goo blog サービス終了のお知らせ 

CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

“レコード・CD買いたい病”発症のメカニズム、KINKS MONOはいかが?

2016年09月27日 | BRITISH ROCK
オォー!

そう言うことか。

今の今まで、南方の島国に隔離されているので、通販でレコードやCDを買えないと思っていたが、そうでもないみたい。

自宅は、マンションである。しかしながらピンからキリまであるので胸を張って堂々と言えるってほどでもないのだが。

ところで、マンションは和製英語で、自宅はMANSIONとかの地で言えば、大邸宅に住んでいると思われるため、禁句である。

建物自体は大きいので遠くから見れば邸宅と言って差し支えはないかも知れないが、内部はせこく小分けされているのでとてもじゃないが近くで見れば邸宅と呼べる代物ではない。

普通、この手の住居の場合は米語でAPARTMENT、英語でFLATもしくはCONDOMIUM(通称コンド)と呼ぶのが正しい。

話がそれてしまったが、自宅にはマンション特有の集合郵便受けがある。

先月4ヶ月ぶりに一時帰国をした際、その小さな容量の郵便受けを覗くとダイレクト・メイルやチラシの類で満杯になっていた。

通販ではCDなどの小物の場合、郵便受け投函となるが郵便受けが満杯になっていれば、投函不可能な状態となる、と言うわけで通販の商品を自宅に送ることは無理である。

ところがである、送り先を電車で二駅離れた親戚の住所に変更すれば、問題は解消される。

もちろん、毎月何点もの商品を分けて送れば迷惑がかかるが、数ヶ月に1回まと買いし発送されるなら、その受け取りはそれほど面倒になることも無く、次回一時帰国した時にお土産を持って伺えばよいのではないかと…

おお、恐ろしい、“レコード・CD買いたい病”が再発するではないか!

第一弾としてキンクスのLPモノ・ボックスなんていかが?

少し前にCDのモノボックス出たけど、すぐに売り切れましたね。

60年代ロックは、やっぱりモノに限る。

録音のトラック数が少ない時代、無理やりステレオに編集するより、モノで正面からドーンと音を出す方が迫力がある。

キンクスのモノ・ボックスよ!

YOU REALLY GOT MEではなく I REALLY GOT YOU!

おお、恐ろしい、“レコード・CD買いたい病”が再発したではないか!

通りすがりの人:何、赤ちゃんみたいなおバカ言ってるの!

すす、すいませんでした。つい欲しくなって…



“レコード・CD買いたい病”発症のメカニズム、ロジャー・マッギンの場合

2016年09月27日 | West Coast Rock

此処まで来ると、もう一人気になるお方について触れておきたい。

バーズのロジャー・マッギンである。

本名がJAMES JOSEPH MACGINN IIIで後にJAMES ROGER MACGINNに改名。

バーズの4枚目のアルバムあたりまでは、ジム・マッギンとアルバムにはクレジットされていた。その後ロジャー・マッギンの通名を使うようになった。

何で改名したのかね?

だから、バーズのことをあまり知らなかったころは、ジムとロジャーの兄弟がバンドに参加しているのかと思った… (汗)

バーズ解散後1973年からソロ・アルバムを出していくのだが、やっぱり一番印象に残るのは、1976年のソロ4枚目のCARDIFF ROSEである。


従来のフォーク・ロックやトラッド・フォーク調の楽曲とソリッドなロック・サウンドがミックスされた、今までに無かったロジャー・マッギンであった。

それもそのはず、プロデュースに、デヴィッド・ボウイーのグラム期を支えたミック・ロンソンがアルバムのプロデュースとギターの演奏を引き受けていたのである。

何でミックロンソンが此処に登場するのか?

ミックは1975年から1976年にかけて行われた、ボブ・ディランのローリング・サンダー・レビューと言うライブ・ツアーに参加し、そのツアーにロジャーも参加していたことからお互いが知り合うことになる。

1975年のツアー

1976年のツアー

じゃあ、何でミックがディランのツアーに参加したの?

ディランとの繋がりが良くわからない。

1975年、思い起こせば、ミックはリード・ギター担当だったエリアル・ベンダーの替わりにグラム期のモット・ザ・フープルやしイアン・ハンターのソロに関わった頃である。


イアンのソロ・アルバム

1971年ミックはボウイーのハンキー・ドリーというアルバムに参加。その中にSONG FOR DYLANと言う曲がある。


多分ミックもボウイー同様その当時からディランに興味を持っていたのかも知れない。

その次に好きなアルバムといえば、1977年の5枚目のソロ・アルバム、サンダーバードから12年後に出された6枚目のバック・フロム・リオである。しかしながらロジャーによるとリオにも行ったことがない。

ブラジルが赤く燃えている。

何でバック・フロム・リオとタイトルが付けられているの?

アルバムは、90年代風バーズのような感じで、ロジャーの分身?

オオーそうか!

つまり、バーズの頃に急にいなくなったジム・マッギンがリオからアメリカにやってきて演奏すればこんな感じになると言うジョークなのかね?

それもそのはずロジャーは60年代のバーズでのトレード・マーク的な存在であったリッケンバッカー12弦ギターを弾き、バックにはトム・ぺティーとハートブレーカーズ(トムは1989年のソロ・アルバム、フル・ムーン・フィーバーでバーズの曲をカバー、ロジャーもトムの曲をカバーしたことがある)を起用。


そしてクリス・ヒルマンやデヴィッド・クロスビーのExバーズがコーラス担当。

こんな感じで、アーティストがどんどん繋がっていき、レコードやCDがどんどん増えていった。

自宅の小さな小部屋は足の踏み場も無くなりつつあり、ほとんど病気。

現在南方の島国に隔離されているので、今のところ“レコード・CD買いたい病”の症状は治まっている次第である。