猫ずきです

体験したことや感じたことを日記調で書いています。老若男女をとわずにわかるよう書いていますので奮って書き込みしてください。

デュオ・リサイタル

2011-10-02 | クラシック
              

     久しぶりに、リサイタルに行って来た
     場所は蒲田駅前のアプリコ大ホール
     デュオ・リサイタルである
     ソプラノは今売れっ子の幸田 浩子
     メゾ・ソプラノは油の乗った林 美智子だ
     観客はほとんどが60歳を超えたと思われる老男老女でお金持ち風

                    

     曲目はアリア中心で交替に歌うという流れ
     ヘンデルのオンブラマイフからオッフェンバックのアリアまで
     あっという間の1時間45分だった
     二人のデュオもあり息の合ったところもとてもよかった

                    

     幸田は品の良さがしぐさにも表れておりまた美人
     特に、最高音の伸びが素晴らしく絶好調であった

     一方の林はつやっぽく大人の風格とゆとりがある
     メゾソプラノが大好きな私はバルトリを思い出してしまった
     特に素晴らしかったのは、武満 徹の歌の数々だった
     詞も曲も気に入ったのは「翼」という曲で詞も武満自信のものだった
     林は自身のライフワークとして武満の歌を歌い続けるとのことで
     来年1月末には王子ホールでもリサイタルを行うとのこと

     アンコールは武満の「小さな家から」と
     幸田の持ち歌「カリオン」であった
     最後はアベ・ベルム・コルプスで締めくくられた
     あたたかい気持ちに包まれて
     駅までの道のりはとても心温まる気持ちで一杯であった