窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・第46週の定点予報は0.31人です。

2010-11-20 00:17:22 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・定点最小値到達
        ・・・・・       
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第44週(11月 1日~ 7日)・北海道が1位継続、沖縄3位後退です。
 ・第45週(11月 8日~14日)
 ・第46週(11月15日~21日) ・・・・・今週・・・・・
        ・・・・・       
      ・・・中期予報・・・
 ・第51週(12月20日~26日) ・全国平均が1.0人を超えて流行入り(予報) 

  現状の患者数増加の速さが継続した場合、今シーズンの日本全体が
  定点1.00人を超えて流行入りするのは第51週から52週頃と思われる。
                          (年末から年始ごろ)

  これは流行の開始としては平均よりも遅めということになりそうです。

  但し流行の開始は年によって速かったり遅かったりで、そのばらつきの範囲内で
  今シーズンは遅めになりそうという事です。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               40週   41週   42週  43週   44週   45週
   A(H1)pdm     40    32    28    23    28    22
   A(H3)         56    64    67    73    68    76
   B              4     4     5     4     4     2

 45週はA香港型が増加で70%台にもどりました。

 新型が20%程に減少です。

 B型は相変わらずの低位安定ですが、減少傾向ですね。

 ・定点状況推移(人)
               40週   41週   42週  43週   44週   45週
  2010年定点データ  0.11  0.09  0.12   0.15  0.20  0.25

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第43週(10月25日~31日)     0.15人      728人    (0.81万人)
 ・第44週(11月 1日~ 7日)     0.20人      942人    (1.05万人)
 ・第45週(11月 8日~14日)     0.25人     1216人    (1.35万人)

 ・患者報告数の予報です。

  ・19日                      0.047人              0.25万人
  ・20日                      0.049人              0.26万人

  ・第46週(11月15日~21日)     0.31人     1478人     1.63万人


 ・ウイルス サーベイランス実施状況+HPのアクセス感評価

ランク A+ ーーー ランクAを超えて何か優れた点がある。

三重    PCR検査再開。簡易検査の報告もあり。(11.4現)

香川    PCR検査再スタート。迅速検査情報あり(11.14現)    

高知    PCR検査実施中。簡易検査情報あり。(11.14現)

沖縄    実施中。PCR検査、HPのアクセス感良し。(11.11現)


ランク A  ーーー ウイルス情報あり。

岩手    PCR検査再スタート。(10.26現)

埼玉    PCR検査実施中。(11.10現)

群真    PCR検査実施中。(11.14現)

東京    PCR検査実施中。(11.8現)

愛知    PCR検査、累積実施中。(11.14現)

鳥取    PCR検査再スタート。(11.4現)    

広島    PCR検査再スタート。HPのアクセス良好。(11.14現)    

福岡    PCR検査実施中。(11.5現)
       但し、医師会の情報ネットに簡易検査ウイルス情報がある時もある。

佐賀    実施中。HPのアクセス2クリックOK。(11.4現)

熊本    累積報告で実施中。(11.8現)


ランク Aー  ーーー ウイルス情報あり。ただし直近情報不明か情報不十分。

北海道   検査再開。ただし札幌市の情報は除外されている。(11.14現)

宮城    週報に情報あり。(10.26現)

茨城    PCR検査、月別累積で実施中。HPが迷宮だ。(10.26現)

長野    実施中。ただし情報が遅い。(11.14現)

山口    PCR検査実施中。(11.14現)

愛媛    PCR検査実施中。ただし情報が古い。(11.10現)

長崎    実施中。ウイルス種類報告のみで、件数が不明。(10.26現)


ランク B+  ーーー ウイルス情報あるも管易検査結果のみで不十分

青森    管易検査のみ情報あり。(11.4現)

福島    累積で実施中。ただし簡易検査のみ。(11.4現)

静岡    週報ファイルに簡易検査の情報あり。
           PCR検査情報がない(10.26現)

岐阜    実施中 但し簡易検査のみのリアル タイム モニター。(10.26現)
        近頃はデイリーでなくウイークリーだけれど。


ランク B ーーー 定点情報あり。ウイルス情報なし。  

秋田    情報なし。(11.10現)

山梨    情報なし。(11.4現)

栃木    情報なし(10.22現)

千葉    情報なし。(10.26現)    

神奈川   情報なし。(11.10現)

福井    3月25日以降情報なし(11.8現)   

和歌山  4月以降新規情報なし。(10.22現)

京都    情報なし。(10.22現)

兵庫    情報なし。(11.4現)

島根    PCR検査、5月で終了の模様。(10.22現)

徳島    情報なし(11.4現)

大分    4月で簡易検査の月別集計終了か。(11.8現)

鹿児島   情報なし(10.22現)


ランク C

山形    情報なし。定点情報2週遅い。(10.22現)

新潟    情報にアクセスできない。(10.22現)

石川    情報にアクセスできない。(10.22現)

大阪    3月31日で、HPの更新を終了。(10.22現)

岡山    エクセルのみの情報提供で、一般向けになっていない。(10.22現)

コメント

ランクA+とAは情報入手可     ーーーーー  14県

ランクA-とB+は不十分な情報入手可  ーーー 11県

ランクB、Cは情報入手不可       ーーーー  18県


 ・ウイルス サーベイランス実施状況推移(占有率%)
               40週   41週   42週  43週   44週   45週
ランク  A+&A      41    41    37    34    31    33
     Aー&B+     15    15    20    22    24    26
     B&C        44    44    43    44    45    41

ウイルス種別がちゃんと確認できる県は3割程度しかありません。

情報がない県が相変わらず4割占めています。

これではサーベイランスの名前は看板倒れですね、厚生省さん。


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・45週は定点0.25人でした。(予報誤差は想定内です。)

2010-11-19 00:49:22 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・定点最小値到達
        ・・・・・       
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第44週(11月 1日~ 7日)・北海道が1位継続、沖縄3位後退です。
 ・第45週(11月 8日~14日)
 ・第46週(11月15日~21日) ・・・・・今週・・・・・
        ・・・・・       
      ・・・中期予報・・・
 ・第51週(12月20日~26日) ・全国平均が1.0人を超えて流行入り(予報) 

  現状の患者数増加の速さが継続した場合、今シーズンの日本全体が
  定点1.00人を超えて流行入りするのは第51週から52週頃と思われる。
                          (年末から年始ごろ)

