4日目からの続きです。
● 令和初日
今日は元号が変わって初めての、令和ファーストデー!
TVをつければ朝からその話でもちきりですが、バスの時間があるため、世間のお祝いモードお構いなしに支度をして家を出ます。
新横浜駅は、なんだか普段と空気が違いました。
それは、警官がいるからでした。
普段はいませんが、この日は駅の様子を見守っています。
はじけすぎてハメを外す人がいないよう、見ているんでしょう。
● 今日のタイムテーブル
これは、GW前に立てたプランで、ヤビツ峠が目的地になっています。
でも、18時になってもまだ茅ケ崎にいることになります。
2日目に大磯に行った時、茅ケ崎から新横浜まで5時間かかりました。
そう考えると、この予定で行くと、新横浜着は23時ごろ。
帰宅がそんなに遅いと、明日の予定に響いてしまうことに。
というわけで、ヤビツはよすことにしました。
新しく決めた行き先は、JAXA相模原周辺です。
● [1本目] 「新横浜駅前」⇒「峯小学校前」
1本目は、7:37「新横浜駅前」発「保土ケ谷駅西口」行きの[121]系統。
保土ヶ谷行きバスは予定通りに出発。
「杉山神社前」で乗り換えると、次のバスが来るまで26分待つことになるので、もう少し先まで乗っていくことにします。
8時8分到着の「峰小学校前」で降り、そばの公園の花壇を眺めます。
8時17分の中山駅行きに乗り換えられ、待ちくたびれずに済みました。
● [2本目] 「峯小学校前」⇒「鶴ヶ峰駅」
2本目は、8:17「峯小学校前」発「中山駅前」行きの [横52]系統。
どうやらこのバスは、降車ドアが自動で開かないようで、誰かが降りるときには運ちゃんが席を立って、わざわざドアを手動で開けてあげています。
そんなこともあるのね。乗るドアも手で開けていました。
「下白根橋前」バス停そばにある、ダムのような橋が、いつも気になっていました。
ここは帷子川分水路。台風や洪水の時など増水した川の流れを海に放流するために、川の途中に作られた路です。
● 親水公園
次は「川井宿」で乗り換え予定でしたが、2日目に降りているバス停なので、今度は「鶴ヶ峰駅前」で降りることに。
駅のそばにある親水公園を地図で見て、形がいいなと気になっていました。
待ち合わせの間、ここを訪れてみようと思ったのです。
親水公園は、静かでとてもすてきな公園。
いいなあ。ここならずっとのんびり過ごせそう。
● 令和コーヒー
辺りを少し大回りして、バス乗り場に戻ることにします。
開店前のコーヒー屋さんのウインドウに目が留まりました。
令和コーヒーセットがありました。
昨日までは平成最後があちこちで歌われていましたが、一夜明けたらさっそく令和グッズが登場しているんですね。
世の中って早いわ~。
今回の年号変遷にまるで乗れていない私にとって、驚くばかりです。
バス停は「鶴ヶ峰駅前」といいますが、バスセンターから駅までは200mほどあり、駅舎は見えません。
子供の頃に母に連れられて何度か来たことがある駅なんですが。
● 行き先変更
ここからルートをがらりと変えました。
保土ヶ谷経由でヤビツ峠に行くのではなく、町田経由でJAXA相模原へ。
2日目の、宮が瀬湖行きタイムテーブルを元に、淵野辺まで行ってみることにします。
なるべく違うバス停を使うようにして。
8:35に鶴が峰に着き、54分に出発。
その間の20分弱で、辺りを散策します。
鶴ヶ峰と鶴間も「鶴」仲間ですが、ここは間違えないんですよね。
鶴見も大丈夫。
思うに、鶴間と鶴川は、私にとってどちらもなじみがなさ過ぎたんでしょう。
● [3本目] 「鶴ヶ峰駅」⇒「鶴間駅東口」
3本目は、8:54「鶴ヶ峰駅」発「鶴間駅東口」行きの[間01]系統。
どんどん天気が良くなってきました。
ああ、2日目の大磯行きの時にこんな青空だったらよかったのに。
でも油断はなりません。
鶴間駅での乗り換え時間は7分。
短い待ち時間で済み、スムーズに次のバスがやってきました。
町田にも2分遅れくらいで、ほぼ予定通りに到着。
町田の形態が、おぼろげながらなんとなくわかってきたので、もうオドオドした気分にはなりません。
● [4本目] 「鶴間駅東口」⇒「町田バスセンター」
4本目は、9:37「鶴間駅東口」発「町田バスセンター」行きの [町87]系統。
業者さんが大きな荷物をバランスよく支えて、駅ビルエスカレーターで上がっていきました。
うーん、慣れているわ。
● [5本目] 「町田バスセンター」⇒「町田市役所東」
5本目、「淵野辺駅」行きのバスに乗ったはずが、予定よりも早く発車しました。
おや、今はまだ35分。40分発じゃないの?
