香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

本のことまとめて

2015-11-03 20:13:20 | 本のこと
読み終わっていたけどアップしていなかったのと
ちょっと風邪をひいてしまい、静かにしていたので
読んだ本をまとめて…

浅田次郎さんの
『わが心のジェニファー』



日本びいきの恋人、ジェニファーから、結婚を承諾する条件として
日本へのひとり旅を命じられたアメリカ人青年のラリー。
ニューヨーク育ちの彼は、米海軍大将の祖父に厳しく育てられた。
太平洋戦争を闘った祖父の口癖は「日本人は油断のならない奴ら」。
日本に着いたとたん、成田空港で温水洗浄便座の洗礼を受け、
初めて泊まったカプセルホテルに困惑する。……。
慣れない日本で、独特の行動様式に戸惑いながら旅を続けるラリー。
様々な出会いと別れのドラマに遭遇し、成長していく。
東京、京都、大阪、九州、そして北海道と旅を続ける中、自分の秘密を知ることとなる……。
圧倒的な読み応えと爆笑と感動。浅田次郎文学の新たな金字塔!


アメリカ人の目から見た日本の姿が
ユーモラスだったり、辛辣だったり、愛おしかったり
ラリーの行動が、素直で笑えたり、心配になったり
少しハラハラしながら読み進めて
最後には、こうなるか…と愕然としたけど
浅田次郎さんらしいなと、納得

能町みね子さんのエッセイ
『オカマだけどOLやってます。」
 ~ナチュラル篇~



エッセイスト、イラストレーター、ライターの
能町みね子さんの、まだ体は男だったとき
派遣している会社には性別を偽って働いていた時の
絵付きエッセイ集です
以前も、もっとコミック調のものを読んだことがあって
また読んでみたくなり、図書館で借りました
他人に、女性と見られるのか、気になって仕方がなかったり
昔からの友人には、どんなことをしても男同士だったり
経験、想像できないながらも、楽しく読めるのです
モスの中津から揚げバーガー食べながら
ひとりニヤニヤ笑いながら読んでおりました

群ようこさんの
『れんげ荘』と『働かないの』



口うるさい母親の元から45歳で独立し
広告会社でバリバリ働いていた時の貯金で
月10万円で、心穏やかに楽しく暮らそうと決めたキョーコ
古い木造の、トイレ、シャワー室共同のアパート
「れんげ荘」で暮らしていく様子
不安になったり、生活の不便さに嫌になったりもして
それでも、自分なりの幸せを求めているようで
なんだか、人それぞれの幸せを考えてしまう本でした
あっという間に2冊、読めました



今日、少し風邪もよくなったようなので
10kmほど走ってきた北大の銀杏並木は
だいぶ葉が落ちていましたが
写真は一昨日の晴れた日です



もう晩秋ですね。。。