窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・ウイルス サーベイランス ランキング

2011-02-24 01:51:38 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
                    ・14の県がピーク到達(これで全ての県が到達)
 ・第 6週( 2月 7日~13日)・5の県が警報、40の県が注意報レベル継続。    
 ・第 7週( 2月14日~20日)    
 ・第 8週( 2月21日~27日)     ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
   A(H1)pdm     82    87    83    78    72    58
   A(H3)         17    12    16    17    20    30
   B              1     1     1     5     8    12

 第6週は新型がはっきりと減少しました。

 新型が58%に減少、A香港型は30%に増加です。

 B型は今回も増加して12%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐するパターン」の再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。

 というよりは、新型の減少速さが季節性よりもかなり大きいのですね。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率40%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 九州は福岡が飛びぬけて新型優勢ですが、それ以外の県はA香港型が
 拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。

 ・定点状況推移(人)
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
  2011年定点データ  5.06 12.09 26.41 31.88 28.93 21.50

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.50人   106077人    109万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 7週( 2月14日~20日)    15.03人    74254人   78.0万人

  ・23日                      1.65人               8.5万人
  ・24日                      1.58人               8.2万人
  ・第 8週( 2月21日~27日)    11.05人    54589人   57.3万人

・各県別ウイルス サーベイランス実施状況+HPのアクセス感評価
      (サーベイランス対象、AH1,AH1pdm、AH3、B)
      (そろそろH5N1もお仲間に入れるべきでしょう、厚生省さん。)

ランク A+ ーーー ランクAを超えて何か優れた点がある。

愛知    PCR検査、累積実施中。簡易検査報告あり。(2.22現)

富山    累積報告で実施中。簡易検査報告もあり。(2.16現)

香川    PCR検査報告スタート。簡易検査も報告あり。(2.22現)    

山口    PCR検査実施中。簡易検査報告もあり。(2.22現)

熊本    累積報告で実施中。簡易検査報告もあり。(2.13現)


ランク A  ーーー ウイルス情報あり。

北海道   PCR検査報告実施中。(1.23現)

青森    PCR検査報告実施開始。(2.6現)

岩手    PCR検査報告j実施中。(1.31現)

宮城    PCR検査報告実施中。(1.23現)

新潟    PCR検査報告実施中。(1.23現)

群馬    PCR検査報告実施中。(2.22現)

埼玉    PCR検査報告実施中。(2.13現)

千葉    PCR検査報告実施中。(1.23現)

東京    PCR検査報告実施中。(1.21現)

神奈川   PCR検査報告、ようやくスタート。(2.13現)

山梨    PCR検査報告実施開始。(2.6現)

長野    PCR検査報告実施中。(2.22現)

三重    PCR検査報告実施中。(2.6現)
       エクセルのみでの情報公開は、マイクロソフトにやさしすぎる。

大阪    PCR検査報告実施中。(2.22現)

兵庫    PCR検査報告実施開始。(2.6現)

和歌山  PCR検査報告、ようやくスタート。(1。31現)

福井    PCR検査報告、ようやくスタート。(2.13現)

石川    PCR検査報告実施中。(1.31現)

鳥取    PCR検査再スタート。(2.6現)    

島根    PCR検査報告実施中。(2.22現)

広島    PCR検査報告実施中。(2.22現)    

愛媛    PCR検査報告実施中。(2.13現)

高知    PCR検査報告実施中。(2.22現)

福岡    PCR検査報告実施中。(2.6現)

佐賀    PCR検査報告実施中。(2.6現)

宮崎    PCR検査報告実施中。(2.6現)

沖縄    PCR検査報告実施中。(1.31現)


ランク Aー  ーーー ウイルス情報あり。ただし直近情報不明か情報不十分。

茨城    PCR検査、月別累積で実施中。(1.23現)

長崎    PCR検査実施中。ただし情報が定性的。(1.23現)


ランク B+  ーーー ウイルス情報あるも管易検査結果のみで不十分

山形    簡易検査のみ情報あり。(1.31現)

