風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

筑波宇宙センター特別公開 1

2019-12-20 | 北関東(茨城・栃木・群馬)

● prologue

日本で一番宇宙に近い場所、それは宇宙センター。
正式名称は「国立研究開発法人・宇宙航空研究開発機構(JAXA)」といいます。
な、長い…。

その研究開発・打ち上げ施設は、調布航空宇宙センター(東京都調布市)と筑波宇宙センター(茨城県つくば市)、相模原キャンパス(神奈川県相模原市)の3カ所になります。

このたび、前々から行きたいと思っていた筑波宇宙センターの、年に一度の特別公開に参加してきました!

ちなみに今年のGWには、相模原キャンパスを訪れて、「はやぶさ」の模型や宇宙から持ち帰った微粒子などを見学しました。
blog「神奈中バスGW10日間フリーパスの旅 5-1(淵野辺)」
どうも今年は個人的に、JAXAに縁があるようです。

● 灼熱の暑さ
 
2019年の特別公開日は10月5日。
つくばエクスプレスができてから、つくばに行くのが格段に便利になりましたが、今回は友人と待ち合わせる都合上、東京からバスで行きました。

開場時間に行ってめいっぱい満喫しようと思い、当日は5時に起床。
10月なのに猛暑が続いており、起きた時点で(今日も暑いなあ)と感じます。
家を出た6時前にしてもうカンカン照りで、駅まで行く間に汗ばむほどでした。
気温は33度になる予定。うーん、一日中暑そう。水は手放せません。

友と東京駅で落ち合い、日光にじりじりと照らされながら、バスを待ちます。
現地でのパワーを温存するため、バスの中では眠っていきました。

● 宇宙センター到着

つくば駅からJAXA行きのシャトルバスに乗り換えて、宇宙センターに着いたのは9:20。

 
とうとう来ました!

開場40分前にして、すでに大勢の人々が待っています。老若男女、待つ人々に年代の偏りはありません。
入り口前のロケット広場には、最果てなく続くような長い行列ができていました。 


人工衛星打上げ用のH-Ⅱロケット

● 周るコツ
 
開場時間は10時から16時までの6時間。
限られているので、計画的に動くことが大切です。

効率よく周るコツは、やっぱり事前にプランニングしておくこと。
まずは、開場を待つ間、入口でもらったパンフレットをよく読んで、周り方を考えます。
公式サイトの「つくば宇宙センター特別公開」ページからも、当日のスケジュールをチェックできます。


ひときわ目立つ総合開発推進棟

日陰のないアスファルトの上で、ひたすら暑さに耐えながら、開場時間を待つ人々。
列はどんどん長くなっていきます。
あまりの暑さに、JAXAの方々が哀れに思ってくれたのか、10時の開場時間よりも5分ほど早くオープンとなりました。

● その1 整理券ゲット

入場した人々が四方八方に散らばっていく中で、私たちはまずCエリアに向かいました。


C-3棟横の駐車場で、講演会「大西・金井宇宙飛行士が教える宇宙のリアル!」の整理券が配布されるからです。

ただ、ここでも長蛇の列ができており、また延々と待つことに。
行列はずらりと続きますが、なかなかスムーズには進みません。

「配布は一人に一枚」で「全員揃ってから並ばないとダメ」というルールがありましたが、予想外に配布作業に時間がかかっており、手伝いたくなるほど。

ようやく自分の番が回ってきて、14時からの金井宇宙飛行士の講演チケットを手にできた時には、10:45になっていました。
思いのほか時間がかかってしまい、次にC-9に移動して「磁気試験設備ツアー ~磁場がなくなるとどうなる?零磁場(ぜろじば)空間の不思議~」の整理券をもらうつもりでしたが、無理でした。
10:10に配布終了してしまったそうです。

残念~!それにしても、開場して10分ちょっとで締め切りなんて、早すぎ~!
チケットは争奪戦だと感じます。

● JAXA保育園

元来た道を戻って入口に行く途中に、JAXA内の保育園の看板がありました。

 

宇宙飛行士のイラストで、壮大な絵柄になっています。
職員の福利厚生でしょうか。まさに宇宙飛行士のたまご!いえ子ども!

● その2 油井画伯展リターンズ

次は、ロケット広場前に立つE-2棟に入ります。
広報普及室で展示されている「油井画伯展リターンズ」を観ました。

係の人に秘密の合言葉を言うと、缶バッヂがもらえる仕組みになっています。
合言葉をうっかり忘れてしまった私は、友にひそひそと教えてもらい、それをまた、スタッフの方にひそひそ伝えて、なんとかゲットとあいなりました。

ところで、油井画伯といっても、画家ではありません。
宇宙飛行士の油井亀美也さんです。

油井さんの個展と聞いて、さぞかし宇宙感あふれる、素晴らしい絵画が見られるのだろうと思っていましたが…
これ?…え~?

