風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

平原の国ポーランドへ 6-(1) ソポト

2018-10-24 | travel
5日目からの続きです。 

● 充実の朝食

昨晩遅く寝たので、起きてからのんびり過ごして、レストランに行きました。



この日も嬉しい、充実した朝食。



ナッツ類が詰まったボトル。一番右は、はちみつ漬けアーモンド。
長い間漬け込んだようで、よく味が染みて柔らかくなっていました。



ハムとチーズの種類が、日本に比べて充実しています。
やはり酪農国ですね。



いろいろなパンが無造作に入った木箱。
全部味見してみたいけど、ムリだわ~。



クロワッサンがおいしくて、毎朝食べました。

● ダニエルダウン

食事を済ませて、リョコちゃんは大学へ。
今日が学会最終日です。
夕べ、みんな浴びるようにお酒を飲んでいましたが、今朝はちゃんと参加するのかしら。
きっと通常モードに戻っているんでしょうね。

私は13時にダニエルが迎えにくるまで、辺りを散歩しようと思っていました。
ところが、マルヴィナから「突然彼が体調を崩してしまったから、病院に連れて行く」と連絡が入りました。
「こちらのことはいいから、お大事にね」と返します。
そんなわけで、一日フリーになりました。

● ショパン通り

さて、では散歩に出かけますか。
ショパン通りという名前の道を通って、海へ向かってみます。



立派な建物ですが、これは何でしょう?
普通に人が入っていくので、私も続いて潜入してみます。
中に入れば、何の建物かわかるだろうと思いましたが、小さな小部屋がいくつかあるだけで、わかりませんでした。
公民館かな?


重厚な入り口。入ってみたくなりますよね。


後日、ダニエルに聞いたら「市役所だよ」とのこと。
それで立派な造りなんですね。

● 鳥の楽園

ショパン通りには、彼の名のついた宿もありますが、この町にショパンが来たのかはわかりません。
ピチピチと鳥たちのさえずり声がして、頭上の建物を見上げました。



窓のところに餌箱が設けてあり、鳥がたくさん集まって来ています。
鳥のパラダイス。見ている私もパラダイス。
窓も少し開いているので、小鳥が中に入ってきたりもするんでしょうね。
ああ、パラダイス。



近くには、エデン・ホテルがありました。
楽園ホテルなんて素敵な名前。パラダイスばかりです。



● 辻占い師

遊歩道を歩いていると、向こうから歩いてきた女性が、突然ハッと何かに気づいた様子で、道沿いのベンチに走り寄りました。
そしてそこに座っていた女性と向き合って、なにか話し始めました。



友だちを見つけたのかな?と思いましたが、和気あいあいとしていないし、2人の年齢は親子ほど違います。
すれ違いざまに見たテーブルには「Wrozby z kart」(oとzはポーランド文字)と書かれた赤い紙がありました。
おそらくkartはカードのこと。
トランプ占い師に見てもらっているのでしょう。

日本の街角には、手相占い師ならいますが、トランプ占い師はいませんね~。

● レイニービーチ

浜辺に出ましたが、あいにくの小雨が降りはじめました。
雨自体は大したことはありませんが、風が強いため、傘をさしていてもしっとりと濡れてしまいます。



白鳥たちは海に浮かんでいます。
雨の砂浜に足を踏み入れると、靴が砂だらけになるので、遠くから眺めました。
この日の海辺は、前日とは打って変わって荒涼としており、もの悲しい気持ちになります。



● 聖ゲオルギウス教会

海風を受けて立っていたら、寒くなってきました。
帰りの道すがら、雨宿りを兼ねて、ホテル向かいの聖ゲオルギウス教会の中へ。



いつでもここは人が少なく、静か。



雨風はしのげますが、天井の高い石造りの聖堂は、中も冷え冷えとしていました。

● ホテル レジデント

すっかり身体が冷えてしまったので、ホテルに戻ります。



そういえば、滞在ホテルの名前を書いていませんでした。
ホテル レジデント ソポト(Hotel Rezydent Sopot)です。

● 琥珀のお誘い

大学にいるリョコちゃんから「もうすぐ終わるので、ダニエルがいないのなら、みんなとグダンスクに琥珀を買いに行こう」と誘ってもらいました。
学会後に出向いてショッピングをし、夕食もとる予定だとのこと。
学会参加の皆さんは、まだ日中にグダンスクの町を観光していないのです。

そこで、学会の終了を待ちますが、寒い日に外を散歩したせいか、なんだかおなかの調子がいまひとつ。
ホテルの部屋で横になって待っているうちに、うたた寝していました。

● 私もダウン

リョコちゃんからの連絡で、目を覚ましましたが、おなかの冷えは収まらず、先ほどよりも腹痛を感じていました。
この体調でグダンスクまで出て、冷え込む石畳の道を歩き周るのはちょっときついかも。
そこで、せっかくですがみんなとジョインするのはやめて、この日はおとなしく過ごすことに決めました。

● ホテルを探検

暖かくしてしばらく安静に過ごしていたら、冷えが治まってきたので、ホテルの中を散策してみます。
ホテルは、部屋がぐるりと四角く配置されており、中央は吹き抜けになっています。
下をのぞくと、朝食をとるレストランでした。


映画のセットのようなレストラン



ホテル探検中


客室ドアの横にこんな椅子とテーブルが置かれていたりする、贅沢なゆとりある空間です。



まるで、時が止まった貴族の館のようです。



部屋の中はカーペットオンカーペット。どのドアも大きく重厚です。



● ホテルのメイドさん

散策中に、メイドさんに遭遇しました。
膝下裾の黒い服にフリルエプロン。
まさにメイド!という格好です。
わー、本物!? ついつい目で追ってしまうと、私の視線に気づいて、にっこり微笑みをくれました。


メイドさん


貴族の館のような建物に、しっくり合っています。
客室清掃係の人でした。
こういう人たちが、毎朝ベッドメイキングをしてくれているなんて、萌えるわ~(笑)。

その2に続きます。


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