おかしいなと思い、最初に流れるアナウンスを注意深く聞くと
「このバスは○系統、○経由、橋本駅北口行きです」と言いました。
乗るバスを間違っちゃった!
バスの行き先をきちんと確認して乗ったはずなのに。
「橋本行き」の表示を見ながら、そのまま乗ってしまったようです。
今まで、ここから橋本行きばかりに乗っていたので、行き先に慣れてしまっていたんですね。
油断していました。
というわけで、5本目は(乗りまちがい)10:35「町田バスセンター」発「橋本駅」行き。
ルートを見ると、橋本駅行きと淵野辺駅行きとでは、途中で道がそれます。
淵野辺を経由して橋本に行くのなら、もちろんこのまま乗っていけばいいのですが、それはできないとわかりました。
赤信号でバスが停まるのを待って、運ちゃんに相談しました。
「どこで乗り換えればいいですか?」と聞いたら、
「淵野辺駅行きがすぐ来るのなら、次のバス停がいいよ」と言われたので、次の「町田市役所東」で乗り換えることにします。
● [6本目] 「町田市役所東」⇒「淵野辺駅北口」
5分後に、乗るはずだった淵野辺駅がやってきたので、乗り直します。
大きなミスにはならずに済んで、ひと安心。
6本目は、(正解)「町田市役所東」発「淵野辺駅北口」行きの [町29]系統。
桜美林大学を過ぎたあたりで
「この先神奈川県に入りますので、別途運賃が必要です」というアナウンスが流れました。
なるほど、そういう料金体系。そういえば町田は東京都でしたっけね。
● 宇宙マンガ
淵野辺到着。いい天気です。
駅を通ると、やっぱり宇宙色いっぱい。
『銀河鉄道999』と『宇宙兄弟』が並んでるわ~。まあ、そうですよね。
『宇宙兄弟』を連休中に読もうと思って、これまでの全巻を電子書籍で購入済みです。
でもGW中に読書の時間はあまりなさそう。
また今度、時間がたっぷりある時まで、おあずけです。
JAXA経由のバスは20分後。
徒歩20分ということで、歩きかけましたが、(いやいや、もともと神奈中バスを乗り詰めるのも目的だったはず)と思い直して、バスを待つことにしました。
● ロマンチックな駅前通り
その間、せっかくなので駅周辺を散策します。
淵野辺には、小さい頃に家族でいちご狩りに来たことがあったそうですが、ほとんど覚えていません。
駅前商店街は、こと座通りとかアンドロメダとかヘラクレスとか、星座の名前が付いていてロマンチック。
宇宙と銀河への夢にあふれています。
ガードレールにも、星座のデザイン。これはカシオペア座です。
「銀河をかけるまち FUCHINOBE」と書いてあります。壮大だわ!
