風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

スウェーデンの秋暮らし 2-2

2017-11-14 | 海外
その1からの続きです。 

● スウェーデン料理ランチ

ガムラ・ウプサラを散策し、自然を満喫したのち、再びバスで町の中心に戻りました。
お昼になったので、ランチにします。
雰囲気のいいスウェーデン料理レストラン、Domtrappkällaren(ドムトラップシェラレン)に連れて行ってもらいました。



入口のステンドグラス。 



美しいドーム型の天井。
1200年代に建てられた、中世期のカーヴ(地下貯蔵庫)を改築した建物です。



いくつもの部屋に分かれており、こんなに細い通路を通っていきます。



スウェーデン語がペラペラのリョコちゃんに、読めそうで全く読めない文字の書かれたメニューをすらすら説明してもらい、さらにそれを謎のことばでオーダーしてもらいました。
現地語がわかるって無敵~。
サラダとパンがきました。どちらもおいしい。



彼女は白魚のムニエル、私はポークシュニッツェル。
サクサクでおいしかった~。



食事中に、突然明かりが落ちました。
(なにかサプライズの演出かな?)と思いましたが、ギャルソンたちがなんとなく騒然としています。
停電でした。お昼なので、外から入ってくる光で見えましたが。
日本なら、テキパキと瞬時に復旧させるところですが、こちらは至ってのんびり。
店員もお客も、誰もあせっていません。

● ウプサラ大学

食後は、ウプサラ大学敷地内へ。
ウプサラ大学は、北欧一古い歴史を持つ大学です。
大学都市のこの町は、大学を中心に街が開けています。



ここは大学教員の宿舎だそう。
とても人気が高くて、なかなか空きが出ないそうです。
デザインがいいし、隣が講義棟なら便利ですね。



● 午後は晴れ

午前中は雲が厚く、あまり陽が射しませんでしたが、午後になると日光が差し込み、青空が見えて晴れ渡りました。
ここはいつも、午前中は天気が悪く、午後に晴れるそうです。
町の中心、ウプサラ大聖堂。



さあ、大聖堂に入ろう、と向かいましたが、柱の時計を見るともう3時過ぎでした。
「えっ、そんな時間になっていたの?」



もうベイビーを保育園に引き取りにいく時間。
観光を取りやめて、保育園に急ぎます。

● ショートカット

保育園に向かってショートカット。地元の人しか知らないような細道を通っていきました。
それでもやっぱり、辺りはきれい。











保育園には3時半前に到着。ベイビーが私目がけてまっすぐ走ってきて、ひしっと抱きついてくれました。
ここまで大急ぎの早足で歩いてきたため、無事に引き取った帰り道は、休みながらゆっくり帰ります。
家に寄らずにまっすぐ保育園に向かったため、ベビーカーはありません。ベイビーをだっこしたり歩かせたり、時間をかけてのんびり。

● サイケな車



余分なものがなく、きれいでシンプルな町角に、突然こんなサイケな車が停まっていました。
よく見ると、描きなぐりではなくきちんとデザインされています。
ここは、運転席のドアハンドル部分。(上部にハンドルが)




● 家でのんびり

前日スーパーで会ったリョコちゃんのボスと、途中で合流して帰宅。
おうちで一緒にお茶をします。
秋に日本の学会に参加するという彼に「いい温泉に行きたいんだけど、どこがいい?」と相談されました。

気持ちがよさそうな、マンション踊り場のバルコニー。
住民ならだれでも使えますが、早い者勝ちなので、夏は毎日争奪戦になるそう。
みんな、クッションを持ち込んで、ここで一日中のんびりお茶をしているそうです。
こちらは、日本よりも日がなゆっくり時間が流れています。



家から臨む、きれいな街並み。
砂糖菓子のような街並みです。
やっぱり電線がないって、いいですね。



● ディナータイム

彼が帰った後もずっとおしゃべりをして過ごし、夕食になりました。





これは、スウェーデン食卓の定番という、マスタード漬けニシン。
スウェーデンのマスタードは甘いんですね。
はちみつも含まれているのかな。
茶色い点はマスタードシード、もち上げているのはニシンのマリネです。



これは、バジルのペースト。森の味っぽくて爽やか~。



これは、カマンベールとゴルゴンゾーラをあわせたフロマージュ。
こちらは日本よりもチーズの種類が多いです。
チーズの中でも個性の強いカマンベールとゴルゴンゾーラ。
その二つが一緒になったら、いったいどんな味になったんだろうと、こわごわいただきました。



どちらの味もしっかり生かされた、濃厚でおいしい味わい。
これはワインがすすむわ~。(飲めないけど)



そして、リョコちゃんがおうちで焼いたパン。
ランチに食べたパンのようなおいしさ。



そしてメイン料理です。
昨日のサーモンをさらにアレンジしてくれました。



おいしい食事をいただいて、食後のティータイム。
家に帰ってから、食べて飲んでばっかりです。

● 北欧陶器コレクション

リョコちゃんは陶器集めが趣味ということ。
北欧にはいくつも有名な陶器ブランドがあるので、コレクションを見せてほしいとせがみました。

「ではムーミンシリーズを」と、食器棚からムーミンマグカップが続々と出てきます。
これは、アラビア社(ARABIA)が出しているもの。
アラビアはイッタラ(iittala)と並んで有名なフィンランドの陶器ブランドです。
アラブの国とは関係なくて、フィンランドのアラビア地区に工房があるとか。



ビックリしているうちに、こんなに積み重なりました。
すごいですね。屋根つきのカップもあって、すてき。



ムーミンマグは、毎年デザインが変わり、一定数しか出ない限定品。
これを毎年、こつこつと集めている、まさにコレクターの鑑です。

私も、アラビア製のムーミンの小皿を持っていたことを思い出しました。
そういえばあれ、どこにしまい込んだのかしら。
置き場も思い出せないなんて、コレクターの風上にも置けませんね。

母もロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートを集めているなあと、思い出しました。
私は何を集めてたっけ?ああ、御朱印。
教会と神殿ばかりのこの辺りでは、神社もお寺も、もうすっかりはるかかなたの話です。

3日目に続きます。



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2 Comments

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Unknown (アネッティワールド)
2017-11-21 14:40:21
現地の言葉がペラペラのお友達がいると
心強いし
いろんなところ案内してもらえて
最高な旅行でしたね。

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アネッティワールドさん (リカ)
2017-11-21 17:47:25
本当に、詳しい人にガイドしてもらえるのはありがたいことです。
北欧は英語が通じますが、それでもやっぱり町には母国語があふれていますからね。
自分がスウェーデン語がわからないだけに、言葉って大事だなあと再認識しました!
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