風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

海の向こうの海岸へ(房総)2-2

2017-03-01 | 千葉
その1からの続きです。

● 再び浜金谷へ

岩井駅から内房線に乗り、浜金谷駅で降りました。
私たちは帰りもフェリーに乗るからですが、電車を下りずに乗っていくと千葉駅に着き、乗り継ぐと東京にも行けます。



でも、お昼も海の幸を味わいたいので。



この日も、黄金あじのさすけ食堂には、外に20人くらいのお客さんが並んでいて大人気でした。
うんうん、おいしいものね。うなずきながら通り過ぎます。

● 房総洋風ランチ

昨日ランチをした「船主」を抜けて、この日は海沿いの「The Fish」に向かいました。
ここも席待ちの人たちが並んでいたため、最後尾についておとなしく順番を待ちます。



番が来て、お店の中に案内してもらいました。



とってもおしゃれなシーサイド・ランチタイム。



やってきたのは、漁師の大漁パスタ。



そして海の幸ピッツァ。量もたっぷりでおなかいっぱい。



ベスは菜の花ビールを飲みました。
(あっ、ラベルがチーバくん!)と思ったけれど、普通に千葉県の地図でした。



うーん、どちらもおいしい!やっぱり海の幸!
房総半島は食べ物が豊かですね。
三浦半島もふんだんにありますが、もっとお値段が張りそうです。



海沿いのテーブルに通してもらったので、すぐ外に海が広がっていました。

● 台風接近中

食事を待っている間に、ネットでフェリーの運航状況を調べました。
すると「台風9号の接近のため、本日は16時半の便が最終となります」との表示が出ていました。
私たちが乗ろうとしていたのが、ちょうど16時半の便。

「ギリギリ動いて、良かったねー」と言い合います。

今回の旅は、あまり細かいプランは立てませんでしたが、天気に恵まれ、とんとん調子でやってこれて、すごくいい感じ。
フェリーで帰れることにホッとして、まったりとすごしました。



● フェリーは大混雑

私たちが乗る船が久里浜からやって来るのが見えたので、少し早めに乗り込みましたが、それでももう船内には乗客が大勢いました。
行きの比ではありません。いつもはゴルフバック置き場には数個しか収まっておらず、ガラガラですが、今回はびっしり。



座席もあらかた埋まっています。
なので、上のサンデッキに行きました。
日光もさほど強くなく、海風を感じながらの曳航。



大勢の乗客を乗せて、フェリーは桟橋を離れました。
またもや船内のソフトクリームは大人気ですが、おなかがいっぱいなのでパス。



本来ならば、あと3便運航するはずが、これが最終便となったため、それだけ乗る人が多くなったわけです。
気がついていない人が、岸壁に取り残されていなければいいけれど。
まあ、内房線を使えばぐるっと東京まで戻れますけれどね。

● 海の向こうの富士山



海の向こうに、富士山が見えました。
真夏に見えるだけでも珍しいのですが、光を受けて輝いていました。



美しいわ。ただ見とれます。
みんな、こぞって写真に撮っています。



座席に戻ると、博多っ子のベスは座ったまま。
九州の人には、富士山につい反応してしまう私たちは、どう見えているのかしら。
「こっちの人は、みんな富士山が好きだと思うけれど、不思議に思う?」と聞いてみました。
「そうでもないけど、自分自身がまだそんなに富士山を見たことがないので、慣れていなくて」とのこと。
う~ん、やっぱり新鮮。



富士山は、フェリーが神奈川に近づくにつれてどんどん大きくなっていき、そのうちに丹沢の山々の陰に隠れていきました。

● リラッ久里浜

久里浜に到着し、バスに乗り換えて京急の駅へ。
終点でバスを降りると、港行きのバス停には「フェリー運休」の札がかかっていました。
もうこの日は船は出ませんからね。

(久里浜と九十九里浜って、似てるなあ)とぼんやり考えます。
久里浜って、元々は九里(の)浜から来ているんじゃない?
99と9なら、長さで千葉に相当負けてしまいますが。

でも、調べてみたところ、小さな岩礁を意味する「くり」が地名の由来だという説が強いとのこと。
浜辺の長さじゃなかったのね~。

ホームに上がり、何の気なしに看板を見て、ハッと驚いた私。
ビックリ顔のまま、ベスに「あれ見て」と指さすと、彼女も「うわっ!?」と驚き顔に。

駅名看板が、リラックマになっていました!
え~っ?