ここで生まれた子供たちは、宇宙規模のビッグな視点を持っていることでしょう。
駅前に不二家がありました。
ここで、"はやぶさケーキ"を作ってくれると聞いています。
通常のメニューにない、隠れメニューだそうです。
● 日時計の王様
駅の反対側には、日時計がありました。
「日時計の王様」と呼ばれた小原銀之助氏が正確な天文観察に基づいて独自に考案製作した「小原式日時計」。
「世界一正確な日時計」として、ギネスブックにも載っているんだそう。
時計の針の先っぽには、地球が付いていました。
宇宙っぽいですね。
小原式日時計は、港の見える丘公園にもあるそうなので、今度探してみようと思います。
● マンホール
駅前に、カラーのマンホールがありました。
相模原市のデザインは、市の花「あじさい」と市の木「けやき」の二種類です。
● [7本目] 「淵野辺駅北口」⇒「市立博物館前」
7本目は、11:30「淵野辺駅北口」発「青葉循環(右廻り)」の [淵36] 系統。
時間になり、バスがやってきました。
JAXA前ではなく「市立博物館前」バス停で降ります。
JAXAはその向かい。博物館の方が、コンスタントに来場者がいるためでしょう。
● JAXA相模原
入口まで続く敷地の塀には、JAXA相模原が携わっている宇宙のことについて紹介されています。
X線天文学は宇宙探査のひとつ。
X線検出器を搭載した人工衛星の絵が並んでいます。
入口までやってきました。
JAXAに来られてうれしいな。
私の名前は宇宙から取られたと聞いています。
令和元日にここを訪れて、親も喜んでいるかもしれません。
中に入ると、緑豊かな敷地が広がっていました。
● イトカワとはやぶさ
子供の時に家族で宇宙博に行ったことを思い出します。
いろいろな宇宙衛星の模型やその仕組みが、わかりやすく紹介されていました。
JAXA相模原は、小惑星探査機はやぶさを研究・開発した場所なので、ことにはやぶさ関連の展示がたくさんありました。
・1/2000の小惑星イトカワと探査機はやぶさの模型
535メートルと小さな惑星イトカワ。
パネル手前のイトカワの模型に、はやぶさが着地しています。
見えるでしょうか。ちょっと難しいですね。
間近で目を凝らして、ようやく「あった」と探せるレベルです。
・科学成果
はやぶさによって、イトカワは小惑星のかけらが集まってできたものだということがわかりました。
はやぶさによる科学観測の成果は、日本の惑星探査では初めて、アメリカの科学誌『サイエンス』から特集号として発表されたそうです。
・はやぶさが地球に持ち帰った小惑星イトカワの微粒子
何より感動したのが、はやぶさが持ち帰ったイトカワの粒子。
顕微鏡で覗きます。見えたー!
小さい!けれど輝いてる!宇宙だわ!
・小惑星リュウグウの模型
はやぶさと、イトカワ
はやぶさ2と、リュウグウ。
形のいい立方形です。
ちなみにリュウグウには、「オトヒメ」という岩や「リュウジン」という尾根、そして「モモタロウ」や「キビダンゴ」というクレーターがあるそうです。宇宙に広がる昔話の世界~。
・太陽系の惑星の公転周期
理科の授業のおさらいです。
太陽のまわりを回っている惑星は、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星の8つ。
太陽系の中では、火星と、木星の衛星エウロパに水があり、生物がいるかもしれないと考えられています。
今後の探索が楽しみですね。
・RVT-9
なんだか火星人のようで、どことなくユーモラスなフォルム。
丸みを帯びているのでかわいらしい感じがします。
小さいですが、人は入るの?