福島    累積で実施中。ただし簡易検査のみ。(2.6現)

静岡    週報ファイルに簡易検査の情報あり。(2.6現)

岐阜    実施中 但し簡易検査のみのリアル タイム モニター。(1.31現)

岡山    リンク先にしか情報なし。一般向けになっていない。(1.31現)


ランク B ーーー 定点情報あり。ウイルス情報なし。  

秋田    情報なし。(2.13現)

栃木    情報なし(1.23現)

滋賀    情報なし。(2.22現)

京都    情報なし。(1.31現)

徳島    情報なし。(2.6現)

大分    情報なし。(2.13現)

鹿児島   情報なし(1.23現)


ランク C

ーーー

コメント

ランクA+とAは情報入手可     ーーーーー  32県

ランクA-とB+は不十分な情報入手可  ーーー  7県

ランクB、Cは情報入手不可       ーーーー   7県


 ・ウイルス サーベイランス実施状況推移(占有率%)
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
ランク  A+&A      50    52    55    59    64    70
     Aー&B+     27    25    25    23    22    15
     B&C        23    23    20    18    13    15

郡馬がランクA-からランクAに上がりました。

山口ランクA-からランクA+に上がりました。

香川がランクB+からランクA+に上がりました。

初登場、滋賀はランクBでした。

まだ合格点には達しませんがようやくランクA&A+が7割になりました。


エジプトの混乱で鳥インフルエンザのサーベイランス体制が維持できているのか
心配されている専門家がおられます。

でも、残念ながらその方は今の日本がエジプトよりもH5N1のサーベイランス体制が
出来ていないことは心配されていない様です。

エジプトで「人知れずどこかの村で人が鳥インフルエンザに感染している」ことが
心配な事だそうですが、今の日本が全く同じ状況なんですがねえ。


日本で鳥インフル君の感染例が見つかってから「ほら、だから言ったでしょう。」
みたいな専門家の方々の発言は聞きたくないものです。

もっともその時にはマスコミさん含めて恒例の「大騒ぎ」になって、
誰もそんなことには気にも留めないでしょうけれどもね。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・22県46カ所からH5N1検出あるいは、疑いあり。

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(12カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場、野鳥)、鳥取(野鳥2件目)、宮崎(野鳥)
山口(白鳥公園、野鳥)、福島(野鳥、2件目)
徳島、山形、大分(3か所)、兵庫(公園)、長崎(野鳥)
愛知(養鶏場)、栃木(ハヤブサ)、和歌山(養鶏場)、三重(養鶏場)
京都(ハヤブサ)、宮崎(野鳥)、

今回、京都の野鳥(ハヤブサ)でH5N1の感染が確定です。


専門家の中には、「神経質にならないで、、、。」というコメントをする方もおられます。

「神経質」というか「慎重」というかは、人によって意見が分かれますが、
今回は「客観的な危険性」というのは明らかに存在しています。

そして、「客観的な危険性」は当面無視しても大丈夫そうに見えますが、
それが一番危ないのは歴史が証明しています。


雪崩の通り道にいれば何時かは必ず巻き込まれます。

避けられるリスクをあえておかすのは勇気ではありません。

それは「世間知らず」というものですね。


「鳥インフルエンザが人には感染しない」という当局の発表とNHKのニュースは
正確ではありません。

衰弱した動物、動物の死骸やら糞などには触らないことが基本です。

山歩き、河原あそび、緑地公園、野鳥公園、動物園などでは
注意レベルをひとつあげる必要があります。

PPS

カダフィー君。

あなたには見えませんでしたが、自国民に向けられた銃口の前で
真っ先に葬られたのがあなたの「大義」です。

エジプトは最悪の形を逃れましたけれど、残念ながらリビアはそうならず。

しかしもはやあなたの時代が終わったのは明らかです。

3月には、もう歴史上の人物になっていることでしょう。

コメント
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