その1からの続きです。
● 広大な淵野辺公園
JAXA相模原と相模原市立博物館を見学後、近くの淵野辺公園を散策しました。
え、これ公園?道はどこ?
もはや森なんですが。
ここは約10,000平方メートルにわたって広がる樹林広場。
少し歩いて行くと、芝生の広場に変わり、ハイキング中の人たちがくつろいでいました。
私もそこで休憩。新横浜から持参した、おむすび権兵衛のおにぎりを食べます。
アイススケートリンク「銀河アリーナ」がありました。やっぱり宇宙ね~。
休憩後、公園そばの「大野台3丁目」のバス停で、バスを待ちました。
● [8本目] 「大野台3丁目」⇒「相模原駅南口」
8本目は、12:50「大野台3丁目」発「相模原駅南口」行きの [相05]系統。
小ぶりのバスがやってきました。大野台3丁目からのバスは1時間3本。結構来る。
公園には続々と車が入っていきました。12:50
「グリーンバザール西門」というレトロな商店街の前を通ります。
うーん、すっごく味がありますね~。
「バザール」というと、キャラバンたちが立ち寄る中東の市場を連想する私。
砂漠地帯のイメージに「グリーン」とつくと、不思議な感じがします。
シャッター街となったこの場所の再生に向けて、地元住民が動き始めているそうです。
● 相模原駅 南と北
終点の相模原駅でバスを降りました。
転勤族の私は、生まれてから1歳3ヶ月まで、この辺りに住んでいたそうです。
生まれたてだったので、まったく記憶はありませんが。
これまで来たことはありませんでしたが、今回はいい機会なので、かつての家の辺りを訪ねてみることにしました。
にぎやかな南口から家があった北口の方へ移動すると、ぐっと静かで人もまばらになりました。
わかりやすく、裏側です。
次のバスの時間を確認すると、乗れるバスは2系統ありますが、一本はなんと2分前に行ったばかりで、次は一時間後。
もう一本が来るのは2時間後。
うーん、不便。
元の家はバス停2、3つ目のところだといいます。
当時はバスがなく、親は相模原駅から歩いていたそうなので、私も歩くことにしました。
● 相模デポ
にぎやかな相模原駅の裏側には、米軍の敷地が広がっていました。
かつてより米軍の敷地があって、立ち入り禁止だったと聞いています。
「相模総合補給廠」というそう。えっ、読めない。
「さがみそうごうほきゅうしょう」。難しい名前ですね。
英語の U.S. Army Sagami General Depot(通称:相模デポ)の方がわかりやすいです。
戦時中の「相模陸軍造兵廠」を、敗戦後に米軍が接収したそう。
「廠」とは「仕事場」という意味だそう。
隣の矢部駅まで続く約214ヘクタールの敷地面積のうち、約17ヘクタールが5年前に日本へ返還されたそうです。
17/214?たったそれだけ?と思いますが、今は敷地内に人がいる気配はなく、全体的に使われていない様子。
それでも、立て看板などを見るに、まだ完全返還はされていないようです。
外交問題など、いろいろと複雑な事情が絡んでいるのでしょう。
重苦しい雲がたちこめて、なんだか雰囲気が出ていますね。
● 元の家を探す
かつての家は、向陽小学校の校門から続く道を500mほどまっすぐ行った左側にあると聞いてきました。
けれど、校門からまっすぐの道はありません。
少しずれた場所にならあります。
当時、この辺りには家はほとんど建っておらず、だだっ広い畑と養鶏場しかなかったとのこと。
でも道はあったようなので、校門の場所がずれたんじゃないかと思います。
小学校はちゃんとあり、校庭では野球の対抗試合が行われていました。
でも辺りはびっしりと家が並ぶ住宅街。畑なんてありません。
とりあえず小学校からまっすぐ歩いていくと、左側にいかにも古い官舎がありました。
これは小学校の方を振り返った光景。右側に見える2棟の建物が、気になる官舎です。
誰も住んでおらず、中に入れませんが、ここじゃないかしら。
財務省の所管と書かれた国有地看板が立っています。
平屋と2階建ての建物が2棟並び、その前には広々とした更地が広がります。
住宅街の中で、ここだけポッコリと空き地になっていますが、ここも進入禁止区画。
空き地の向こう側には、3階建ての大きな官舎が3棟あります。
こちらには防衛庁所管と書かれた国有地看板が立っていました。
住宅地の中で、ここだけ異彩を放つ官舎群。
きっとこれだろうと思って、写真を親に送りました。
でも「全く見覚えないなあ」との返信です。
引越し後にここを訪れたことはない親も、一面の原っぱではなくなったことに驚いています。
棲んでいた家も建て直されて、もう違う建物になっているだろうとのこと。
この辺り一帯が国有地なので、おそらくこの場所に家があったんだろうと思います。
自分が生まれてから住んだ家は10カ所あります。
生まれて初めて住んだ辺りを訪れる、いい機会になりました。
● iPhone落下
通りすがりの人にバス停の場所を聞いた時、うっかりiPhoneを舗装地面に落としてしまいました。
液晶画面カバーの端が割れて、傷だらけに。
ああショック!