これは、打ちあげたロケットを着陸させ、再使用する実験に使用された再使用ロケット「RVT―9」。
高さ3.5メートル、重さ約500キログラム。
この実験は成功しましたが、宇宙へ打ちあげて着陸、再使用できる、より安全で実用的な観測ロケットの開発が計画されています。
・はやぶさ2の模型
いただいた見学者証と一緒に。令和初日の日付スタンプ付きです。
・映画で使われた職員証
映画『はやぶさ』の出演者のサインや、映画で使われたID証明書が飾られていました。
竹内結子、西田敏行、高島政宏、佐野史郎の顔写真つきIDカードが、役名で展示されています。
役者のみなさん、自分で持っておきたかったんじゃないでしょうか。
私だったら「欲しい!」と言ってごねたかもしれません。
・M-3SIIロケット実物大模型
外に展示されていた、長いロケット。
あとになって知人に「はやぶさを打ち上げたのはミューロケット(M-Vロケット)だよ」と教えてもらいました。
これは、そのミューロケットの流れを引くロケット。
「エムさん」ではなく、「ミュースリーエスツー」と読むんだそう。
1985年に接近したハレー彗星観測のために開発されたミュー・シリーズの第4世代です。
宇宙宇宙科学研究所(ISAS)が日産自動車と共同開発したそうです。
日産に、宇宙航空事業部があるとは知りませんでした。
● 市立博物館
JAXA展示は、どれも刺激的でワクワクするものばかりでした。
見終えた後は、向かいの市立博物館にも行ってみます。
博物館入り口には、小惑星探査機「はやぶさ」の原寸大模型が展示されていました。
JAXAにも原寸系のものはありませんでした。圧倒されます。
● プラネタリウム
入口で「ちょうど10分プラネタリウムが始まるので、見ませんか?」と館内スタッフに声をかけてもらいました。
なんてラッキー。鑑賞することにします。
でも私が館内に入った時には、開始直前でもう中は暗くなっており、係員に導かれてスタッフ用階段を上って脇から入り、赤いライトで席に誘導してもらいました。
メカにはからきし弱いのですが、プラネタリウムの機械はガッツリ見る私。
「かわさき宙と緑の科学館」の、MEGASTAR-Ⅲ FUSIONがお気に入りで、別のマシンにも興味津々です。
土星のような独特の形のGSS-HELIOS。
「はまぎん こども宇宙科学館」も、これと同じ型のものがあります。
この博物館は、お隣のJAXAと連携した宇宙関係の展示が充実しています。
● 自然博物館
博物館も見学します。入り口にマンモスの頭骨化石がドドーンと登場して、これまたスゴイ臨場感。
マンモスが生きていた時代あたりに、相模原の台地が形成されたそうです。
いまでもシベリアの永久凍土には、多くのマンモスが凍ったまま残されており、地球温暖化で氷が解けて(永久じゃなかった)、どんどん新たな個体が発見されています。
6年前に、マンモスのYUKAちゃんの全身冷凍保存標本がパシフィコ横浜で展示されて、大人気を博しましたが、この夏、お台場の日本科学未来館で開催される企画展「マンモス展」にもまた登場するのだそう。
そんなに日本にやってきたマンモスは、ユカちゃんくらいでしょうね。
2日目に続きます。
● 令和初日
今日は元号が変わって初めての、令和ファーストデー!
TVをつければ朝からその話でもちきりですが、バスの時間があるため、世間のお祝いモードお構いなしに支度をして家を出ます。
新横浜駅は、なんだか普段と空気が違いました。
それは、警官がいるからでした。
普段はいませんが、この日は駅の様子を見守っています。
はじけすぎてハメを外す人がいないよう、見ているんでしょう。
● 今日のタイムテーブル
これは、GW前に立てたプランで、ヤビツ峠が目的地になっています。
でも、18時になってもまだ茅ケ崎にいることになります。
2日目に大磯に行った時、茅ケ崎から新横浜まで5時間かかりました。
そう考えると、この予定で行くと、新横浜着は23時ごろ。