そういえば、京急とリラックマがコラボをしたと、どこかで耳にしたような。
でもまさか、駅名表示板まで変えてしまうとは、恐るべし。
そして京急、ゆるいわ~(笑)。



しかもよく見ると、「京急リラッ久里浜」となっているではありませんか!
わわ、芸が細かい!!



さらに、やってきた快速特急は、リラックマパッケージ電車でした!
うわーん、かわゆい~。



外も中もリラックマ。
癒やされるわ~。



ちょっと前にはくまモンとコラボしていたのに、京急も熊から熊へとやり手ですね(笑)



かわゆいリラックマに囲まれながら、横浜へ向かいました。



● 岩合光昭ネコ写真展

横浜に着き、私のリクエストで、岩合光昭氏の「ふるさとのねこ」写真展を一緒に観ました。
ちょっと久しぶりのそごう。入ってすぐの場所が豊島屋ブースになっていました。
「鳩サブレーのお店が目の前にある!」と喜ぶベス。
鳩サブレーは、九州にいた時からもらうことが多く、味を知っているそうです。



会場内は人があふれんばかりに大勢いて、大盛況。
ネコ好きって多いですよねー。しかも年々増えている感じ。



展覧会の外の猫グッズ売り場も、押すな押すなの大にぎわいでした。



● 崎陽軒デビュー

これでこの週末の予定はすべて終了・・・。ではありません。
まだ一つ、大きなものが残っています。
それは崎陽軒。

聞いてちょうだい奥さん、なんとベスは、崎陽軒なるものを見たことがないって言うんざますよ!
レアですよね~。あまりに珍しいので(いっそそのまま知らないままでいてほしい)とも思いますが、そこは美味しいもの好きのベス。
「今日は崎陽軒弁当を買って帰って決めているの!」
ということで、まずは駅前の本社を案内しました。





こちらにきてから、ことあるごとに崎陽軒の話を聞くことが多く、(いつか食べよう)とチャンスが来るのを待っていたのだそう。
「チャーハン弁当にするわ」とすでにメニューも決めていました。



駅のコンコースの売り場では、半分近くのお弁当がすでに売り切れでしたが、チャーハン弁当は残っていました。
「今晩の夕食はこれ」とニコニコの彼女。
お口に合いますように!

最寄り駅でお別れしました。また職場でね~。

● epilogue

職場でベスに、チャーハン弁当の感想を聞いたところ、
「おいしかったけれど、シウマイが2個しか入っていなかったから物足りなかったわ。
次はシウマイ弁当にする!」と言っていました。

ふふふ、そうやってみんな、いつしかシウマイだけを買うようになるのよ~(笑)。

楽しかった2日間。房総半島は何度か訪れており、それなりに知っているつもりになっていましたが、のこぎり山に登ったのは初めてで、新鮮でした。
1日目は山、2日目は海を満喫できた、バランスのとれた旅。
そして旅行の間に食べたものは、土地のものばかりでどれもおいしく、幸せ続きでした。

接近中の台風が少し気がかりでしたが、予定を変更することもなく楽しめてよかったです。

海の向こうの静かなすてきなビーチ。
のんびりリラックマ、いえリラックスできました。
また夏が来たら、行きたくなりそうです。



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2 Comments

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Unknown (アネッティワールド)
2017-03-02 16:24:20
海の幸たっぷりのパスタ、ピッザ
美味しそうです。
エビ でかい!

フェリーにゴルフバッグがぎっしり、
どういうことなのかな?
カーフェリーでないってことは
みんな担いで乗船したの?
普通バスの中か車のトランクに入っているのに、まるでクラブハウスの風景ですね。

毎週ゴルフに行ってた時期があったので
つい目が留まってしまいました。
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アネッティワールドさん (リカ)
2017-03-04 16:32:46
海を眺めながらシーフードを食べるだけでも、幸せになれますね~(^o^)

東京湾フェリーは、車も運ぶんです。そういえばゴルフバッグの持ち主は、わざわざ車から降ろしませんよね?
帰りのバスでは一緒にならなかったので、港にお迎えの車が来ているのかもしれませんね~。

私はまったくゴルフをしないので、その辺りの事情が分からず、コメントをいただいてはたと気がつきました!
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