窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・第4週は定点31.88人で、警報レベル到達です。

2011-02-05 02:52:53 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
 ・第 4週( 1月24日~30日)・全国平均が警報レベル到達     
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)     ・・・・今週・・・・
         ・・・・・       
  ・・・ピーク予報(ピーク到達タイミングは厚生省予測による)・・・
 ・第 4週~5週          ・全国平均が定点50人程度。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
               50週   51週   52週   1週    2週   3週
   A(H1)pdm     58    66    73    82    87    83
   A(H3)         40    32    24    17    12    16
   B              2     2     3     1     1     1

 第3週は新型が減少に転じました。

 新型が83%に減少、A香港型は16%に増加です。

 B型は今回も1%でねばっています。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐する」パターンの再来かと思われましたが、
 なかなかA香港型もがんばっている状況になってきました。


 北海道は相変わらずA香港型がほぼ独占状況ですが、新型もぼちぼち出現です。

 東北はどうやら新型が優勢になってきたようです。

 関東でも新型が優勢になってきましたが、東京、埼玉、群馬ではA香港型が
 拮抗しています。

 甲信、東海、北陸も新型が優勢ですが、山梨のみA香港型優勢です。

 近畿、中国、四国も新型優勢です。

 九州は拮抗状態で、福岡は新型、佐賀、鹿児島はA香港型が優勢で、
 熊本は新型とA香港型が拮抗しています。

 沖縄は新型優勢です。

 北海道が新型があまり伸びないのが特徴的ですね。

 ・定点状況推移(人)
               51週   52週    1週   2週    3週   4週
  2010年定点データ  2.06  2.30  5.06 12.09 26.41 31.88

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第 2週( 1月10日~16日)    12.09人    59832人     78万人
 ・第 3週( 1月17日~23日)    26.41人   130515人    149万人
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人   (180万人)

 ・患者報告数の予報です。

  ・ 5日                      5.44人              30.8万人
  ・ 6日                      5.18人              29.3万人
  ・第 5週( 1月31日~ 6日)    41.70人   206085人  235.4万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  802.2万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数      647.8万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2722.7万人  100人に21.3人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第 5週( 2月 6日)                831.1万人  

・入院状況
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      116人( 1月23日現在)    重症化率  0.0058%
 ・重症化(新型分)     66人( 1月23日現在)    重症化率  0.0044%

 ・死亡(含む疑い例)    35人( 1月23日現在)     致死率   0.0018%

 先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
                                  累積患者数  2079.4万人
 ・重症化(合計)     1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

 今回は累積患者数が200万人程度ですので、重症化率、致死率ともに
 それなりの信頼性のある値になってきていると思われます。

 ただし、流行しているウイルス君がA香港型優位から新型優位に
 移ってきていますので話はその分複雑になりますが。

 重症化率(%) 51週    52週     1週     2週      3週
          0.0043  0.0035  0.0045  0.0065  0.0058

 致死率(%)   51週    52週     1週     2週      3週
          0.0043  0.0023  0.0025  0.0020  0.0018

 第2週、第3週では重症化率が先シーズン並みまで上昇してきました。

 致死率は患者数の増加に従って下降傾向を示しています。


 それから、今回の新型のみによる重症化率も先シーズンよりは高いとはいえず、
 重症化を引き起こす遺伝子変化があった形跡はないようです。

 英国では新型インフルエンザの流行でICUの患者が爆発したようですが、
 日本では今のところはそんなことはなさそうです。

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第 2週(12月10日~16日)  8.40人   12.09人   -32.6%
 ・第 3週(12月17日~23日) 24.91人   26.41人    -8.3%
 ・第 4週(12月24日~30日) 50.05人   31.88人   +57.2%

 今回の定点合計報告数は157381人で、当ブログ予報は247350人でした。

 今回予報誤差は+57.2%になり、予報誤差範囲を超えました。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±21.0%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は246万人程で、
 8割強が新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が2割弱で、
 新型が8割強の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 A香港型は16%、B型は1%の占有率です。


 新型インフルの昨年の流行からの累積患者数は2722.7万人で、
 これまでに100人に21.3人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1914万人で、100人に78.7人が感染したことになります。

 成人は806万人で、100人に7.8人が感染したことになります。

コメント
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