オーガニック農HOWの日記

食べる側からの農への取り組み。EM自給菜園的生活の日記です。

有機JAS法ってのもあって・・・

2011-12-19 08:34:05 | Weblog
昨日は、
ちょっとかしこぶったような、
有機農業推進法のことを、
書きましたが、

別の法律の有機JASのことも
お勉強していただいて・・・・(ちょっとややこしいんですが。)

有機JAS認定作物以外は、
オーガニックや有機と言うなとか、
もあるようで、
難しい規定と、認定機関があって、
それをクリアして認証マークが付けられる。
有機栽培農家にかなりの負担がかかり、
お金もけっこうかかるそうです。

そんな、
ややこしいことに縛られて、
現場が忙しい農家にとっては、

もう、ええわい、勝手にやりますわい、
農薬も化学肥料も使っとらん、
微生物の力も借りて土を育てて、
安全安心、おいしくてリーズナブル価格の野菜を、
独自に販売しますわい。
となるか、

有機農業やりたいけど、
JAS認定がややこしいから、やりたくない。
慣行農法で栽培してJAへ出荷するっ。
と、
有機JAS法が、
有機農業の足引っ張りにもなってしまうのです。

本来は、
自分の食べるものを自家栽培し、
家族や周りを養うための糧だったし、

食べる人に喜んでもらえるために、
農産物を栽培してたはずなのに。

いつのまにか、
売るために、高く売れるために、
儲けるために、
農の魂を売り渡して、
生物多様性を、土を微生物を裏切って

薬も化学肥料も遺伝子組み換え技術も、
農家と農地に使いまくってしまった。
ついには、
土も水も生き物も地球も悲鳴をあげ出し、
人体にも影響を与える、
怖~い農や食の時代となったってわけです。

で、
有機農業推進法は、
土も水も汚さない、
生態系を戻し、生物多様性に寄与し、
健康な土を育み、
安心安全、人の健康はもちろんのこと。
作り手が誇りを持てる生業を推進ことでもあります。

厳しい基準をクリアした、
有機JAS認定野菜が、
デパ地下や、スーパーでも、
見かけることはありますが、

ずば抜けて価格が高い!
そら、たくさんは売れないやろね?

子育て中、食べ盛りの子ども3人もいるような、
サラリーマン家庭には無理!
家計が破綻してしまうわ。

農薬や化学肥料を毛嫌いし、
生協オタクや、ネットの野菜宅配信者は、
有り難がって、買うのかも知れないけど。。。。。

野菜そのものの価格ではなく、
そのややこしい栽培プロセスの記録だとか、
認定料とかが上乗せされるからでしょうね。

ニンジンもタマネギもジャガイモも、
農薬や化学肥料無しで育てることが、
決して至難の業ではないのに。
土が育てば、栽培は楽になるはずなのに。

有機農業推進法と
有機JAS法の矛盾を、
解決していかないことには、
それに、もっと大事なことは、
食べる側がもっと農産物や食材に関心を持ち、
自己防衛することだと思います。

できることはする、やれることはやる!
安全安心は、人任せではなく、
自分でやる!という心構え持って、
家庭菜園でもプランターでも、
食べるものを自分で作ってみること、
まずは土を育てましょう、
そして、種を蒔きましょう。。。


あ、画像は、
すっかり忘れていたカリン、
まだ果実酒にできるかな~?

1年前に仕込んだスダチ酒は、
もう残り最後を小瓶に入れてみました。

琥珀色のまったりとした極上のスダチ酒です。
去年極上の焼酎に、
kortoriちゃんとこからいただいたスダチを、
極上焼酎に漬け込んだものです。
ちょびちょび飲んでいるうちに、
無くなってしまいました。

残ったスダチ酒が滲み込んだスダチで、
ホットスダチしてみようかな?