみのママじゃないかもしれないじゃないか。もしかしたら……、もしかしたら、のっぺら坊だったり、口が耳もとまでさけていたり……」

「だったら、行きたくないわ」
 ユリカは強く言った。

「でも、もしかしたら、地上におりる道を知っているかもしれないよ」
「そうかもしれないわね」

 ユリカとカールはベッドにもたれかかって泣いている女の人に近づいて行った。
「あー、あー」
 女の人は急にこちらを向いた。

「あっ、ママ」
 ユリカは驚いた。

 女の人は「あー、わたしのかわいい子どもは……、これから、どうなってしまうの」と、とても悲しそうに叫んだ。ユリカのママは両手を大きく上げて、かみの毛をかきむしり、両手で顔をおおった。

 カールは「きみのママ、泣いているよ。きみが怒って家をとび出したからじゃないの?」ユリカをじっと見つめていた。

「でも、わたし……」
「ママにあやまったら」
「でも……」

「じゃ、せめて、声をかけてあげたら。ハローって」
「ハローって?」

「そのくらいできるだろう。きみのママはあれだけ、きみのことを思って苦しんでいるのだから……」
「ハローって……」

「はやく」
 カールがそう言うとユリカはママに近づいて行き「ハッ」と言ったとき、ママは消えていた。

「どういうこと」
「さぁー」

「どういうこと」
「さぁー、でも、本当にきみのママ、悲しんでいると思うなー。もしかしたら、きみのママもその物知りの人のところに相談に来ていたのかもしれないし……」
 ユリカはカールの話なんて、耳にはいらず、考えこんでいた。

「ここは、ファミリー・レストランのチェーン店の事務所でもあるのか」
 カールは、メニューなどを見て、よだれをたらしていた。

 そんなカールの独り言をきいていないユリカはチラシを見ながら、ベッドの上に腰をかけようとした。

 ユリカは、ヒューと落ちて行った。
 誰もいなくなったベッドの上をカールは覗きこむ。

「あれー、ここが 扉だったのか。よおしー、覚悟を決めて一、二の三」
 ベッドの上に飛び乗った。




閑話休題

コミュニケーションというものは難しいものですね。

たとえ親子であっても、それは難しいものですね。

意味あることを伝えようと思えば思うほど、

コミュニケーションは大変になります。

でも、ぶつかりあうことも大切なのではないでしょうか?

ぶつかりあうことをやめて、アラシをするような

そんなことはやめようね!

むなしいだけだよ!






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