  これは流行の開始としては平均よりも遅めということになりそうです。

  但し流行の開始は年によって速かったり遅かったりで、そのばらつきの範囲内で
  今シーズンは遅めになりそうという事です。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               40週   41週   42週  43週   44週   45週
   A(H1)pdm     40    32    28    23    28    22
   A(H3)         56    64    67    73    68    76
   B              4     4     5     4     4     2

 45週はA香港型が増加で70%台にもどりました。

 新型が20%程に減少です。

 B型は相変わらずの低位安定ですが、減少傾向ですね。

 ・定点状況推移(人)
               40週   41週   42週  43週   44週   45週
  2010年定点データ  0.11  0.09  0.12   0.15  0.20  0.25

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第43週(10月25日~31日)     0.15人      728人    (0.81万人)
 ・第44週(11月 1日~ 7日)     0.20人      942人    (1.05万人)
 ・第45週(11月 8日~14日)     0.25人     1216人    (1.35万人)

 ・患者報告数の予報です。

  ・19日                      0.047人              0.25万人
  ・20日                      0.049人              0.26万人

  ・第46週(11月15日~21日)     0.31人     1478人     1.63万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)   7.1万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数       2.0万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
   本日終了時点                  2076.9万人  100人に16.3人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第46週(11月21日)                  7.6万人  


・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第43週(10月26日~31日)  0.13人    0.15人   -13.6%
 ・第44週(11月 1日~ 7日)  0.16人    0.20人   -18.5%
 ・第45週(11月 8日~14日)  0.22人    0.25人   -11.9%

 今回の定点合計報告数は1216人で、当ブログ予報は1071人でした。

 今回予報誤差はー11.9%になり、予報誤差範囲内です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±21.8%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は14400人程で、
 2割ほどが新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が8割程度で、
 新型が2割程度の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 ちなみに季節性のA香港型が優勢(8割程度)な状況です。

 B型は占有率が1ケタ台にまで落ちて、減少傾向です。


 新型インフルの昨年の流行からの累積患者数は2076.9万人で、
 これまでに100人に16.3人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1516万人で、100人に62.3人が感染したことになります。

 成人は557万人で、100人に5.4人が感染したことになります。

 (累積患者数の平均予報誤差は±2.6%です。)


 45週は予報よりも上昇速さが大きかったのですが、予報誤差範囲には入りました。

 予測どうりに定点患者数は1000人を超えてきました。

 さらには今シーズン累積患者数7万人台に突入です。

 全国平均が定点1.00人までにはまだ時間がかかりそうですが、それでも確実に
 流行域に向かって上昇中です。

 PS

例の検察のFD書き換え事件の時に第3者的な発言に終始していた柳田さん、
やっぱり馬脚をとられて首の皮1枚状態です。

絶対大丈夫なように当たり障りのない答弁やインタビューへの回答をしていた
のですが、答え方がたったの2種類だけでは見透かされます。

戦略はよかったのですが、ボキャブラリーの少なさが致命的でした。

そういえば仙谷さんも「暴力装置」の本音発言で謝罪してましたし、いずれの方も
国語のお勉強が足りないようですね、菅さん。

昨日の国会は「菅内閣めった切り状態」でしたものね。


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・今シーズンの患者数が6万人を超えました。

2010-11-18 00:16:33 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・定点最小値到達
        ・・・・・       
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第44週(11月 1日~ 7日)・北海道が1位継続、沖縄3位後退です。
 ・第45週(11月 8日~14日)
 ・第46週(11月15日~21日) ・・・・・今週・・・・・
        ・・・・・       
      ・・・中期予報・・・
 ・第51週(12月20日~26日) ・全国平均が1.0人を超えて流行入り(予報) 

  現状の患者数増加の速さが継続した場合、今シーズンの日本全体が
  定点1.00人を超えて流行入りするのは第51週から52週頃と思われる。
                          (年末から年始ごろ)

  これは流行の開始としては平均よりも遅めということになりそうです。

  但し流行の開始は年によって速かったり遅かったりで、そのばらつきの範囲内で
  今シーズンは遅めになりそうという事です。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               39週   40週   41週  42週   43週   44週
   A(H1)pdm     37    40    32    28    23    28
   A(H3)         58    56    64    67    73    68
   B              5     4     4     5     4     4

 44週はA香港型が微減で60%台にもどりました。

 新型がその分盛り返しています。

 B型は相変わらずの低位安定です。

 ・定点状況推移(人)
               39週   40週   41週  42週   43週   44週
  2010年定点データ  0.06  0.11  0.09   0.12  0.15  0.20
  2009年比較データ  4.25  6.40 12.92  17.65 24.62 33.28

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第42週(10月18日~24日)     0.12人      559人    (0.62万人)
 ・第43週(10月25日~31日)     0.15人      728人    (0.81万人)
 ・第44週(11月 1日~ 7日)     0.20人      942人    (1.05万人)

 ・患者報告数の予報です。
  ・第45週(11月 8日~14日)     0.22人     1071人     1.18万人

  ・18日                      0.038人              0.20万人
  ・19日                      0.039人              0.20万人
  ・第46週(11月15日~21日)     0.26人     1267人     1.40万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)   6.5万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数       1.8万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
   本日終了時点                  2076.9万人  100人に16.3人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第46週(11月21日)                  7.2万人  
  ・第47週(11月28日)                  8.8万人  

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第42週(10月18日~25日)  0.14人    0.12人   +18.6%
 ・第43週(10月26日~31日)  0.13人    0.15人   -13.6%
 ・第44週(11月 1日~ 7日)  0.16人    0.20人   -18.5%
 今回の定点合計報告数は942人で、当ブログ予報は768人でした。

 今回予報誤差はー18.5%になり、予報誤差範囲内です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±22.0%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は13100人程で、
 3割ほどが新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が7割程度で、
 新型が3割程度の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 ちなみに季節性のA香港型が優勢(7割程度)な状況です。

 B型は占有率が1ケタ台にまで落ちてはいますが、低位安定しています。


 新型インフルの昨年の流行からの累積患者数は2076.9万人で、
 これまでに100人に16.3人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1516万人で、100人に62.3人が感染したことになります。

 成人は557万人で、100人に5.4人が感染したことになります。

 (累積患者数の平均予報誤差は±2.6%です。)

PS

さて、SENGOKU38さんは行政処分されそうですね。

処分するのは行政府。

馬淵さんやら、仙谷さんやら、菅さんやらですか。

一番重いのが懲戒免職。

本当は、逮捕と同時に懲戒免職したかったのでしょうが、そうはいきませんでした。


さて、そこで根性をみせて「懲戒免職」にするかどうかですね、仙谷さん。

でも天秤のもう一方に自分の首がのっかっている事を理解していますか?

