11月にY先輩と東京国立博物館の平成館に「法然と親鸞」展を見に行きました
平日金曜日の夜で思ったよりゆっくり観ることができました
法然の「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えることにより平民であっても救われ、成仏できるという伝え
それを継承した40歳後輩の親鸞
どちらもその存在感と斬新な発想には敬服します
しかし、あまりに斬新すぎて後鳥羽上皇には受け入れてもらえず、四国と越後に流罪となる
ここからがすごい
特に39歳を過ぎた親鸞は越後で浄土真宗の教えを説く
関東にわたってからも弟子をもうけ関東各地に布教活動にあたる
それも調べてみると約20年間
その後京都に戻り90歳で亡くなることになる
いったいそのエネルギーはどこから来るのか?
そしてあの言葉が胸に響いてくる
「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」
弟子の唯円が記したとされる「歎異抄」は含蓄があり現代社会に生きるわれわれに見本となる教えを説いていると思う
残念だったのは、上記の「阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)」が前期展示で見られなかったこと
京都の知恩院蔵なので行ってみたい気がする
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