ダメージを受けたのは液晶カバーだけで、本体へのダメージはなさそうだとわかり、ほっとしましたが、当分はカバーを買いに行く時間がなさそうです。
連休中は傷だらけの画面を眺めることになりそう。
残念ながら、物理的に撮影はできませんでした。
相模原にはヒバリのマンホールもあります。
ヒバリと書いてあるので、間違いありません。
市の鳥なんだそう。
アジサイ、ケヤキ、ひばりと、いろいろなデザインがある市です。
● [9本目] 「すすきの住宅前」⇒「坂上」
9本目は、14:12「すすきの住宅前」発「聖蹟桜ヶ丘駅」行きの[桜84] 系統。
2時間に1本しか走らない、レアバスがやってきました。
乗っている青年2人は、ルートマップを手に持っています。
もしや、お仲間のGWパスユーザー?
なかなか長距離の聖蹟桜ヶ丘行きなので、レア路線として乗っているのではないかしら。
でもルートマップは希望者は誰でももらえるものなので、そうではないかもしれません。
1日乗車券ユーザーかもしれないし。
これまで誰もパスを見せびらかさないので、お仲間がどれくらいいるのか、わからないままです。
かくいう私も、運ちゃんにしか見せていませんが。
● 沼の入口
「次は、沼入口」というアナウンスがかかり、(えっ?)と耳が反応しました。
沼入口ですって?
まさかと思いましたが、間違いありませんでした。
ひとりでワクワクしましたが、誰もここでは降りません。
マニア疑惑の青年たちも、そのまま乗っていました。
見たところ、リアルな沼はなさそうでした。埋められたのでしょうか。
実はここを通る前に、すでにウキウキするバス停にめぐり合っていました。
それは、その名も「沼」!なんかいさぎよい!
橋本駅から三ヶ木に行く途中にあります。
GW中、また通ることもあるでしょう。
オタク用語で「沼」といったら、「趣味の世界にどっぷりはまること」を指します。
<私ただ 沼覗く人を 押しただけ>
という、オタク川柳入賞作品を思い出します。
この意味が分からない方は、スルーしていただいてまったく問題ありませんよ。
気になる方は、個人的に問い合わせてくださったら、細かくご説明します(爆)!
● 泉へ向かう
14:12着の「坂上」バス停で降ります。
青年2人はなおも乗って行ったので、やはり聖蹟桜ヶ丘を目指したのかも。
辺りは誰ひとり歩いていません。
四方八方に広大な墓陵が広がっており、途方にくれます。
しばらく道を探してうろうろしてから、ようやく進む道を見つけました。
ここから25分歩いて、鶴見川源流の泉(沼ではない)へ向かいます。
ちょうど7年前の今頃の季節に訪れた場所で、地図を見ているうちに、また行ってみたくなりました。
以前とは違う知らない道を通るため、方角が分からなくなります。
スマホがあってよかったわ。
それでも道を間違えて、何度か戻りました。
歩道線のほぼ見えない道路を通っていきますが、抜け道なのか、結構車通りが多くて、ひやひや。
私以上に車の方がヒヤヒヤでしょうけれど、歩道がないから仕方がないの~。
これで二車線道路です
正直、人が通っていい道なのか悪い道なのかもわからず「ここは歩道じゃない、自動車専用道路だ」と怒られたらどうしようとあせります。
パトカーが通った時には緊張しましたが、何も注意されなかったので、それからは安心して歩いていきました。
● 鶴見川の源泉
歩きにくい道を歩いていくと、突然見覚えのある景色が広がりました。
源泉です!