馬淵さんも、菅さんもそうです。

その上での懲戒免職ならばしょうがないですね。

皆さん全員に責任を取ってもらいましょう。


いや、「政治家の責任の取り方は違う」って言うのですか、仙谷さん。

それは「他人に厳しく、自分に甘い」というものですよ。

有権者はあきめくらではありませんよ、菅さん。

そこが分かっているかどうか、さて判断されるのはあなたがたですね。

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・大阪は低位安定継続です。

2010-11-17 00:17:23 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・定点最小値到達
        ・・・・・       
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第44週(11月 1日~ 7日)・北海道が1位継続、沖縄3位後退です。
 ・第45週(11月 8日~14日)
 ・第46週(11月15日~21日) ・・・・・今週・・・・・
        ・・・・・       
      ・・・中期予報・・・
 ・第51週(12月20日~26日) ・全国平均が1.0人を超えて流行入り(予報) 

  現状の患者数増加の速さが継続した場合、今シーズンの日本全体が
  定点1.00人を超えて流行入りするのは第51週から52週頃と思われる。
                          (年末から年始ごろ)

  これは流行の開始としては平均よりも遅めということになりそうです。

  但し流行の開始は年によって速かったり遅かったりで、そのばらつきの範囲内で
  今シーズンは遅めになりそうという事です。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               39週   40週   41週  42週   43週   44週
   A(H1)pdm     37    40    32    28    23    28
   A(H3)         58    56    64    67    73    68
   B              5     4     4     5     4     4

 44週はA香港型が微減で60%台にもどりました。

 新型がその分盛り返しています。

 B型は相変わらずの低位安定です。

 ・定点状況推移(人)
               39週   40週   41週  42週   43週   44週
  2010年定点データ  0.06  0.11  0.09   0.12  0.15  0.20
  2009年比較データ  4.25  6.40 12.92  17.65 24.62 33.28

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第42週(10月18日~24日)     0.12人      559人    (0.62万人)
 ・第43週(10月25日~31日)     0.15人      728人    (0.81万人)
 ・第44週(11月 1日~ 7日)     0.20人      942人    (1.05万人)

 ・患者報告数の予報です。
  ・第45週(11月 8日~14日)     0.22人     1071人     1.18万人

  ・17日                      0.037人              0.20万人
  ・18日                      0.038人              0.20万人
  ・第46週(11月15日~21日)     0.26人     1267人     1.40万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)   6.3万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数       1.8万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
   本日終了時点                  2076.9万人  100人に16.3人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第46週(11月21日)                  7.2万人  
  ・第47週(11月28日)                  8.8万人  

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第42週(10月18日~25日)  0.14人    0.12人   +18.6%
 ・第43週(10月26日~31日)  0.13人    0.15人   -13.6%
 ・第44週(11月 1日~ 7日)  0.16人    0.20人   -18.5%
 今回の定点合計報告数は942人で、当ブログ予報は768人でした。

 今回予報誤差はー18.5%になり、予報誤差範囲内です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±22.0%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は12800人程で、
 3割ほどが新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が7割程度で、
 新型が3割程度の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 ちなみに季節性のA香港型が優勢(7割程度)な状況です。

 B型は占有率が1ケタ台にまで落ちてはいますが、低位安定しています。


 新型インフルの昨年の流行からの累積患者数は2076.9万人で、
 これまでに100人に16.3人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1516万人で、100人に62.3人が感染したことになります。

 成人は557万人で、100人に5.4人が感染したことになります。

 (累積患者数の平均予報誤差は±2.6%です。)


・大阪の現状(2010年第36週からのインフルエンザ累積患者数)
                42週         43週        44週      
               10月24日     10月31日     11月 7日
 定点あたり人        0.05       0.02         0.05
 大阪推計値         0.02万人    0.01万人      0.02万人
 累積患者数         0.2万人     0.2万人       0.2万人
 内、新型累積患者数    0.03万人     0.05万人       0.05万人

・2009年からの新型インフルエンザ累積患者数
 累積患者数       126.0万人   126.1万人     126.1万人
 100人あたり       14.3人      14.3人        14.3人       

 未成年者の100人に56.3人が感染しました。

 患者数は今回は減少で、暫定下限を更新です。

 県別順位は47都道府県中の30位です。

 これは前の週から7位上がりました。

 暫定上限が0.07人、下限が0.02人でのアップダウン継続です。

 大坂ははっきりと上昇に移行せず、低めの数値でがんばっていますね。


 大阪は4月以降HPの更新を中止した模様です。

 従って、現状のウィルス種類が不明です。

          (ウイルス サーベイ ランク C     10.22現)


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・トップ10  ランキング、北海道が1位継続、A香港型が主流か。

2010-11-16 00:11:17 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・定点最小値到達
        ・・・・・       
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第44週(11月 1日~ 7日)・北海道が1位継続、沖縄3位後退。
 ・第45週(11月 8日~14日)
 ・第46週(11月15日~21日) ・・・・・今週・・・・・
        ・・・・・       
      ・・・中期予報・・・
 ・第51週(12月20日~26日) ・全国平均が1.0人を超えて流行入り(予報) 

  現状の患者数増加の速さが継続した場合、今シーズンの日本全体が
  定点1.00人を超えて流行入りするのは第51週から52週頃と思われる。
                          (年末から年始ごろ)

  これは流行の開始としては平均よりも遅めということになりそうです。

  但し流行の開始は年によって速かったり遅かったりで、そのばらつきの範囲内で
  今シーズンは遅めになりそうという事です。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               39週   40週   41週  42週   43週   44週
   A(H1)pdm     37    40    32    28    23    28
   A(H3)         58    56    64    67    73    68
   B              5     4     4     5     4     4

 44週はA香港型が微減で60%台にもどりました。

 新型がその分盛り返しています。

 B型は相変わらずの低位安定です。

 ・定点状況推移(人)
               39週   40週   41週  42週   43週   44週
  2010年定点データ  0.06  0.11  0.09   0.12  0.15  0.20
  2009年比較データ  4.25  6.40 12.92  17.65 24.62 33.28

