大阪龍馬会

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龍馬が届けた玄瑞の半平太あて手紙、4/23から公開--県立文学館

2010-04-26 00:01:00 | 展示会・イベント
 尊皇攘夷派の長州の志士、久坂玄瑞(1840~64)がしたため、坂本龍馬(1835~67)が武市半平太(1829~65)に届けた手紙が約80年ぶりに見つかり、23日から県立文学館(高知市丸ノ内1)で初公開される。長年行方不明とされていたが、山内家が県へ寄贈した資料の中から偶然発見された。調査にあたった土佐山内家宝物資料館(同市鷹匠町2)の藤田雅子学芸員は「攘夷の機運の盛り上がりを象徴する、重要性の高い資料」と見ている。

 手紙は文久2(1862)年に書かれ、縦24・3センチ、横67・3センチ。久坂が、攘夷のため奮起を促そうと書いた武市あての手紙で、剣術修行の名目で萩(長州)に滞在した龍馬に託したものとみられる。展示準備の過程で、古文書だけでも約2万点に上る04年度の寄贈資料を調べる中、見つかった。

 前半部分には、「此度坂本君御出浮被為在、無腹蔵御談合仕候」(今回、龍馬がこちらへ出かけてきたので、腹を割って話をした)と、対面した2人が率直に話し合ったことを伺わせる内容が記してある。

 続いて、「諸侯不足恃、公卿不足恃、草莽志士糾合義挙の外には迚も策無之事」(大名も公家もあてにならない。草の根の志士が力を合わせて行動を起こす以外に手段はない)と、決起を促す核心部分へ。大義のためなら土佐、長州両藩が滅びてもいいという趣旨の記述もある。藤田学芸員は、「この時代の基本教養は儒学。上の者に逆らうことはあり得ないとの教育を受けている。(手紙にある)発想が生まれたからこそ、明治維新が実現できたのだろう」と指摘する。

 また、「坂本君へ御申談仕候事とも篤く御熟考可被下候、尤沈密を尊ふハ申迄も無之候」(龍馬に話したことについてもよく考えてください。当然のことながら秘密は守ってください)とも。重要な内容が証拠として残らないよう、字にせず龍馬に口頭で伝えさせていたことから、龍馬を使者として信頼していたことも伺える。武市に手紙を届けた後、龍馬は間もなく脱藩した。

 手紙は、県立文学館での企画展「山内容堂」(23日~6月27日)で一般公開される。一橋(徳川)慶喜が第15代将軍に就任する直前、前土佐藩主・山内容堂へあてた自筆の手紙や、容堂が使者の後藤象二郎を通じ、慶喜へ提出した大政奉還建白書の写しなども初公開される。

4/22 毎日新聞

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