県ゆかりの偉人の書や手紙、画家の絵など114点を集めた展示「土佐の歴史玉手箱」が、高知市桟橋通の市立自由民権記念館で開かれている。高知市の元軍人で戦後は県質屋組合理事長を務めた近森重治さん(1896~1977年)の収集品。幕末の土佐藩主・山内容堂(豊信)の書や、県展発足に尽力した画家・山脇信徳の代表作の一つなど、〈郷土の名宝〉がそろう。31日まで。
生前、高知市民図書館が近森さんから購入した蔵書や、同記念館が昨年に遺族から寄託された資料の整理を進め、主立った品を選んだ。県ゆかりの人物の作品のほか、浮世絵も数多い。
山脇の絵「鏡川鮎釣」は、アユ漁を穏やかに描いた名作。31年に第6回国展に出展され、図録により存在は知られていたが、長らく所在不明となっていた。容堂の書は「武陵罪人」と署名され、容堂が幕府から謹慎を命じられていた1859年から62年までに書かれたものとみられる。
自由民権運動に奔走した植木枝盛の書は、1886年の土陽新聞の社説で披露した自らの文言を力強く記しており、植木の人柄が伝わる。植物学者の牧野富太郎らの書簡もある。
同館の筒井秀一事務局長は「ほとんど存在が知られていなかった資料。丁寧に集めており、専門家にも見てもらいながら、目録を作りたい」と話していた。
越知町越知の無職森岡高二さん(69)は「多くの偉人を輩出した県ならではの資料。よくこれだけ集めた」と見入っていた。
5/9 読売新聞
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山脇の絵「鏡川鮎釣」は、アユ漁を穏やかに描いた名作。31年に第6回国展に出展され、図録により存在は知られていたが、長らく所在不明となっていた。容堂の書は「武陵罪人」と署名され、容堂が幕府から謹慎を命じられていた1859年から62年までに書かれたものとみられる。
自由民権運動に奔走した植木枝盛の書は、1886年の土陽新聞の社説で披露した自らの文言を力強く記しており、植木の人柄が伝わる。植物学者の牧野富太郎らの書簡もある。
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高窪原発建設反対運動についてご存じでしたらどんなことでもおしえてください。当時選挙の際自民党の幹部クラスが次々に土佐入りしたけれども反対側が勝ったと記憶しています。自由民権運動の伝統ではないでしょうか。上記ブログに「メッセージ欄」というものがあります。どうぞよろしくお願いいたします。