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第42週(10月18日~24日)     0.12人      559人    (0.62万人)
 ・第43週(10月25日~31日)     0.15人      728人    (0.81万人)
 ・第44週(11月 1日~ 7日)     0.20人      942人    (1.05万人)


 ・定点あたり報告数の順位(トップ10)

           10月24日     10月31日     11月 7日

     1      沖縄          北海道         北海道
     2      北海道         沖縄          徳島
     3      福井          岐阜          沖縄
     4      宮城          青森          茨城
     5      三重          宮崎          群馬
     6      岐阜          宮城          高知
     7      東京          千葉          岐阜
     8      千葉          茨城          神奈川 
     9      福岡          群馬          愛媛
    10      長崎          長崎          福井
            
・コメント

 1位  北海道   1.50人
 2位  徳島     0.87人
 3位  沖縄     0.60人
  ・・・
 10位 福井    0.19人

 北海道が沖縄を抜いて1位です。

 2位に徳島が浮上、沖縄は3位後退です。

 沖縄、北海道、岐阜、がご常連です。

 ご常連の県数は3つ減少の3県です。

 患者数の増加と伴にトップ10の入れ替わりも激しくなってきたようです。

 ただし、流行域に突入しているのは、今のところ北海道だけです。


・ホットエリア

恒常的に高位にいる県の推移状況
             (恒常的に高位・・・3週間以上連続して定点0.10人以上)

         42週          43週          44週 

北海道エリア 北海道        北海道          北海道

東北エリア  岩手          宮城           宮城、青森

関東エリア  千葉、神奈川     千葉 、        千葉、東京、埼玉  

甲信エリア  ーーー         ーーー         ーーー  

北陸エリア  ーーー         ーーー         ーーー

東海エリア  岐阜、静岡、     岐阜、静岡 、三重   岐阜、静岡、三重

近畿エリア  ーーー         ーーー         ーーー

中国エリア  ーーー         ーーー          ーーー 

四国エリア  徳島          徳島           徳島  

九州エリア  福岡、長崎      福岡、長崎       福岡、長崎、宮崎

沖縄エリア  沖縄          沖縄           沖縄

合計      10県         10県           14県

         42週          43週          44週 

 ・流行入りした県・・・・・1県

  北海道   

コメント

ホットエリアは4県上昇の14県です。

宮崎、東京、埼玉、青森が入りました。

日本の全体状況はホットエリアが確実に上昇してきています。


今回、大阪がクールエリア入りをし、東京がホットエリア入りをしました。

関東エリアがホット化しているのに対して、近畿エリアはクール状態を
維持しています。

このあたりの状況は、昨年の近畿先行の新型流行と逆の展開に
なっています。


・北海道の現状(2010年第36週からのインフルエンザ累積患者数)
                42週         43週        44週      
               10月24日     10月31日     11月 7日
 定点あたり人        0.49        1.06        1.50
 北海道推計値       0.11万人      0.24万人     0.35万人      
 累積患者数         0.3万人       0.5万人       0.9万人
 内、新型累積患者数    0.2万人       0.3万人       0.4万人

・2009年からの新型インフルエンザ累積患者数
 累積患者数        91.4万人      91.5万人     91.9万人
 100人あたり       16.2人       16.2人       16.3人            
 未成年者の感染は100人に69.0人になりました。


 順位は先週の読みがヒットの1位上昇です。

 定点患者数は今回で6週連続の上昇です。

 北海道は急激な勢いで上昇しています。

 やはり気温の低下の影響が北海道では大きいようですね。


 40週に1件、42週に4件、43週に13件、44週に3件、A香港型が検出されました。

 北海道はA香港型主流の感染拡大の模様です。

 北海道はウイルス報告をようやく始めたようですが、札幌市の報告は別になって
 いるようです。

 行政縦割りの悪影響ですね。

 改善を要望します。

 ウイルス サーベイ ランクは A- です。(11.14現)

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・次回の予報は定点0.22人で、沖縄は現状維持ですか。

2010-11-15 00:15:57 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・定点最小値到達
        ・・・・・       
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第44週(11月 1日~ 7日)・北海道が1位継続、沖縄3位後退です。
 ・第45週(11月 8日~14日)
 ・第46週(11月15日~21日) ・・・・・今週・・・・・
        ・・・・・       
      ・・・中期予報・・・
 ・第51週(12月20日~26日) ・全国平均が1.0人を超えて流行入り(予報) 

  現状の患者数増加の速さが継続した場合、今シーズンの日本全体が
  定点1.00人を超えて流行入りするのは第51週から52週頃と思われる。
                          (年末から年始ごろ)

  これは流行の開始としては平均よりも遅めということになりそうです。

  但し流行の開始は年によって速かったり遅かったりで、そのばらつきの範囲内で
  今シーズンは遅めになりそうという事です。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               39週   40週   41週  42週   43週   44週
   A(H1)pdm     37    40    32    28    23    28
   A(H3)         58    56    64    67    73    68
   B              5     4     4     5     4     4

 44週はA香港型が微減で60%台にもどりました。

 新型がその分盛り返しています。

 B型は相変わらずの低位安定です。

 ・定点状況推移(人)
               39週   40週   41週  42週   43週   44週
  2010年定点データ  0.06  0.11  0.09   0.12  0.15  0.20
  2009年比較データ  4.25  6.40 12.92  17.65 24.62 33.28

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第42週(10月18日~24日)     0.12人      559人    (0.62万人)
 ・第43週(10月25日~31日)     0.15人      728人    (0.81万人)
 ・第44週(11月 1日~ 7日)     0.20人      942人    (1.05万人)

 ・患者報告数の予報です。
  ・第45週(11月 8日~14日)     0.22人     1071人     1.18万人

  ・15日                      0.035人              0.19万人
  ・16日                      0.036人              0.19万人
  ・第46週(11月15日~21日)     0.26人     1267人     1.40万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)   5.9万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数       1.8万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
   本日終了時点                  2076.7万人  100人に16.3人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第46週(11月21日)                  7.2万人  
  ・第47週(11月28日)                  8.8万人  

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第42週(10月18日~25日)  0.14人    0.12人   +18.6%
 ・第43週(10月26日~31日)  0.13人    0.15人   -13.6%
 ・第44週(11月 1日~ 7日)  0.16人    0.20人   -18.5%
 今回の定点合計報告数は942人で、当ブログ予報は768人でした。

