大阪龍馬会

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大坂城:幕末の写真原版6点、天守閣で公開 10日間限定

2008-03-14 11:19:11 | 展示会・イベント
 幕末の大坂城を撮影した写真原版6点が15日から、大阪市中央区の大阪城天守閣で公開される。明治維新で焼失する前の姿が分かる現存最古とみられる貴重な写真。光で劣化するため、今回が10年ぶりの公開で、展示は10日間に限定する。

 原版(縦約9センチ、横約11センチ)は、感光剤に浸したガラス板に被写体を投影、定着させる「湿板(しっぱん)写真」。正面玄関にあたる大手門、本丸を囲むやぐらなどを写した図柄で、日本に湿板写真技術が伝わった直後の1865年ごろに撮影されたという。

 当時、大坂城にいた江戸幕府14代将軍・徳川家茂(いえもち)や側近が、長州戦争や外交問題に備え、軍事資料を作るために城の外周の撮影を命じた際、「番外編」として写されたものとみられる。同時に撮影された原版49枚は宮内庁が保管。やぐらは天守閣などとともに1868年の明治維新の際、幕府側によって焼かれた。

 第二次世界大戦末期の写真や、約400年前に城を描いた屏風など計126点も展示。大人600円、中学生以下無料。問い合わせは大阪城天守閣(06・6941・3044)。

毎日新聞 2008年3月14日


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