ここから湧き出た水は、鶴見川を通る長い旅をして、海へと流れていくのです。
ポコポコと泡が湧き出てています。
ああ、相変わらず豊かできれいな泉だわ。
前に訪れた時は結構人がいましたが、今回は私一人。
のどかです。山と谷がある辺り。
澄んだいっぱいの自然の中で、心が洗われます。
ここからは「小山田」というバス停まで出て、バスに乗ります。
バス停に向かううちに、雨がポツポツ降ってきました。
さっき親に連絡をした時に「横浜は雨が降り始めた」と聞き、(こっちは平気)と思っていましたが、やはりやってきたようです。
● [10本目] 「小山田」⇒「町田バスセンター」
10本目は、15:10「小山田」発「町田バスセンター」行きの[町27]系統。
始発のバス停で、バスは1時間に1本のみ。
たとえ1時間後でも待とうと思っていたら、ちょうどいい時間に来ました。
発車まで10分ありましたが、雨が降り始めてきたからか、早めにバスに入れてもらえました。
快調にバスに乗っていたら、バス停に突然黒山の人だかりができていました。
バス停は「日大三校前」。
みんな学生で、テニス部のユニフォームを着たり、楽器を持っていたり。
部活帰りの子たち40人くらいが乗り込んできて、乗客5人だったバスが一気に大混雑。
つまり14:25に「坂上」バス停を降りてから15:10に「小山田」バス停から乗るまでの間、歩道のないくねくね道を歩いて源泉を見たことになります。
自分が生まれた場所から泉まで、結構近かったんだわ。
道路沿いにバーミヤンがよくあるなあと思います。
うちの近くではほとんどなくなってしまったのに。
あと、ラーメン魅力(かいりき)屋を、2度見かけました。
京都北白川の本店に行ったことがありますが、結構こっちの方にも出店してるんだ。
町田駅前に15:52着。1時間に一本の鶴間行きが5分前に出てしまったため、55分待ち。
駅ビルLUMINEでお茶をして、ひと休みします。
大きな町なので、いくらでも時間のつぶしようがあります。
駅には横浜線の所要時間が書かれていました。
新横浜まで22分。淵野辺駅までは28分。
ぐっ。今は見てはならぬ。ここから何時間かかるのか、考えたくはありません。(6時間ですが)
● [11本目] 「町田バスセンター」⇒「鶴間二丁目」
11本目は、16:40「町田バスセンター」発「鶴間駅東口」行きの[町87]系統。
終点の「鶴間駅」まで行かず、途中の「観音寺前」で乗り換える予定でした。
ただ、この辺りの道路はいつも混雑しており、今回もバスは遅れて、乗り換えに間に合わず。
乗りたかった鶴ヶ峰行きのバスと、黙ってすれ違います。
サツキがきれいなシーズンです。
雨が降っているので、17:20に終点一つ手前の「鶴間二丁目」で降りました。
その近くにある大きなショッピングモールに入ります。
ロフトとヨーカドーがありました。
● [12本目] 「鶴間二丁目」⇒「鶴ヶ峰駅」
12本目は、18:05「鶴間二丁目」発「鶴ヶ峰駅」行きの [間01]系統。
鶴間二丁目からバスに乗ろうとしましたが、あると思った場所に行ってもバス停が見あたりません。
え?あれ?どこ?
歩いていた人に聞くと、バス停はまったく違う場所にありました。
行ってみると乗りたいバスがすでに来ており、ドアを閉じるのが見えました。
これを逃すと1時間後になってしまいます。
ダッシュでころがり込むと、運ちゃんと目が合い、またドアを開けてもらいました。
ありがとうございます~。運ちゃんに助けられました。
この辺りは行きと帰りでルートが違うため、道の向かい側ではなく、交差点を挟んで直角の位置にバス停があるのです。
そこに気づかず、うっかりしていました。
● 一休さん?
途中に長源寺というお寺があります。
毎回、このお寺の看板を見るたびに、イラストの坊主が一休さんに思えてなりません。
雨の中撮ってみましたが、似ていませんか…?