 今回予報誤差はー18.5%になり、予報誤差範囲内です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±22.0%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は12100人程で、
 3割ほどが新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が7割程度で、
 新型が3割程度の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 ちなみに季節性のA香港型が優勢(7割程度)な状況です。

 B型は占有率が1ケタ台にまで落ちてはいますが、低位安定しています。


 新型インフルの昨年の流行からの累積患者数は2076.7万人で、
 これまでに100人に16.3人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1516万人で、100人に62.3人が感染したことになります。

 成人は557万人で、100人に5.4人が感染したことになります。

 (累積患者数の平均予報誤差は±2.6%です。)


・沖縄の現状(2010年第36週からのインフルエンザ累積患者数)
                42週         43週        44週      
               10月24日     10月31日     11月 7日
 定点あたり          0.76人      1.02人       0.60人
 沖縄推計値         0.04万人     0.06万人     0.03万人       
 累積患者数         0.3万人      0.4万人      0.4万人   
 内、新型累積患者数    0.2万人       0.3万人       0.3万人

・2009年からの新型インフルエンザ累積患者数
 累積患者数        46.7万人     46.8万人     46.8万人   
 100人に          33.7人       33.8人        33.8人
 未成年者の100人に95.1人が感染しました。


 患者数は前の週から減少で、0.60人です。

 但し、県別順位は前回より1位下がって3位です。

 最長記録更新17週連続でストップしました。

 沖縄の状況は、当面の下限0.57人、当面の上限が1.16人で、
 1.00人をはさんでのアップダウン継続中です。

 日本全体が上昇モードに移行しつつあるのに沖縄は現状維持です。

 ウイルス君の挙動というのは、本当に地域差があり一概にこうだと
 決めつけるのはなかなか実情にあいませんね。


 44週はウイルスの検出情報がありませんでした。

 新型は38週に3件、40週に3件、41週に2件、42週に1件の報告です。

 さらにA香港型が38週に2件、39週に3件
 40週に5件、41週に9件、42週に2件、の報告です。

 沖縄は新型、A香港型がしのぎを削る、混合感染状況ですが、
 どうやらA香港型が優勢になりつつあるようです。

          (ウイルス サーベイ ランク A+      11.14現)


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・クールエリア10週連続減少で、秋田はクールエリアを外れました。

2010-11-14 02:25:21 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・定点最小値到達
        ・・・・・       
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第43週(10月25日~31日)・北海道が1位上昇、流行に突入
 ・第44週(11月 1日~ 7日)・北海道が1位継続、流行中 
 ・第45週(11月 8日~14日) ・・・・・今週・・・・・
        ・・・・・       
      ・・・中期予報・・・
 ・第51週(12月20日~26日) ・全国平均が1.0人を超えて流行入り(予報) 

  現状の患者数増加の速さが継続した場合、今シーズンの日本全体が
  定点1.00人を超えて流行入りするのは第51週から52週頃と思われる。
                          (年末から年始ごろ)

  これは流行の開始としては平均よりも遅めということになりそうです。

  但し流行の開始は年によって速かったり遅かったりで、そのばらつきの範囲内で
  今シーズンは遅めになりそうという事です。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               39週   40週   41週  42週   43週   44週
   A(H1)pdm     37    40    32    28    23    28
   A(H3)         58    56    64    67    73    68
   B              5     4     4     5     4     4

 44週はA香港型が微減で60%台にもどりました。

 新型がその分盛り返しています。

 B型は相変わらずの低位安定です。

 ・定点状況推移(人)
               39週   40週   41週  42週   43週   44週
  2010年定点データ  0.06  0.11  0.09   0.12  0.15  0.20
  2009年比較データ  4.25  6.40 12.92  17.65 24.62 33.28

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第42週(10月18日~24日)     0.12人      559人    (0.62万人)
 ・第43週(10月25日~31日)     0.15人      728人    (0.81万人)
 ・第44週(11月 1日~ 7日)     0.20人      942人    (1.05万人)


 ・定点あたり報告数が0.00人の県

           10月24日     10月31日     11月 7日

    24      山梨          京都           ーー
    26      石川          奈良          --
    27      鳥取          鳥取          鳥取
    30      山形          山形          山形
    32      ーー          ーー           新潟
    34      富山          富山          ーー
    35      島根          ーー          ーー
    36      ーー          広島          ーー
    38      ーー        和歌山         和歌山
    39      山口          山口          ーー
    40      秋田          秋田          ーー
    42      ーー          ーー          滋賀
    45      大分          ーー          大分
    47      ーー           香川          ーー
合計          9           10            6 

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今回は42位から47位まで定点0.00人で、4県減少です。

ご常連は鳥取、山形、の2県です。

これは前の週から2県減少です。


 ・ボトム10 ランキング

           11月 7日     11月14日     11月21日

    38      長野          ーー           ーー
    39      兵庫          ーー           ーー
    40      広島          ーー           ーー
    41      山口          ーー           ーー
    42      山形          ーー           ーー
    43      新潟          ーー           ーー
    44      滋賀          ーー           ーー
    45      和歌山         ーー           ーー
    46      鳥取          ーー           ーー
    47      大分          ーー           ーー


・クールエリア

安定的に低位にいる県の推移です。
                  (安定的・・・5週間以上連続して定点0.05人以下)

         42週          43週          44週 
北海道エリア ーーー        ーーー          ーーー

東北エリア  秋田、山形      秋田、山形       山形、福島


関東エリア  栃木、         栃木、          ーーー


甲信エリア  山梨、         山梨、          ーーー

東海エリア  愛知、         愛知、          ーーー          

北陸エリア  石川          石川           石川

近畿エリア  奈良、兵庫      奈良、和歌山     大阪、和歌山
         滋賀、和歌山         

中国エリア  島根、鳥取      島根、鳥取       島根、鳥取  

四国エリア  高知          高知           ーーー

九州エリア  ーーー         佐賀           佐賀

沖縄エリア  ーーー         ーーー         ーーー

合計      13県          12県           8県

         42週          43週          44週 

今回の「クールエリア」は前の週から4県減少の8県です。
(高知、秋田、愛知、奈良、栃木、山梨、が外れる。福島、大阪が入る。)

