
日本海のお魚をメインに扱うお魚屋さんで見かけたのは
東京では珍しい京都丹後半島のサザエ。
なんとなく京都と言うと、内陸と言うイメージが強くて
(スミマセン。無知で!)へえ~、京都産なんだあと
思ったのですが、丹後半島のサザエって有名なんですね。
テニスボールより小さい、可愛いサザエ。
RO濾過の水+スペインの海塩でつくった塩水が気に入ったらしく
予想以上に汚れを吐き出しました。

しかし、今日のサザエさんたち!
身を取り出すのには、ちょっと苦労しましたよ~。
なにしろ小さいのでフタをはずしたあと、指が入らないのです。
指が入らないと、貝と身をはがすことができない…。
指が痛い!


でも、なんとかかんとかさばいて…
(フタは飾りにしているだけで、身とは切りはなしてあります。)

作り置きのバジルソース、ニンニクのみじん切り、EXVオリーブオイルをかけて
魚焼きグリルに入れて焼き、サザエに火が通ったな、と思ったら
パン粉をかけて、さっと焦げ目がつくまで焼いて出来上がりです。

エスカルゴバターより、あっさりとしていて、いくらでも食べられそう…
サザエをさばくのが面倒であれば、ぶつ切りのタコなどでも美味しくできます。
もっともサザエのもつ薬膳的効果を知れば、よし!がんばってみよう!と
思うかもしれませんよ。
サザエには下焦の虚(げしょうのきょ)を改善する力があります。
下焦と言うのは、おへその下辺り、丹田と呼ばれるところなのですが
この部分の虚、すなわち機能不全、老化を指します。
つまり、サザエにはアンチエイジングの効果があるというわけです。
中年以降の不眠症や、浅い眠り…白髪が多いと言う様な方、また足が冷える
腰が重たい、痛い、下腹部を触ると冷たい…などの症状がある方には
おすすめの食材なのですね。
ふーん、なるほど!と思われたら…