帰宅がそんなに遅いと、明日の予定に響いてしまうことに。
というわけで、ヤビツはよすことにしました。
新しく決めた行き先は、JAXA相模原周辺です。
● [1本目] 「新横浜駅前」⇒「峯小学校前」
1本目は、7:37「新横浜駅前」発「保土ケ谷駅西口」行きの[121]系統。
保土ヶ谷行きバスは予定通りに出発。
「杉山神社前」で乗り換えると、次のバスが来るまで26分待つことになるので、もう少し先まで乗っていくことにします。
8時8分到着の「峰小学校前」で降り、そばの公園の花壇を眺めます。
8時17分の中山駅行きに乗り換えられ、待ちくたびれずに済みました。
● [2本目] 「峯小学校前」⇒「鶴ヶ峰駅」
2本目は、8:17「峯小学校前」発「中山駅前」行きの [横52]系統。
どうやらこのバスは、降車ドアが自動で開かないようで、誰かが降りるときには運ちゃんが席を立って、わざわざドアを手動で開けてあげています。
そんなこともあるのね。乗るドアも手で開けていました。
「下白根橋前」バス停そばにある、ダムのような橋が、いつも気になっていました。
ここは帷子川分水路。台風や洪水の時など増水した川の流れを海に放流するために、川の途中に作られた路です。
● 親水公園
次は「川井宿」で乗り換え予定でしたが、2日目に降りているバス停なので、今度は「鶴ヶ峰駅前」で降りることに。
駅のそばにある親水公園を地図で見て、形がいいなと気になっていました。
待ち合わせの間、ここを訪れてみようと思ったのです。
親水公園は、静かでとてもすてきな公園。
いいなあ。ここならずっとのんびり過ごせそう。
● 令和コーヒー
辺りを少し大回りして、バス乗り場に戻ることにします。
開店前のコーヒー屋さんのウインドウに目が留まりました。
令和コーヒーセットがありました。
昨日までは平成最後があちこちで歌われていましたが、一夜明けたらさっそく令和グッズが登場しているんですね。
世の中って早いわ~。
今回の年号変遷にまるで乗れていない私にとって、驚くばかりです。
バス停は「鶴ヶ峰駅前」といいますが、バスセンターから駅までは200mほどあり、駅舎は見えません。
子供の頃に母に連れられて何度か来たことがある駅なんですが。
● 行き先変更
ここからルートをがらりと変えました。
保土ヶ谷経由でヤビツ峠に行くのではなく、町田経由でJAXA相模原へ。
2日目の、宮が瀬湖行きタイムテーブルを元に、淵野辺まで行ってみることにします。
なるべく違うバス停を使うようにして。
8:35に鶴が峰に着き、54分に出発。
その間の20分弱で、辺りを散策します。
鶴ヶ峰と鶴間も「鶴」仲間ですが、ここは間違えないんですよね。
鶴見も大丈夫。
思うに、鶴間と鶴川は、私にとってどちらもなじみがなさ過ぎたんでしょう。
● [3本目] 「鶴ヶ峰駅」⇒「鶴間駅東口」
3本目は、8:54「鶴ヶ峰駅」発「鶴間駅東口」行きの[間01]系統。
どんどん天気が良くなってきました。
ああ、2日目の大磯行きの時にこんな青空だったらよかったのに。
でも油断はなりません。
鶴間駅での乗り換え時間は7分。
短い待ち時間で済み、スムーズに次のバスがやってきました。
町田にも2分遅れくらいで、ほぼ予定通りに到着。
町田の形態が、おぼろげながらなんとなくわかってきたので、もうオドオドした気分にはなりません。
● [4本目] 「鶴間駅東口」⇒「町田バスセンター」
4本目は、9:37「鶴間駅東口」発「町田バスセンター」行きの [町87]系統。
業者さんが大きな荷物をバランスよく支えて、駅ビルエスカレーターで上がっていきました。
うーん、慣れているわ。
● [5本目] 「町田バスセンター」⇒「町田市役所東」
5本目、「淵野辺駅」行きのバスに乗ったはずが、予定よりも早く発車しました。
おや、今はまだ35分。40分発じゃないの?
おかしいなと思い、最初に流れるアナウンスを注意深く聞くと
「このバスは○系統、○経由、橋本駅北口行きです」と言いました。
乗るバスを間違っちゃった!