さすがに集団感染のあった秋田はクールエリアから外れました。

これで10週連続でクールエリア減少です。

日本の全体状況はクールエリアからの上昇を継続中です。


・ウイルス君消滅状況・・・ただいま0県です。

    今回の定点0.00人継続期間(5週連続以上のリスト)

鳥取      8週     
山形      7週     

但し、定点サンプリングの検出力から推定すると、少なくとも10週連続で「定点
0.00人」にならなくては「ウイルス君が消えた」ということにはなりません。


富山の15週連続0.00人が現在の最長記録です。

続いて石川の14週連続です。

秋田、奈良、は11週連続達成。

鳥取、宮崎、高知は10週達成。

今のところ10週以上達成は上記7県のみです。


・東京の現状(2010年第36週からのインフルエンザ累積患者数)
                42週         43週        44週      
               10月24日     10月31日     11月 7日
 定点あたり          0.19人      0.12人      0.16人
 東京推計値         0.10万人     0.06万人     0.09万人       
 累積患者数         0.3万人      0.4万人      0.5万人
 内、新型累積患者数    0.12万人     0.19万人     0.25万人

・2009年からの新型インフルエンザ累積患者数
 累積患者数       162.6万人    162.7万人    162.7万人
 100人あたり       12.5人      12.6人      12.6人             

 内、未成年者は100人に57.9人が感染しました。


 東京は上昇モードに移行しましたが、上昇スピードが思った程には上がりません。

 このままですと、年末から年始にかけての流行入りになりそうです。

 県別順位は47都道府県中の14位で、2位上昇です。


 A香港型が40週に2件、42週に4件、43週に2件、44週に3件
 確認されています。

 新型が41週、43週にそれぞれ1件、確認されています。

 B型が40週に1件、確認されています。

 東京はA香港型が優勢な展開になってきていますね。

          (ウイルス サーベイ ランク A    11.13現)


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・44週は定点0.20人でした。(予報誤差は想定内です。)

2010-11-13 00:16:26 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・定点最小値到達
        ・・・・・       
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第43週(10月25日~31日)・北海道が1位上昇、流行に突入
 ・第44週(11月 1日~ 7日) 
 ・第45週(11月 8日~14日) ・・・・・今週・・・・・
        ・・・・・       
      ・・・中期予報・・・
 ・第51週(12月20日~26日) ・全国平均が1.0人を超えて流行入り(予報) 

  現状の患者数増加の速さが継続した場合、今シーズンの日本全体が
  定点1.00人を超えて流行入りするのは第51週から52週頃と思われる。
                          (年末から年始ごろ)

  これは流行の開始としては平均よりも遅めということになりそうです。

  但し流行の開始は年によって速かったり遅かったりで、そのばらつきの範囲内で
  今シーズンは遅めになりそうという事です。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               39週   40週   41週  42週   43週   44週
   A(H1)pdm     37    40    32    28    23    28
   A(H3)         58    56    64    67    73    68
   B              5     4     4     5     4     4

 44週はA香港型が微減で60%台にもどりました。

 新型がその分盛り返しています。

 B型は相変わらずの低位安定です。

 ・定点状況推移(人)
               39週   40週   41週  42週   43週   44週
  2010年定点データ  0.06  0.11  0.09   0.12  0.15  0.20
  2009年比較データ  4.25  6.40 12.92  17.65 24.62 33.28

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第42週(10月18日~24日)     0.12人      559人    (0.62万人)
 ・第43週(10月25日~31日)     0.15人      728人    (0.81万人)
 ・第44週(11月 1日~ 7日)     0.20人      942人    (1.05万人)

 ・患者報告数の予報です。

  ・13日                      0.034人              0.18万人
  ・14日                      0.034人              0.18万人
  ・第45週(11月 8日~14日)     0.22人     1071人    1.18万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)   5.6万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数       1.5万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
   本日終了時点                  2076.4万人  100人に16.3人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第45週(11月14日)                  5.8万人  
  ・第46週(11月21日)                  7.2万人  

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第42週(10月18日~25日)  0.14人    0.12人   +18.6%
 ・第43週(10月26日~31日)  0.13人    0.15人   -13.6%
 ・第44週(11月 1日~ 7日)  0.16人    0.20人   -18.5%
 今回の定点合計報告数は942人で、当ブログ予報は768人でした。

 今回予報誤差はー18.5%になり、予報誤差範囲内です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±22.0%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は11500人程で、
 3割ほどが新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が7割程度で、
 新型が3割程度の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 ちなみに季節性のA香港型が優勢(7割程度)な状況です。

 B型は占有率が1ケタ台にまで落ちてはいますが、低位安定しています。


 新型インフルの昨年の流行からの累積患者数は2076.4万人で、
 これまでに100人に16.3人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1516万人で、100人に62.3人が感染したことになります。

 成人は556万人で、100人に5.4人が感染したことになります。

 (累積患者数の平均予報誤差は±2.6%です。)


 44週は予報よりも上昇速さが大きかったのですが、予報誤差範囲には入りました。

 ここのところ2週連続で予報がアンダーになっていますので、少し修正しないと
 いけないのかもしれませんね。
 
 次回はついに患者数1000人台に突入です。

 全国平均が定点1.00人までにはまだ時間がかかりそうですが、それでも確実に
 流行に向かっています。

PS

さて、仙谷さん。

一人の海上保安官が情報を流出させたということは、少なくとも20人の保安官は
自分のUSBに映像をダウンロードしたということです。

20人の保安官がUSBにダウンロードしたという事は、少なくとも400人がPCで
映像を見たということです。

12000台のPCから映像が見れたというのですから、これでも少なめの推定ですね。

とても「国家に大事な機密情報の管理」が行われていたとは思えません。

そうですよねえ、SENGOKU38さん。


情報管理能力なしで、お話になりませんわ、菅さん。

ざるに水を入れて置いておく事などはできません。

漏れるに決まってますよ。

それが常識ってもんです。


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・ウイルス サーベイランス ランキング

2010-11-12 00:11:46 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・定点最小値到達
        ・・・・・       
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第43週(10月25日~31日)・北海道が沖縄を抜いて1位上昇
 ・第44週(11月 1日~ 7日) 
 ・第45週(11月 8日~14日) ・・・・・今週・・・・・
        ・・・・・       
      ・・・中期予報・・・
 ・第51週(12月20日~26日) ・全国平均が1.0人を超えて流行入り(予報) 