一休さん風の小坊主さん
次も、終点鶴ヶ峰駅まで乗って行きます。
軽い雨が降っており、屋根のあるところにいても、風が吹き込んできます。
待っている間にも服が濡れるため、普段以上にバスを待ちわびます。
すると、乗り場に新横浜行きのバスが来ました。
(あれ、直行便があったの?)と心が浮き立ちましたが、それは市バス。
神奈中じゃありませんでした。(ですよね~)
● [13本目] 「鶴ヶ峰駅」⇒「上星川」
13本目は、18:57「鶴ヶ峰駅」発「横浜駅西口」行きの [5]系統。
2分遅れで中山駅からやってきたバスに乗りました。
途中で乗り換える必要がありますが、屋根のあるバス停で乗り換えようと、19:10に上星川で降ります。
次のバスは25分発。それまで15分あります。
雨だし暗いし、動き回りたくはなく、その場でじっとしていると15分は長いもの。
雨風はいよいよ強くなってきて、斜めに吹き込んできます。
こんなに強く降るなんて思いませんでした。
● [14本目] 「上星川」⇒「新横浜駅前」
14本目は、19:25「上星川」発「新横浜駅前」行きの [121]系統。
時間ぴったりにバスが来ました。これがこの日最後のバスになります。
新横浜には20時前に到着。
この日は自転車で来て、駐輪場に預けていましたが、雨が強く吹いています。
21時頃が一番雨のピークのようなので、乗って帰るのは断念。
駐輪場に自転車を置いたままにして、傘を差して帰りました。
明日の天気はどうかしら。晴れか雨かで行き先を変えたいので、気になるところです。
今回の連休は、例年以上に雨がちの、変わりやすい天候が続いています。
● 今日の乗車データ
この日は神奈中バスに14本、正規運賃3470円分、乗りました。
乗車時間は319分で、歩数は24018歩でした。
● 実際のタイムテーブル
今回は町なかを散策したため、、あまり郊外まで足を延ばしませんでした。
それほど遠うなかったからか、いつもほど疲れていません。
2日目がひどく疲れてしまい、音楽を聴いて気分転換しないともちませんでした。
それとも身体が慣れてきて、このくらいではもう疲れなくなっているのでしょうか。
JAXAと元の家の辺り、そして鶴見川源泉を訪ねられた、満足の行程でした。
6日目に続きます。
● 広大な淵野辺公園
JAXA相模原と相模原市立博物館を見学後、近くの淵野辺公園を散策しました。
え、これ公園?道はどこ?
もはや森なんですが。
ここは約10,000平方メートルにわたって広がる樹林広場。
少し歩いて行くと、芝生の広場に変わり、ハイキング中の人たちがくつろいでいました。
私もそこで休憩。新横浜から持参した、おむすび権兵衛のおにぎりを食べます。
アイススケートリンク「銀河アリーナ」がありました。やっぱり宇宙ね~。
休憩後、公園そばの「大野台3丁目」のバス停で、バスを待ちました。
● [8本目] 「大野台3丁目」⇒「相模原駅南口」
8本目は、12:50「大野台3丁目」発「相模原駅南口」行きの [相05]系統。
小ぶりのバスがやってきました。大野台3丁目からのバスは1時間3本。結構来る。
公園には続々と車が入っていきました。12:50
「グリーンバザール西門」というレトロな商店街の前を通ります。
うーん、すっごく味がありますね~。
「バザール」というと、キャラバンたちが立ち寄る中東の市場を連想する私。
砂漠地帯のイメージに「グリーン」とつくと、不思議な感じがします。
シャッター街となったこの場所の再生に向けて、地元住民が動き始めているそうです。
● 相模原駅 南と北
終点の相模原駅でバスを降りました。
転勤族の私は、生まれてから1歳3ヶ月まで、この辺りに住んでいたそうです。
生まれたてだったので、まったく記憶はありませんが。
これまで来たことはありませんでしたが、今回はいい機会なので、かつての家の辺りを訪ねてみることにしました。
にぎやかな南口から家があった北口の方へ移動すると、ぐっと静かで人もまばらになりました。
わかりやすく、裏側です。
次のバスの時間を確認すると、乗れるバスは2系統ありますが、一本はなんと2分前に行ったばかりで、次は一時間後。
もう一本が来るのは2時間後。
うーん、不便。
元の家はバス停2、3つ目のところだといいます。
当時はバスがなく、親は相模原駅から歩いていたそうなので、私も歩くことにしました。
