香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

あの空の下で

2011-06-23 20:29:41 | 本のこと
吉田修一さんの『あの空の下で』

  初めて乗った飛行機で、少年は兄の無事を
 一心に祈っていた。空は神様に近い分、願い
 事が叶う気がしてーー。機上で、田舎の駅で、
 恋人が住んでいた町で。ささやかな、けれど
 忘れられない記憶を描いた12の短編と、東南
 アジアから北欧まで、6つの町での出会いを
 つづったエッセイの詰め合わせ。
  ANAグループ機内誌「翼の王国」人気連載
 をまとめた、懐かしくいとおしい、旅情を誘う作品集


短編なので、いつも鞄に入れて、移動の時に読んでいました
『悪人』や『パレード』など、ちょっと重い長編小説と違って
読んでいて,ほろ苦い思い出が蘇ってくるようで
安心して、移動の短時間に集中して読めた本でした

ANAに乗ったことが今までに1回しか無くって
吉田修一さんがこんな軽快な短編を書かれるとは知らなかった
JALの機内誌での浅田次郎さんの「つばさよつばさ」も楽しくて
たまに(本当にたまに)乗る時は楽しみにしていることを思い出した
浅田さんの「つばさよつばさ」も、まとめて読んでみたくなったな
明後日の飛行機は、初めてのスカイマーク
機内誌を見る楽しみも増えちゃった