バスの行き先をきちんと確認して乗ったはずなのに。
「橋本行き」の表示を見ながら、そのまま乗ってしまったようです。
今まで、ここから橋本行きばかりに乗っていたので、行き先に慣れてしまっていたんですね。
油断していました。
というわけで、5本目は(乗りまちがい)10:35「町田バスセンター」発「橋本駅」行き。
ルートを見ると、橋本駅行きと淵野辺駅行きとでは、途中で道がそれます。
淵野辺を経由して橋本に行くのなら、もちろんこのまま乗っていけばいいのですが、それはできないとわかりました。
赤信号でバスが停まるのを待って、運ちゃんに相談しました。
「どこで乗り換えればいいですか?」と聞いたら、
「淵野辺駅行きがすぐ来るのなら、次のバス停がいいよ」と言われたので、次の「町田市役所東」で乗り換えることにします。
● [6本目] 「町田市役所東」⇒「淵野辺駅北口」
5分後に、乗るはずだった淵野辺駅がやってきたので、乗り直します。
大きなミスにはならずに済んで、ひと安心。
6本目は、(正解)「町田市役所東」発「淵野辺駅北口」行きの [町29]系統。
桜美林大学を過ぎたあたりで
「この先神奈川県に入りますので、別途運賃が必要です」というアナウンスが流れました。
なるほど、そういう料金体系。そういえば町田は東京都でしたっけね。
● 宇宙マンガ
淵野辺到着。いい天気です。
駅を通ると、やっぱり宇宙色いっぱい。
『銀河鉄道999』と『宇宙兄弟』が並んでるわ~。まあ、そうですよね。
『宇宙兄弟』を連休中に読もうと思って、これまでの全巻を電子書籍で購入済みです。
でもGW中に読書の時間はあまりなさそう。
また今度、時間がたっぷりある時まで、おあずけです。
JAXA経由のバスは20分後。
徒歩20分ということで、歩きかけましたが、(いやいや、もともと神奈中バスを乗り詰めるのも目的だったはず)と思い直して、バスを待つことにしました。
● ロマンチックな駅前通り
その間、せっかくなので駅周辺を散策します。
淵野辺には、小さい頃に家族でいちご狩りに来たことがあったそうですが、ほとんど覚えていません。
駅前商店街は、こと座通りとかアンドロメダとかヘラクレスとか、星座の名前が付いていてロマンチック。
宇宙と銀河への夢にあふれています。
ガードレールにも、星座のデザイン。これはカシオペア座です。
「銀河をかけるまち FUCHINOBE」と書いてあります。壮大だわ!
ここで生まれた子供たちは、宇宙規模のビッグな視点を持っていることでしょう。
駅前に不二家がありました。
ここで、"はやぶさケーキ"を作ってくれると聞いています。
通常のメニューにない、隠れメニューだそうです。
● 日時計の王様
駅の反対側には、日時計がありました。
「日時計の王様」と呼ばれた小原銀之助氏が正確な天文観察に基づいて独自に考案製作した「小原式日時計」。
「世界一正確な日時計」として、ギネスブックにも載っているんだそう。
時計の針の先っぽには、地球が付いていました。
宇宙っぽいですね。
小原式日時計は、港の見える丘公園にもあるそうなので、今度探してみようと思います。
● マンホール
駅前に、カラーのマンホールがありました。
相模原市のデザインは、市の花「あじさい」と市の木「けやき」の二種類です。
● [7本目] 「淵野辺駅北口」⇒「市立博物館前」
7本目は、11:30「淵野辺駅北口」発「青葉循環(右廻り)」の [淵36] 系統。
時間になり、バスがやってきました。
JAXA前ではなく「市立博物館前」バス停で降ります。
JAXAはその向かい。博物館の方が、コンスタントに来場者がいるためでしょう。
● JAXA相模原
入口まで続く敷地の塀には、JAXA相模原が携わっている宇宙のことについて紹介されています。
X線天文学は宇宙探査のひとつ。
X線検出器を搭載した人工衛星の絵が並んでいます。
入口までやってきました。
JAXAに来られてうれしいな。
私の名前は宇宙から取られたと聞いています。
令和元日にここを訪れて、親も喜んでいるかもしれません。
中に入ると、緑豊かな敷地が広がっていました。
● イトカワとはやぶさ
子供の時に家族で宇宙博に行ったことを思い出します。
いろいろな宇宙衛星の模型やその仕組みが、わかりやすく紹介されていました。
JAXA相模原は、小惑星探査機はやぶさを研究・開発した場所なので、ことにはやぶさ関連の展示がたくさんありました。
・1/2000の小惑星イトカワと探査機はやぶさの模型
535メートルと小さな惑星イトカワ。
パネル手前のイトカワの模型に、はやぶさが着地しています。
見えるでしょうか。ちょっと難しいですね。
間近で目を凝らして、ようやく「あった」と探せるレベルです。
・科学成果
はやぶさによって、イトカワは小惑星のかけらが集まってできたものだということがわかりました。
はやぶさによる科学観測の成果は、日本の惑星探査では初めて、アメリカの科学誌『サイエンス』から特集号として発表されたそうです。
・はやぶさが地球に持ち帰った小惑星イトカワの微粒子
何より感動したのが、はやぶさが持ち帰ったイトカワの粒子。
顕微鏡で覗きます。見えたー!