● 相模デポ
にぎやかな相模原駅の裏側には、米軍の敷地が広がっていました。
かつてより米軍の敷地があって、立ち入り禁止だったと聞いています。
「相模総合補給廠」というそう。えっ、読めない。
「さがみそうごうほきゅうしょう」。難しい名前ですね。
英語の U.S. Army Sagami General Depot(通称:相模デポ)の方がわかりやすいです。
戦時中の「相模陸軍造兵廠」を、敗戦後に米軍が接収したそう。
「廠」とは「仕事場」という意味だそう。
隣の矢部駅まで続く約214ヘクタールの敷地面積のうち、約17ヘクタールが5年前に日本へ返還されたそうです。
17/214?たったそれだけ?と思いますが、今は敷地内に人がいる気配はなく、全体的に使われていない様子。
それでも、立て看板などを見るに、まだ完全返還はされていないようです。
外交問題など、いろいろと複雑な事情が絡んでいるのでしょう。
重苦しい雲がたちこめて、なんだか雰囲気が出ていますね。
● 元の家を探す
かつての家は、向陽小学校の校門から続く道を500mほどまっすぐ行った左側にあると聞いてきました。
けれど、校門からまっすぐの道はありません。
少しずれた場所にならあります。
当時、この辺りには家はほとんど建っておらず、だだっ広い畑と養鶏場しかなかったとのこと。
でも道はあったようなので、校門の場所がずれたんじゃないかと思います。
小学校はちゃんとあり、校庭では野球の対抗試合が行われていました。
でも辺りはびっしりと家が並ぶ住宅街。畑なんてありません。
とりあえず小学校からまっすぐ歩いていくと、左側にいかにも古い官舎がありました。
これは小学校の方を振り返った光景。右側に見える2棟の建物が、気になる官舎です。
誰も住んでおらず、中に入れませんが、ここじゃないかしら。
財務省の所管と書かれた国有地看板が立っています。
平屋と2階建ての建物が2棟並び、その前には広々とした更地が広がります。
住宅街の中で、ここだけポッコリと空き地になっていますが、ここも進入禁止区画。
空き地の向こう側には、3階建ての大きな官舎が3棟あります。
こちらには防衛庁所管と書かれた国有地看板が立っていました。
住宅地の中で、ここだけ異彩を放つ官舎群。
きっとこれだろうと思って、写真を親に送りました。
でも「全く見覚えないなあ」との返信です。
引越し後にここを訪れたことはない親も、一面の原っぱではなくなったことに驚いています。
棲んでいた家も建て直されて、もう違う建物になっているだろうとのこと。
この辺り一帯が国有地なので、おそらくこの場所に家があったんだろうと思います。
自分が生まれてから住んだ家は10カ所あります。
生まれて初めて住んだ辺りを訪れる、いい機会になりました。
● iPhone落下
通りすがりの人にバス停の場所を聞いた時、うっかりiPhoneを舗装地面に落としてしまいました。
液晶画面カバーの端が割れて、傷だらけに。
ああショック!
ダメージを受けたのは液晶カバーだけで、本体へのダメージはなさそうだとわかり、ほっとしましたが、当分はカバーを買いに行く時間がなさそうです。
連休中は傷だらけの画面を眺めることになりそう。
残念ながら、物理的に撮影はできませんでした。
相模原にはヒバリのマンホールもあります。
ヒバリと書いてあるので、間違いありません。
市の鳥なんだそう。
アジサイ、ケヤキ、ひばりと、いろいろなデザインがある市です。
● [9本目] 「すすきの住宅前」⇒「坂上」
9本目は、14:12「すすきの住宅前」発「聖蹟桜ヶ丘駅」行きの[桜84] 系統。
2時間に1本しか走らない、レアバスがやってきました。
乗っている青年2人は、ルートマップを手に持っています。
もしや、お仲間のGWパスユーザー?
なかなか長距離の聖蹟桜ヶ丘行きなので、レア路線として乗っているのではないかしら。
でもルートマップは希望者は誰でももらえるものなので、そうではないかもしれません。
1日乗車券ユーザーかもしれないし。
これまで誰もパスを見せびらかさないので、お仲間がどれくらいいるのか、わからないままです。
かくいう私も、運ちゃんにしか見せていませんが。
● 沼の入口
「次は、沼入口」というアナウンスがかかり、(えっ?)と耳が反応しました。
沼入口ですって?
