窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・次回第7週の定点予報は15.03人です。

2011-02-21 01:48:28 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
                    ・14の県がピーク到達(これで全ての県が到達)
 ・第 6週( 2月 7日~13日)・5の県が警報、40の県が注意報レベル継続。    
 ・第 7週( 2月14日~20日)    
 ・第 8週( 2月21日~27日)     ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
   A(H1)pdm     82    87    83    78    72    58
   A(H3)         17    12    16    17    20    30
   B              1     1     1     5     8    12

 第6週は新型がはっきりと減少しました。

 新型が58%に減少、A香港型は30%に増加です。

 B型は今回も増加して12%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐するパターン」の再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。

 というよりは、新型の減少速さが季節性よりもかなり大きいのですね。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率40%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 九州は福岡が飛びぬけて新型優勢ですが、それ以外の県はA香港型が
 拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。

 ・定点状況推移(人)
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
  2011年定点データ  5.06 12.09 26.41 31.88 28.93 21.50

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.50人   106077人    109万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 7週( 2月14日~20日)    15.03人    74254人   78.0万人

  ・21日                      1.78人               9.2万人
  ・22日                      1.71人               8.5万人
  ・第 8週( 2月21日~27日)    11.05人    54589人   57.3万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  840.4万人   
  (今シーズンの合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数      610.1万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2685.0万人  100人に21.0人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第 8週( 2月27日)                888.5万人  

・入院状況(第6週)
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      318人( 2月13日現在)    重症化率  0.0042%
 ・重症化(新型分)    191人( 2月13日現在)    重症化率  0.0025%

 ・死亡(含む疑い例)   103人( 2月13日現在)     致死率   0.0013%

 先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
                                  累積患者数  2079.4万人
 ・重症化(合計)     1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

 今回は累積患者数が760万人程度ですので、重症化率、致死率ともに
 かなり信頼性のある値に収束してきています。

 重症化率(%) 
     1週     2週     3週     4週      5週     6週
  0.0045  0.0065  0.0058  0.0035  0.0041  0.0042

 致死率(%)
     1週     2週     3週     4週      5週     6週
  0.0025  0.0020  0.0018  0.0011  0.0014  0.0013

 第6週では重症化率が微増、致死率は微減しました。

 累積患者数もそれなりの数になってきましたので、ほぼこのあたりが今シーズンの
 実績になるかと思われます。

       今シーズン(6週現在)       先シーズン
 重症化率・・・・0.0042%          0.0075%
 致死率・・・・・・0.0013%          0.00097%

 致死率が先シーズンよりも高めなのは、A香港型の影響だと思われます。

 新型インフルエンザよりもA香港型は高齢者に厳しいですからね。

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第 4週( 1月24日~30日) 50.05人   31.88人   +57.2%
 ・第 5週( 1月31日~ 6日) 29.91人   28.93人    +3.3%
 ・第 6週( 2月 7日~13日) 21.71人   21.50人    +1.1%

 今回の定点合計報告数は106077人で、当ブログ予報は107276人でした。

 今回予報誤差は+1.1%になり、予報はドンピシャでした。

 2週続けてのヒットですし、1.1%の誤差というのは今までの予報では最小です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.5%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は72万人程です。、

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が4割強で、
 新型が6割弱の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 A香港型は30%、B型は12%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2685.0万人で、
 これまでに100人に21.0人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1827万人で、100人に75.1人が感染したことになります。

 成人は856万人で、100人に8.3人が感染したことになります。

PS

権力者というものは「態度はでかくなる」し、それに反比例して「耳は小さくなる」。

これは自民党だろうが民主党だろうが全く同じということがよく分かりました。

それが分かっただけでも「政権交代した効果」があったというものです。


一人の権力者がずうっと政権をにぎっているとろくな事がありません。

権力者の特性からして、どうしたってそうなります。

どこかの国の将軍様やら大佐やらを見ているとよくわかりますね。


民主制がはたして最も良い政治体制かどうかは疑問が残りますが少なくとも
政権と反対意見をもっていても、あからさまな武力弾圧はされなくて済みそうです。

そう、意見が違うだけで「銃口を向けられる」のはご免こうむりたいものです。

それだけでも民主制というのはありがたい制度ですね。


それにしても、瀬戸際になると政権というのは言う事が同じになります。

かつて自民党は「民主党が政権をとると大変なことになる。」と脅し文句を
並べてました。

今度は民主党が「この予算案を通さないと大変なことになる。」と脅してます。

要するにこれは「私のところの終わりが近いですよ」と自分で言っているのと
大差ないということもよく分かってきましたよ。

これもまた政権交代のおかげですね。

PPS

業務連絡です。

北海道のT先生へ。

パスワード付きの小部屋でこそこそ話をされるのは、先生には似合いません。

どうぞいつものように天下の往来で堂々と正論を語ってください。

読者番号237番、窓際日記より。

コメント
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