田辺画伯(俳優の田辺誠一氏)に負けるとも劣らぬ作品が並んでいました!
最近「画伯」という言葉を信じられなくなってきた気がします(笑)


     油井画伯「おおいぬ座」 星座じゃなくて犬...?

ご本人がtwitterに上げたことで、人気がでて、展示会も開かれるようになったとのこと。
リターンズ、つまり2回目の開催になるそうです。新作もあるとか!
ここに来たがった友も、間違いなくファンでしょう。

部屋の一角には、ベレー帽をかぶり、絵筆を持って油井画伯フォトプロップスと一緒に撮影できるコーナーがあり、行列ができていました。
やっぱり人気~!

油井飛行士のイメージがガラリと変わりました。
いえ、悪い意味じゃなくて、親しみが持てるようになりました!

● 宇宙兄弟パネル

広報普及の場となっているE-2棟には、『宇宙兄弟』の大きなパネルやポスターが何枚も飾られていました。


ムッタ~!ヒビト~!


顔はめパネルに、はまってきました。

 
兄弟と一緒に宇宙を飛べます

ロマンが広がりますね。
JAXA相模原の最寄りの淵野辺駅には、『宇宙兄弟』と『銀河鉄道999』の大きなポスターがあったことを思い出しました。

● 宇宙飛行士と記念撮影

H-Ⅱロケットの前にオレンジ色の制服姿の飛行士がいたので、列に並んで写真を撮ってもらいました。

Tシャツ1枚でも暑い日なのに、密封された服を着こんでいる中の人はさぞつらいだろうと思います。
「暑いの大変ですが、頑張ってくださいね」とねぎらいの声を掛けたら「ありがとうございます!」とはつらつとした声が中から聞こえてきました。
元気そう。JAXAスタッフはスタミナがないとやっていけないんでしょうね。

● その3 ワークショップ

C-2棟の前の広場ではテントが張られて、その下でワークショップが行われていました。
惑星に見立てた「どろだんご作り」と、宇宙感満載の「サンドアート体験」の2種類。
私たちは、サンドアートをチョイス。

参加費を払ったら、キットとおまけのクリアファイルをもらえました。
「令和」バージョンの、宇宙飛行士クリアフォルダ。かわいい!

  

その場でスタッフに作り方を教えて貰うのかと思いきや、みんな、説明書を見ながら見よう見まねで自分たちで作っています。
どうやらスタッフの数が足りないようでした。圧倒的な人出ですからね...。

● 早めのランチ

まだ11時ですが、食堂で早めのランチにすることに。
お互い、朝が早かったし、正午になったら、大混雑するだろうとの予想です。
ところが11時にして、すでにカフェテリアは大混雑。

なかなか2席並んでの空席が見つからず、席があくのを待って、カウンターに座りました。


左がはやぶさカレー、右がコスモカレー

友は「惑星風はやぶさ2カレー」。小惑星探査機はやぶさの形を模したものです。
いいなあと思いましたが、辛口ルーと聞いて、断念。
甘口の「コスモカレー」にしました。
月や星が型取りされていて、ファンシー。キキララの世界だわ☆彡

ネーミングに引っ掛かりを感じて、友に確認します。
「はやぶさはここじゃなくて、JAXA相模原が担当だよね?」
この前、JAXA相模原を見学した時にしっかり教わりましたからね。

「まあまあ、一番旬だし、同じJAXAだし、そこは目をつぶってもいいんじゃない?」
と言いながら、連れは太陽電池パネルがわりのカツフライを食べていました。

JAXAつくばの人がいいならいいけど…。
まあ、このメニューは職員向けではなく、参加者向けなんでしょう。
それなら、はやぶさメニューがある方が、嬉しいですね。

ふと気がつくと、私たちの背後に席があくのを待っている人がいました。
これからいっそう混んでいく時間帯。
おしゃべりを止めて、せっせとカレーを食べ、急いで席を空けます。

JAXAカレーはおいしかったですが、せわしなくて、ゆっくりできませんでした。
まあ、こんな日は仕方がないでしょう。

● 食後の散歩

食後の散歩ということで、敷地内を歩いてみました。
広々とした、緑豊かな環境です。芝生が多く、川のように大きな池もあります。
お昼時間に、こんな場所を散歩できるなんて、うらやましいなあ。

その2に続きます。

◆ 筑波宇宙センター特別公開 index ◆

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