  現状の患者数増加の速さが継続した場合、今シーズンの日本全体が
  定点1.00人を超えて流行入りするのは第51週から52週頃と思われる。
                          (年末から年始ごろ)

  これは流行の開始としては平均よりも遅めということになりそうです。

  但し流行の開始は年によって速かったり遅かったりで、そのばらつきの範囲内で
  今シーズンは遅めになりそうという事です。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               38週   39週   40週  41週   42週   43週
   A(H1)pdm     44    37    40    32    28    23
   A(H3)         50    58    56    64    67    73
   B              6     5     4     4     5     4

 43週はA香港型が微増でついに70%台にのりました。

 新型の減少傾向は継続しています。

 それにしてもB型は終息せずにがんばっています。
 今シーズンはこのままの状態で春までいきそうですね。

 ・定点状況推移(人)
               38週   39週   40週  41週   42週   43週
  2010年定点データ  0.04  0.06  0.11   0.09  0.12  0.15
  2009年比較データ  4.95  4.25  6.40  12.92 17.65 24.62

 今年は日本全体の流行入りはかなり遅れそうな雰囲気で、12月後半まで
 ずれ込む可能性も出てきたようです。

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第41週(10月11日~17日)     0.09人      447人    (0.50万人)
 ・第42週(10月18日~24日)     0.12人      559人    (0.62万人)
 ・第43週(10月25日~31日)     0.15人      728人    (0.81万人)


 ・ウイルス サーベイランス実施状況+HPのアクセス感評価

ランク A+ ーーー ランクAを超えて何か優れた点がある。

三重    PCR検査再開。簡易検査の報告もあり。(11.4現)

香川    PCR検査再スタート。迅速検査情報あり(10.20現)    

沖縄    実施中。PCR検査、HPのアクセス感良し。(11.11現)


ランク A  ーーー ウイルス情報あり。

岩手    PCR検査再スタート。(10.26現)

埼玉    PCR検査実施中。(11.10現)

東京    PCR検査実施中。(11.8現)

長野    実施中。(10.22現)

鳥取    PCR検査再スタート。(11.4現)    

広島    PCR検査再スタート。HPのアクセス良好。(10.20現)    

高知    実施中。HPのアクセス良好。(10.22現)

福岡    PCR検査実施中。(11.5現)
       但し、医師会の情報ネットに簡易検査ウイルス情報がある時もある。

佐賀    実施中。HPのアクセス2クリックOK。(11.4現)

熊本    累積報告で実施中。(11.8現)


ランク Aー  ーーー ウイルス情報あり。ただし直近情報不明か情報不十分。

宮城    週報に情報あり。(10.26現)

茨城    PCR検査、月別累積で実施中。HPが迷宮だ。(10.26現)

愛知    PCR検査、累積。1か月以上情報なし。(10.22現)

山口    PCR検査実施中。(10.22現)

愛媛    PCR検査実施中。ただし情報が古い。(11.10現)

長崎    実施中。ウイルス種類報告のみで、件数が不明。(10.26現)


ランク B+  ーーー ウイルス情報あるも管易検査のみで不十分

青森    管易検査のみ情報あり。(11.4現)

福島    累積で実施中。ただし簡易検査のみ。(11.4現)

静岡    週報ファイルに簡易検査の情報あり。
           PCR検査情報がない(10.26現)

岐阜    実施中 但し簡易検査のみのリアル タイム モニター。(10.26現)
        近頃はデイリーでなくウイークリーだけれど。


ランク B ーーー 定点情報あり。ウイルス情報なし。  

北海道   検査終了。情報が見あたらない。(10.20現)

秋田    情報なし。(11.10現)

山梨    情報なし。(11.4現)

栃木    情報なし(10.22現)

千葉    情報なし。(10.26現)    

神奈川   情報なし。(11.10現)

福井    3月25日以降情報なし(11.8現)   

和歌山  4月以降新規情報なし。(10.22現)

京都    情報なし。(10.22現)

兵庫    情報なし。(11.4現)

島根    PCR検査、5月で終了の模様。(10.22現)

徳島    情報なし(11.4現)

大分    4月で簡易検査の月別集計終了か。(11.8現)

鹿児島   情報なし(10.22現)


ランク C

山形    情報なし。定点情報2週遅い。(10.22現)

新潟    情報にアクセスできない。(10.22現)

石川    情報にアクセスできない。(10.22現)

大阪    3月31日で、HPの更新を終了。(10.22現)

岡山    エクセルのみの情報提供で、一般向けになっていない。(10.22現)

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ランクA+とAは情報入手可     ーーーーー  13県

ランクA-とB+は不十分な情報入手可  ーーー 10県

ランクB、Cは情報入手不可       ーーーー  19県


 ・ウイルス サーベイランス実施状況推移(占有率%)
               38週   39週   40週  41週   42週   43週
ランク  A+&A      37    41    41    37    34    31
     Aー&B+     17    15    15    20    22    24
     B&C        46    44    44    43    44    45

ウイルス種別がちゃんと確認できる県は3割程度しかありません。

相変わらず睡眠状態の県がおおいようですね、厚生省さん。


・沖縄の現状(2010年第36週からのインフルエンザ累積患者数)
                41週         42週        43週      
               10月17日     10月24日     10月31日
 定点あたり          0.97人      0.76人       1.02人
 沖縄推計値         0.05万人     0.04万人     0.06万人       
 累積患者数         0.2万人      0.3万人      0.4万人   
 内、新型累積患者数    0.1万人       0.2万人       0.3万人

・2009年からの新型インフルエンザ累積患者数
 累積患者数        46.7万人     46.7万人     46.8万人   
 100人に          33.7人       33.7人        33.8人
 未成年者の100人に95.1人が感染しました。


 患者数は前の週から減少で、1.02人です。

 但し、県別順位は前回より1位下がって2位です。

 最長記録更新17週連続でストップしました。

 沖縄の状況は、当面の下限0.57人、当面の上限が1.16人の間の
 アップダウン継続中です。


 43週はウイルスの検出情報がありませんでした。

 新型は38週に3件、40週に3件、41週に2件、42週に1件の報告です。

 さらにA香港型が38週に2件、39週に3件
 40週に5件、41週に9件、42週に2件、の報告です。

 沖縄は新型、A香港型がしのぎを削る、混合感染状況ですが、
 どうやらA香港型が優勢になりつつあるようです。

          (ウイルス サーベイ ランク A+      11.11現)


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・秋田の集団感染の教訓は何?