小さい!けれど輝いてる!宇宙だわ!
・小惑星リュウグウの模型
はやぶさと、イトカワ
はやぶさ2と、リュウグウ。
形のいい立方形です。
ちなみにリュウグウには、「オトヒメ」という岩や「リュウジン」という尾根、そして「モモタロウ」や「キビダンゴ」というクレーターがあるそうです。宇宙に広がる昔話の世界~。
・太陽系の惑星の公転周期
理科の授業のおさらいです。
太陽のまわりを回っている惑星は、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星の8つ。
太陽系の中では、火星と、木星の衛星エウロパに水があり、生物がいるかもしれないと考えられています。
今後の探索が楽しみですね。
・RVT-9
なんだか火星人のようで、どことなくユーモラスなフォルム。
丸みを帯びているのでかわいらしい感じがします。
小さいですが、人は入るの?
これは、打ちあげたロケットを着陸させ、再使用する実験に使用された再使用ロケット「RVT―9」。
高さ3.5メートル、重さ約500キログラム。
この実験は成功しましたが、宇宙へ打ちあげて着陸、再使用できる、より安全で実用的な観測ロケットの開発が計画されています。
・はやぶさ2の模型
いただいた見学者証と一緒に。令和初日の日付スタンプ付きです。
・映画で使われた職員証
映画『はやぶさ』の出演者のサインや、映画で使われたID証明書が飾られていました。
竹内結子、西田敏行、高島政宏、佐野史郎の顔写真つきIDカードが、役名で展示されています。
役者のみなさん、自分で持っておきたかったんじゃないでしょうか。
私だったら「欲しい!」と言ってごねたかもしれません。
・M-3SIIロケット実物大模型
外に展示されていた、長いロケット。
あとになって知人に「はやぶさを打ち上げたのはミューロケット(M-Vロケット)だよ」と教えてもらいました。
これは、そのミューロケットの流れを引くロケット。
「エムさん」ではなく、「ミュースリーエスツー」と読むんだそう。
1985年に接近したハレー彗星観測のために開発されたミュー・シリーズの第4世代です。
宇宙宇宙科学研究所(ISAS)が日産自動車と共同開発したそうです。
日産に、宇宙航空事業部があるとは知りませんでした。
● 市立博物館
JAXA展示は、どれも刺激的でワクワクするものばかりでした。
見終えた後は、向かいの市立博物館にも行ってみます。
博物館入り口には、小惑星探査機「はやぶさ」の原寸大模型が展示されていました。
JAXAにも原寸系のものはありませんでした。圧倒されます。
● プラネタリウム
入口で「ちょうど10分プラネタリウムが始まるので、見ませんか?」と館内スタッフに声をかけてもらいました。
なんてラッキー。鑑賞することにします。
でも私が館内に入った時には、開始直前でもう中は暗くなっており、係員に導かれてスタッフ用階段を上って脇から入り、赤いライトで席に誘導してもらいました。
メカにはからきし弱いのですが、プラネタリウムの機械はガッツリ見る私。
「かわさき宙と緑の科学館」の、MEGASTAR-Ⅲ FUSIONがお気に入りで、別のマシンにも興味津々です。
土星のような独特の形のGSS-HELIOS。
「はまぎん こども宇宙科学館」も、これと同じ型のものがあります。
この博物館は、お隣のJAXAと連携した宇宙関係の展示が充実しています。
● 自然博物館
博物館も見学します。入り口にマンモスの頭骨化石がドドーンと登場して、これまたスゴイ臨場感。
マンモスが生きていた時代あたりに、相模原の台地が形成されたそうです。
いまでもシベリアの永久凍土には、多くのマンモスが凍ったまま残されており、地球温暖化で氷が解けて(永久じゃなかった)、どんどん新たな個体が発見されています。
6年前に、マンモスのYUKAちゃんの全身冷凍保存標本がパシフィコ横浜で展示されて、大人気を博しましたが、この夏、お台場の日本科学未来館で開催される企画展「マンモス展」にもまた登場するのだそう。
そんなに日本にやってきたマンモスは、ユカちゃんくらいでしょうね。
2日目に続きます。
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