大阪龍馬会

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聖福寺:龍馬ゆかりの唐寺 大雄宝殿修復へ募金活動

2010-09-18 00:01:00 | 龍馬ニュース
 1677年に創建された黄檗(おうばく)宗の唐寺で、幕末の志士・坂本龍馬にもゆかりの深い聖福(しょうふく)寺(長崎市玉園町)が老朽化したため、市民有志が募金活動を今月から始めた。特に本堂「大雄宝殿(だいゆうほうでん)」(県指定有形文化財)の傷みが激しく、2年をかけて1億円を集め、修復を目指す。

◇長崎市民有志、「協力会」を設立
 聖福寺は、長崎出身の禅僧・鉄心道胖(1641~1710年)が建立。黄檗宗の大本山・万福寺(京都府宇治市)にならった建築様式が貴重とされ、大雄宝殿▽天王殿▽山門が県の有形文化財に指定されている。1867年に、坂本龍馬の海援隊が運航し、瀬戸内海で紀州藩船と衝突して沈んだ蒸気船「いろは丸」の賠償交渉が解決した場となったことでも知られる。

 だが、日中貿易で来日した広東省出身者が檀家の中心だったため、長崎での貿易が衰えた戦後は檀家が減少。寺勢も衰え、伽藍(がらん)も老朽化した。現在は、屋根が草むして崩れ出し、軒先は崩落寸前の状態だ。

 このため、郷土史家ら市民有志が今月1日に「大雄宝殿修復協力会」を設立。募金活動を決めた。世話人代表の一人、原田博二・長崎史談会長(64)は「国の文化財になり得る貴重な名刹(さつ)。抜本的に改修したい」と話している。問い合わせは同会事務局(090・4992・5037)。

9/10 毎日新聞


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