窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・第7週では重症化率、致死率ともに少し上昇しました。

2011-02-25 01:24:41 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
                    ・14の県がピーク到達(これで全ての県が到達)
 ・第 6週( 2月 7日~13日)・5の県が警報、40の県が注意報レベル継続。    
 ・第 7週( 2月14日~20日)    
 ・第 8週( 2月21日~27日)     ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
   A(H1)pdm     82    87    83    78    72    58
   A(H3)         17    12    16    17    20    30
   B              1     1     1     5     8    12

 第6週は新型がはっきりと減少しました。

 新型が58%に減少、A香港型は30%に増加です。

 B型は今回も増加して12%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐するパターン」の再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。

 というよりは、新型の減少速さが季節性よりもかなり大きいのですね。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率40%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 九州は福岡が飛びぬけて新型優勢ですが、それ以外の県はA香港型が
 拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。

 ・定点状況推移(人)
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
  2011年定点データ  5.06 12.09 26.41 31.88 28.93 21.50

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.50人   106077人    109万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 7週( 2月14日~20日)    15.03人    74254人   78.0万人

  ・25日                      1.51人               7.8万人
  ・26日                      1.44人               7.5万人
  ・第 8週( 2月21日~27日)    11.05人    54589人   57.3万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  873.4万人   
  (今シーズンの合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数      629.1万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2704.0万人  100人に21.1人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第 8週( 2月27日)                888.5万人  

・入院状況(第7週)
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      355人( 2月20日現在)    重症化率  0.0043%
 ・重症化(新型分)    216人( 2月20日現在)    重症化率  0.0036%

 ・死亡(含む疑い例)   126人( 2月20日現在)     致死率   0.0015%

 先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
                                  累積患者数  2079.4万人
 ・重症化(合計)     1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

 今回は累積患者数が830万人程度です。

 重症化率の変化はほぼなくなったようで、0.0043%ほどで収束です。

 致死率はまだ少し変化しているようですが、ほぼこのあたりで収束でしょうか。

 重症化率(%) 
     2週     3週     4週     5週      6週     7週
  0.0065  0.0058  0.0035  0.0041  0.0042  0.0043

 致死率(%)
     2週     3週     4週     5週      6週     7週
  0.0020  0.0018  0.0011  0.0014  0.0013  0.0015

 第6週では重症化率が微増、致死率は微減しました。

 累積患者数もそれなりの数になってきましたので、ほぼこのあたりが今シーズンの
 実績になるかと思われます。

       今シーズン(6週現在)       先シーズン
 重症化率・・・・0.0043%          0.0075%
 致死率・・・・・・0.0015%          0.00097%

 致死率が先シーズンよりも高めなのは、A香港型の影響だと思われます。

 新型インフルエンザよりもA香港型は高齢者に厳しいですからね。

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第 4週( 1月24日~30日) 50.05人   31.88人   +57.2%
 ・第 5週( 1月31日~ 6日) 29.91人   28.93人    +3.3%
 ・第 6週( 2月 7日~13日) 21.71人   21.50人    +1.1%

 今回の定点合計報告数は106077人で、当ブログ予報は107276人でした。

 今回予報誤差は+1.1%になり、予報はドンピシャでした。

 2週続けてのヒットですし、1.1%の誤差というのは今までの予報では最小です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.5%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は62万人程です。、

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が4割強で、
 新型が6割弱の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 A香港型は30%、B型は12%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2704.0万人で、
 これまでに100人に21.2人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1831万人で、100人に75.3人が感染したことになります。

 成人は871万人で、100人に8.4人が感染したことになります。


コメント
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