まさかと思いましたが、間違いありませんでした。
ひとりでワクワクしましたが、誰もここでは降りません。
マニア疑惑の青年たちも、そのまま乗っていました。
見たところ、リアルな沼はなさそうでした。埋められたのでしょうか。
実はここを通る前に、すでにウキウキするバス停にめぐり合っていました。
それは、その名も「沼」!なんかいさぎよい!
橋本駅から三ヶ木に行く途中にあります。
GW中、また通ることもあるでしょう。
オタク用語で「沼」といったら、「趣味の世界にどっぷりはまること」を指します。
<私ただ 沼覗く人を 押しただけ>
という、オタク川柳入賞作品を思い出します。
この意味が分からない方は、スルーしていただいてまったく問題ありませんよ。
気になる方は、個人的に問い合わせてくださったら、細かくご説明します(爆)!
● 泉へ向かう
14:12着の「坂上」バス停で降ります。
青年2人はなおも乗って行ったので、やはり聖蹟桜ヶ丘を目指したのかも。
辺りは誰ひとり歩いていません。
四方八方に広大な墓陵が広がっており、途方にくれます。
しばらく道を探してうろうろしてから、ようやく進む道を見つけました。
ここから25分歩いて、鶴見川源流の泉(沼ではない)へ向かいます。
ちょうど7年前の今頃の季節に訪れた場所で、地図を見ているうちに、また行ってみたくなりました。
以前とは違う知らない道を通るため、方角が分からなくなります。
スマホがあってよかったわ。
それでも道を間違えて、何度か戻りました。
歩道線のほぼ見えない道路を通っていきますが、抜け道なのか、結構車通りが多くて、ひやひや。
私以上に車の方がヒヤヒヤでしょうけれど、歩道がないから仕方がないの~。
これで二車線道路です
正直、人が通っていい道なのか悪い道なのかもわからず「ここは歩道じゃない、自動車専用道路だ」と怒られたらどうしようとあせります。
パトカーが通った時には緊張しましたが、何も注意されなかったので、それからは安心して歩いていきました。
● 鶴見川の源泉
歩きにくい道を歩いていくと、突然見覚えのある景色が広がりました。
源泉です!
ここから湧き出た水は、鶴見川を通る長い旅をして、海へと流れていくのです。
ポコポコと泡が湧き出てています。
ああ、相変わらず豊かできれいな泉だわ。
前に訪れた時は結構人がいましたが、今回は私一人。
のどかです。山と谷がある辺り。
澄んだいっぱいの自然の中で、心が洗われます。
ここからは「小山田」というバス停まで出て、バスに乗ります。
バス停に向かううちに、雨がポツポツ降ってきました。
さっき親に連絡をした時に「横浜は雨が降り始めた」と聞き、(こっちは平気)と思っていましたが、やはりやってきたようです。
● [10本目] 「小山田」⇒「町田バスセンター」
10本目は、15:10「小山田」発「町田バスセンター」行きの[町27]系統。
始発のバス停で、バスは1時間に1本のみ。
たとえ1時間後でも待とうと思っていたら、ちょうどいい時間に来ました。
発車まで10分ありましたが、雨が降り始めてきたからか、早めにバスに入れてもらえました。
快調にバスに乗っていたら、バス停に突然黒山の人だかりができていました。
バス停は「日大三校前」。
みんな学生で、テニス部のユニフォームを着たり、楽器を持っていたり。
部活帰りの子たち40人くらいが乗り込んできて、乗客5人だったバスが一気に大混雑。
つまり14:25に「坂上」バス停を降りてから15:10に「小山田」バス停から乗るまでの間、歩道のないくねくね道を歩いて源泉を見たことになります。
自分が生まれた場所から泉まで、結構近かったんだわ。
道路沿いにバーミヤンがよくあるなあと思います。
うちの近くではほとんどなくなってしまったのに。
あと、ラーメン魅力(かいりき)屋を、2度見かけました。
京都北白川の本店に行ったことがありますが、結構こっちの方にも出店してるんだ。
町田駅前に15:52着。1時間に一本の鶴間行きが5分前に出てしまったため、55分待ち。
駅ビルLUMINEでお茶をして、ひと休みします。
大きな町なので、いくらでも時間のつぶしようがあります。
駅には横浜線の所要時間が書かれていました。
新横浜まで22分。淵野辺駅までは28分。
ぐっ。今は見てはならぬ。ここから何時間かかるのか、考えたくはありません。(6時間ですが)
● [11本目] 「町田バスセンター」⇒「鶴間二丁目」
11本目は、16:40「町田バスセンター」発「鶴間駅東口」行きの[町87]系統。
終点の「鶴間駅」まで行かず、途中の「観音寺前」で乗り換える予定でした。
ただ、この辺りの道路はいつも混雑しており、今回もバスは遅れて、乗り換えに間に合わず。
乗りたかった鶴ヶ峰行きのバスと、黙ってすれ違います。
サツキがきれいなシーズンです。
雨が降っているので、17:20に終点一つ手前の「鶴間二丁目」で降りました。
その近くにある大きなショッピングモールに入ります。
ロフトとヨーカドーがありました。
● [12本目] 「鶴間二丁目」⇒「鶴ヶ峰駅」
12本目は、18:05「鶴間二丁目」発「鶴ヶ峰駅」行きの [間01]系統。
鶴間二丁目からバスに乗ろうとしましたが、あると思った場所に行ってもバス停が見あたりません。
え?あれ?どこ?