2010-11-11 00:17:48 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・定点最小値到達
        ・・・・・       
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第43週(10月25日~31日)・北海道が沖縄を抜いて1位上昇
 ・第44週(11月 1日~ 7日) 
 ・第45週(11月 8日~14日) ・・・・・今週・・・・・
        ・・・・・       
      ・・・中期予報・・・
 ・第51週(12月20日~26日) ・全国平均が1.0人を超えて流行入り(予報) 

  現状の患者数増加の速さが継続した場合、今シーズンの日本全体が
  定点1.00人を超えて流行入りするのは第51週から52週頃と思われる。
                          (年末から年始ごろ)

  これは流行の開始としては平均よりも遅めということになりそうです。

  但し流行の開始は年によって速かったり遅かったりで、そのばらつきの範囲内で
  今シーズンは遅めになりそうという事です。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               38週   39週   40週  41週   42週   43週
   A(H1)pdm     44    37    40    32    28    23
   A(H3)         50    58    56    64    67    73
   B              6     5     4     4     5     4

 43週はA香港型が微増でついに70%台にのりました。

 新型の減少傾向は継続しています。

 それにしてもB型は終息せずにがんばっています。
 今シーズンはこのままの状態で春までいきそうですね。

 ・定点状況推移(人)
               38週   39週   40週  41週   42週   43週
  2010年定点データ  0.04  0.06  0.11   0.09  0.12  0.15
  2009年比較データ  4.95  4.25  6.40  12.92 17.65 24.62

 今年は日本全体の流行入りはかなり遅れそうな雰囲気で、12月後半まで
 ずれ込む可能性も出てきたようです。

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第41週(10月11日~17日)     0.09人      447人    (0.50万人)
 ・第42週(10月18日~24日)     0.12人      559人    (0.62万人)
 ・第43週(10月25日~31日)     0.15人      728人    (0.81万人)

 ・患者報告数の予報です。
  ・第44週(11月 1日~ 7日)     0.16人      768人    0.851万人

  ・11日                      0.024人              0.13万人
  ・12日                      0.024人              0.13万人
  ・第45週(11月 8日~14日)     0.17人      815人    0.90万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)   4.9万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数       1.5万人

  日本の新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
   本日終了時点                  2076.4万人  100人に16.3人

 ・累積患者数の予報。
  ・第45週(11月14日)                  5.3万人  
  ・第46週(11月21日)                  6.3万人  

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第41週(10月11日~17日)  0.10人    0.09人   +10.1%
 ・第42週(10月18日~25日)  0.14人    0.12人   +18.6%
 ・第43週(10月26日~31日)  0.13人    0.15人   -13.6%

 今回の定点合計報告数は728人で、当ブログ予報は629人でした。

 今回予報誤差はー13.6%になり、予報誤差範囲内です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±22.0%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は8800人程で、
 2.5割ほどが新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が8割程度で、
 新型が2.5割程度の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 ちなみに季節性のA香港型がかなり優勢(7割超え)になってきました。

 B型は占有率が1ケタ台にまで落ちてはいますが、低位安定しています。


 新型インフルの昨年の流行からの累積患者数は2076.4万人で、
 これまでに100人に16.3人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1516万人で、100人に62.3人が感染したことになります。

 成人は556万人で、100人に5.4人が感染したことになります。

 (累積患者数の平均予報誤差は±2.6%です。)


・大阪の現状(2010年第36週からのインフルエンザ累積患者数)
                41週         42週        43週      
               10月17日     10月24日     10月31日
 定点あたり人        0.03       0.05         0.02
 大阪推計値         0.01万人    0.02万人      0.01万人
 累積患者数         0.1万人     0.2万人       0.2万人
 内、新型累積患者数    0.02万人     0.03万人       0.05万人

・2009年からの新型インフルエンザ累積患者数
 累積患者数       126.0万人   126.0万人     126.1万人
 100人あたり       14.3人      14.3人        14.3人       

 未成年者の100人に56.3人が感染しました。

 患者数は今回は減少で、暫定下限を更新です。

 県別順位は47都道府県中の37位です。

 これは前の週から14位下がりました。

 暫定上限が0.07人、下限が0.02人でのアップダウン継続です。

 大坂ははっきりと上昇に移行せず、低めの数値でがんばっていますね。


 大阪は4月以降HPの更新を中止した模様です。

 従って、現状のウィルス種類が不明です。

          (ウイルス サーベイ ランク C     10.22現)

PS

秋田は第40週から43週までの4週間、定点0.00人でした。

ほぼ10月中は定点病院にはインフルエンザの患者が行かなかった事になります。

しかしながら、残念なことに病院と幼稚園で集団感染が発生してしまいました。

11週連続定点0.00人の記録をもっており、一時期は県内からウイルス君が
消えていた可能性があるにもかかわらずです。

あるいは長い期間、県別順位の低い所にいたので、安心しきって油断があった
のかもしれません。


集団感染があった場所を確認すると、両方共に岩手からと青森からの人の往来の
道筋にあたっています。

岩手は10月前半はトップ10入りしていましたし、青森も上位につけており10月の
最後はトップ10入りしています。


日本の全体状況をいえば、40週には全国平均で0.1人を超えて、上昇モードに
移行した兆候が現れています。

また、今シーズンは新型よりも高齢者にきびしいA香港型が流行しそうだというのは
いろいろなところで言われていましたし、このブログでもお伝えしています。

ですので、今シーズンは高齢者が集団生活をしている施設はほんとうにきびしい
インフルエンザとの戦いになることは予想できますね。


さて秋田の例に戻りますと、自分のいる県が定点0.00人を数週間継続したからと
いって、けして気を抜いてはいけないという教訓ですか。

とくに近隣の県がすでに感染上位にあったり、いわんやトップ10入りしているような
場合は注意が必要のようです。

特にその県との人の往来の筋道にあるような場合は、厳戒態勢でしょうか。

ウイルス君には人が決めた行政区分の単位である「県」などは
何の意味もないのですから。


ちなみに秋田県のウイルス サーベイランス ランキングはBランクです。

やはり防御態勢も甘いグループに属している事は間違いなさぞうですね。

従って昨年の神戸と同じで、「まさか、こんなところで!」というやつでしょう。

ウイルス君は甘い所は見逃しませんからね。


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