歩いていた人に聞くと、バス停はまったく違う場所にありました。
行ってみると乗りたいバスがすでに来ており、ドアを閉じるのが見えました。
これを逃すと1時間後になってしまいます。
ダッシュでころがり込むと、運ちゃんと目が合い、またドアを開けてもらいました。
ありがとうございます~。運ちゃんに助けられました。
この辺りは行きと帰りでルートが違うため、道の向かい側ではなく、交差点を挟んで直角の位置にバス停があるのです。
そこに気づかず、うっかりしていました。
● 一休さん?
途中に長源寺というお寺があります。
毎回、このお寺の看板を見るたびに、イラストの坊主が一休さんに思えてなりません。
雨の中撮ってみましたが、似ていませんか…?
一休さん風の小坊主さん
次も、終点鶴ヶ峰駅まで乗って行きます。
軽い雨が降っており、屋根のあるところにいても、風が吹き込んできます。
待っている間にも服が濡れるため、普段以上にバスを待ちわびます。
すると、乗り場に新横浜行きのバスが来ました。
(あれ、直行便があったの?)と心が浮き立ちましたが、それは市バス。
神奈中じゃありませんでした。(ですよね~)
● [13本目] 「鶴ヶ峰駅」⇒「上星川」
13本目は、18:57「鶴ヶ峰駅」発「横浜駅西口」行きの [5]系統。
2分遅れで中山駅からやってきたバスに乗りました。
途中で乗り換える必要がありますが、屋根のあるバス停で乗り換えようと、19:10に上星川で降ります。
次のバスは25分発。それまで15分あります。
雨だし暗いし、動き回りたくはなく、その場でじっとしていると15分は長いもの。
雨風はいよいよ強くなってきて、斜めに吹き込んできます。
こんなに強く降るなんて思いませんでした。
● [14本目] 「上星川」⇒「新横浜駅前」
14本目は、19:25「上星川」発「新横浜駅前」行きの [121]系統。
時間ぴったりにバスが来ました。これがこの日最後のバスになります。
新横浜には20時前に到着。
この日は自転車で来て、駐輪場に預けていましたが、雨が強く吹いています。
21時頃が一番雨のピークのようなので、乗って帰るのは断念。
駐輪場に自転車を置いたままにして、傘を差して帰りました。
明日の天気はどうかしら。晴れか雨かで行き先を変えたいので、気になるところです。
今回の連休は、例年以上に雨がちの、変わりやすい天候が続いています。
● 今日の乗車データ
この日は神奈中バスに14本、正規運賃3470円分、乗りました。
乗車時間は319分で、歩数は24018歩でした。
● 実際のタイムテーブル
今回は町なかを散策したため、、あまり郊外まで足を延ばしませんでした。
それほど遠うなかったからか、いつもほど疲れていません。
2日目がひどく疲れてしまい、音楽を聴いて気分転換しないともちませんでした。
それとも身体が慣れてきて、このくらいではもう疲れなくなっているのでしょうか。
JAXAと元の家の辺り、そして鶴見川源泉を訪ねられた、満足の行程でした。
6日目に続きます。
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